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「サバ」vs「サケ」魚を手軽に食べるなら、“コスパ”がいいのはどっち? 栄養面もあわせて比較

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月24日 4時30分

「サバ」vs「サケ」魚を手軽に食べるなら、“コスパ”がいいのはどっち? 栄養面もあわせて比較

スーパーで通年売られていて、値段的にも手にしやすい魚といえば「サバ」や「サケ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。そんな身近なサバとサケですが、コスパや栄養面の違いに注目したことがある人はあまりいないかもしれません。   そこで本記事では「サバ」と「サケ」のそれぞれの価格や栄養面についての比較を行うとともに、おすすめの食べ方まで解説します。

そもそも魚を食べる頻度はどのくらい?

まずは魚を食べる頻度から見ていきましょう。多様なデータをもとに課題を解決するCCCマーケティング総研の調査によると、魚(魚介類)を食べる頻度は図表1の通りとなっています。
 
図表1

魚(魚介類)を食べる頻度 割合
ほぼ毎日 4.0%
週に4~5回 9.8%
週に2~3回 41.4%
週に1回 25.7%
1ヶ月に2~3日 11.7%
1ヶ月に1回以下 6.1%
まったく食べない 1.3%

CCCマーケティング総研 価格が上昇すると食べる頻度が減る?より筆者作成
 
週に2~3回魚を食べている人が全体の4割を占めており、週に1回以上は魚を食べる人が多くなっています。とはいえ、魚を食べる頻度が1ヶ月に2~3回や1ヶ月に1回以下の割合も少なくないことも、このデータから読み取れるでしょう。
 

「サバ」と「サケ」のそれぞれの価格や栄養面を比較

「サバ」と「サケ」のどちらのほうがコスパがいいのか、栄養がそれぞれどのように異なるのかを比較してみましょう。
 

「サバ」と「サケ」のどちらのほうがコスパがいいの?

東京都中央卸売市場の市場統計情報によると、2024年4月の1kgあたりの平均価格は、サバが「522円」、銀サケが「1442円」となっています。この価格から分かるように、サバのほうがかなりコスパがよく、その差は約920円にもなっています。
 
なお、1年前の2023年4月時点と比較するとサバは「562円」、銀サケは「1290円」となっています。その年の魚の漁獲量などによって価格に変動はあることも押さえておくとよいでしょう。
 

「サバ」と「サケ」の栄養素の違いとは?

まず「サバ」の栄養についてみていきましょう。今回はマサバ(生)と銀サケ(生・養殖)と仮定していくつかの栄養素の含有量の違いを比較します。文部科学省の日本食品標準成分表2024年によると、サバと銀サケの栄養素の違いは図表2の通りです。
 
図表2

マサバ
(可食部100g当たりの含有量)
銀サケ
(可食部100g当たりの含有量)
タンパク質 20.6g 19.6g
カリウム 330mg 300mg
ビタミンD 5.1μg 15.0μg

文部科学省 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年より筆者作成
 
サバとサケではそれぞれの成分が異なるものの、両方とも健康に良い成分が含まれています。
 
筋肉や臓器などをつくる材料として欠かせない重要な成分の一つであるたんぱく質が豊富に含まれているほか、細胞を正常に保つために塩分調整や神経伝達といった役割を担うカリウム、骨の強度を上げる効果があるビタミンDといった重要な成分を、魚を食べることで吸収できるのです。魚を取り入れたバランスのいい食事を目指しましょう。
 

「サバ」と「サケ」のそれぞれのおすすめの食べ方

続いて「サバ」と「サケ」のおすすめの食べ方です。まずサバから見ていきましょう。定番の食べ方としては、「サバの塩焼き」「サバのみそ煮」でしょう。脂ののりがよく、ふっくらとした身のサバは、さまざまな調理方法で楽しめます。焼いても、煮ても美味しく味わえるため、工夫次第でレパートリーが増やせます。
 
「サケ」についてもサバと同様、どんな料理にも相性が抜群です。サケは骨が少なく、臭みもあまり感じないため、小さなお子さんから高齢の方まで幅広い世代から好まれています。
 
鮭といえば「焼き鮭」を朝食などの定番として思い浮かべる人もいるでしょう。ほかにも、「サケのムニエル」や「ホイル焼き」「サーモンフライ」「炊き込みご飯」など、サケもさまざまな調理方法で楽しむことができます。
 

サバとサケではサバのほうがコスパはいい! さまざまなアレンジで食事に取り入れてみよう

今回はサバとサケのコスパと栄養面について解説しました。サバとサケを2024年4月時点の東京卸売市場価格で比較すると、1㎏で約920円、サバのほうが安くなっています。ただし、時期や漁獲量によって変わる可能性があることも押さえておきましょう。
 
一方、栄養素はそれぞれで異なるものの、体にいい成分がそれぞれ含まれています。どちらも基本的にはどんな調理方法でも美味しくいただけるため、健康のためにも取り入れていくとよいでしょう。
 

出典

東京都中央卸売市場 市場別品目一覧表(市場別・部類別・品目別取扱高)
文部科学省 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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