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同居人が「自炊より安い」と、スーパーで毎日350円の「おつとめ品」の弁当を買ってきます。 絶対“自炊”の方が安上がりですよね…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月24日 5時0分

同居人が「自炊より安い」と、スーパーで毎日350円の「おつとめ品」の弁当を買ってきます。 絶対“自炊”の方が安上がりですよね…?

同居人が毎日スーパーで350円の「おつとめ品」の幕の内弁当を購入していることに、疑問を感じる人もいるでしょう。手軽で便利ではあるものの、2人分で1食700円は本当にお得なのでしょうか?   本記事では、最初に「2人で1食700円は高いのかどうか」を解説した後、FPの視点から食費節約のポイントについて説明していきます。

品目多めの幕の内弁当。2人で1食700円は高い? 安い?

スーパーの幕の内弁当が「おつとめ品」として350円で売られていた場合、魅力的な価格に感じる人は多いかもしれません。しかし、2人分で1食700円が本当にお得なのかどうかを検証する必要があります。
 
まず、食材のコストを考えてみましょう。自炊で幕の内弁当と同じような品目をそろえるには、肉や魚、卵、野菜、ご飯などの食材を購入する必要があります。
 
総務省の家計調査報告(2024年5月分)によると、2人以上世帯の月平均の食費として、肉類は8297円、魚介類は5833円、卵993円、野菜・海藻9680円、米1894円です。合計で月2万6697円、一日あたり890円、1食あたり297円となります。
 
あくまでも一例ではありますが、1食700円の幕の内弁当よりも、自炊のほうがお得になる可能性が高いといえます。特に2人暮らしの場合、食材を効率的に活用することで節約しやすいでしょう。
 

FPおすすめの2人暮らしの食費節約のポイント

2人暮らしの食費を効率的に節約するには、いくつかポイントを押さえることが大切です。
 
まずは食材のまとめ買いを心がけましょう。特売日やセールを利用し、必要な食材を一度に購入することで単価を抑えられます。
 
また、購入した食材を無駄にしないために、冷凍保存や作り置きを活用しましょう。例えば、肉や魚は小分けにして冷凍し、野菜は下ごしらえしてから冷凍することで、長期的な保存が可能になります。
 
ほかにも、毎週のメニューを事前に計画することで無駄な買い物を減らし、食材を効率的に使いやすくなります。バランスの取れた食事を心がけることにより、健康面のメリットも期待できます。
 
余った食材の活用も大切です。例えば、前日の残り物を翌日のランチにアレンジしたり、余った野菜をスープや炒め物に使ったりと、工夫次第で無駄なく食材を使い切れます。
 
最後に、家計簿の作成もおすすめです。家計簿に日々の支出を記録することで、「どれだけ食費がかかっているのか」を客観的に把握できます。スマートフォン用の家計簿アプリもあるので試してみてください。
 
これらのポイントを意識することで、2人暮らしの食費を効率的に節約できるでしょう。
 

まとめ

本記事では、「おつとめ品」の幕の内弁当と自炊のコストを比較したうえで、食費節約のポイントを紹介しました。結論としては、自炊のほうがお得になる可能性は高いでしょう。
 
また、おつとめ品はその名の通り「おつとめ」の食品で保存が効かないため、毎日スーパーに通う必要があるなどの、目には見えない「時間的なコスト」が発生することも考慮しなければなりません。スーパーに足を運ぶ回数が増えればお菓子などの誘惑に負けてしまい、結果的に余計な買い物をしてしまうリスクも高まります。
 
これらを考えると「おつとめ品」はあくまで忙しい時などの選択肢の1つとして活用し、基本は「自炊」にすることがおすすめです。そのほか、まとめ買いや食材管理、メニューの計画、余った食材の活用、家計簿作成によって食費を節約しやすくなるので心がけましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査報告 2024年(令和6年)5月分
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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