65歳、「定年退職」を機に何か習い事を始めようと思います。老後を豊かにするような「シニア」におすすめの習い事はありますか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月23日 9時30分
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65歳の定年を機に退職し、悠々自適な老後を満喫したいと考える方は少なくないでしょう。現役時代と違って自由に使える時間が増えるため、新しい習い事や趣味を開拓する方も多いのではないでしょうか。習い事や新しい趣味は人生を豊かにし、認知症や体力低下の防止にも役立ちます。 今回は、老後の生活を豊かにする習い事や、新しく物事を始めるときのポイントについて解説します。
老後の生活を豊かにする習い事を紹介
定年退職後は一切の仕事がなくなるため、自分のためにすべての時間を使えます。時間がなくて長い間できなかった趣味や習い事にチャレンジする絶好の機会です。趣味嗜好は人によって異なるため、一概に「これ」といえるものはありませんが、なかでも老後におすすめなのは以下の習い事です。
編み物
手編みセーターや自作の小銭入れといった編み物は、時間にゆとりがあるときにしかできません。老後は自宅で過ごす時間も多くなるため、編み物を習い事にしてたくさんの作品を作ってみるのもよいでしょう。最初のうちは満足いく作品を作れないかもしれません。
しかし、作業に慣れてそれなりの品ができるようになれば、フリーマーケットやインターネットで販売し、臨時収入にすることも可能です。
音楽
老後の趣味で音楽を始める方は珍しくありません。1人でピアノを始めるのも、音楽好きのコミュニティに参加して楽しく演奏するのもよいでしょう。
初めて楽器に触る方や、そもそも音楽に取り組むこと自体が初めてといった方は、音楽教室に通うことで上達が早くなります。演奏会を公民館やホールの一室で開催している地域も多いため、参加することで達成感や趣味を共有する楽しさを体感できるでしょう。
陶芸
目の前の作業に黙々と打ち込むのが向いている方は陶芸をおすすめします。陶芸はろくろや焼き窯など専用の設備がないと作れないため、習い事でないと始められない趣味です。目の前の作業に集中し、時間をかけて1つの作品を作ることに大きな達成感を得られるでしょう。できあがった作品を自宅の料理やお酒に使えるのも陶芸のよさです。
定年後に習い事を始めるときのポイント
ここからは、老後に習い事を始める際、気をつけておくべきポイントを解説します。定年後は現役時代と違って体力や経済力が低下しているため、周囲の人のお世話にならなければならないときも多々あります。日々の生活に習い事を取り入れる際は、以下のポイントをおさえましょう。
ライフスタイルに合っているか
習い事や趣味は、体力の維持・脳の活性化・充実感に効果的な取り組みです。ただし、得られるメリットだけに注目するのではなく、自分の趣味嗜好に合ったものも選びましょう。
例えば「サラリーマン時代にできなかった畑仕事を始めてみたい」「もともと運動が得意だったからジムに通おう」など、自分の希望を第一に考えることが、真の充実感につながります。
個人の生きがいは、達成感や上達の度合い、周囲とのコミュニケーション、没頭する楽しさなど人によって異なるものです。自分の希望とライフスタイルを優先して、最適な習い事を見つけましょう。
家族に迷惑がかからない
習い事のために遠方まで通う必要があると、加齢とともに家族の送迎が必要になるかもしれません。家族の状況次第では、通えなくなる可能性もあります。やっとの思いで始めた習い事を辞めなければならないのは、本人はもとより家族にとっても心苦しいことです。
習い事を始めるときは、歩いて通える・送迎バスがついているなど、ある程度年を取っても通えるエリアのものに限定するとよいでしょう。
収支バランスが適切
退職後に再就職しない場合は、老後を退職金・年金・貯蓄のなかからやりくりする必要があります。習い事はレッスン代や交通費など、毎月の固定費がかかるものです。また、道具をそろえたりレッスン仲間と食事に行ったりするお金も必要でしょう。
習い事を始める際は家計の収支バランスを考慮したうえで、無理のない範囲にとどめる必要があります。
習い事を始めて充実した老後を過ごそう
老後をゆっくり過ごすのもよいですが、新しい習い事や趣味を始めてアクティブに過ごすのもおすすめです。老後は自分の好きなことだけに打ち込めるため、これまで仕事や育児で時間を取れなかった分を取り返す絶好の機会といえます。
必ずしも習い事をしなければならないわけではありませんが、新しいことにチャレンジすることは、達成感や充実感を得られるまたとないチャンスです。老後の人生を豊かにするなら、習い事を始めるとよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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