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エアコンが高いので「サーキュレーター」を一緒に使って節約しています。“24時間つけっぱなし”にすると1ヶ月でいくら節約できますか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月26日 2時20分

エアコンが高いので「サーキュレーター」を一緒に使って節約しています。“24時間つけっぱなし”にすると1ヶ月でいくら節約できますか?

物価の高騰が著しい昨今、家計の見直しや節約を図る機会は多くなっているでしょう。月々の生活費の中でも、気温の変化にともなって見逃せないほどの割合を占めてしまうのが電気代です。特に、エアコンの電気代を極力節約したいと考える方は少なくありません。   そこで、本記事ではエアコンとサーキュレーターを併用した場合の電気代の節約について、サーキュレーターを使用しない場合と比較して解説していきます。実際に節約できる金額の目安が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

サーキュレーターとは

サーキュレーターは直線的な風を送る家電で、いわゆる送風機のひとつです。室内の空気循環や室温を均一に保つ目的で使用されることが多いようです。
 
サーキュレーターの利用目的は空気の循環であり、空間に向けて使用することを想定しているので、遠くまで届く強い風が出てきます。夏は冷風、冬は温風を循環させて換気にも使えることから、季節を問わずに1年中利用できます。
 
サーキュレーターと似た家電に扇風機がありますが、発生する風の質や利用目的が異なります。扇風機は、身体に風を当てることで涼むことを目的としている家電のため、使用するのは基本的に夏のみです。身体に優しくて強すぎない風を広範囲に発生させる都合上、風が届く距離は短めです。
 

エアコンのみの場合とエアコンとサーキュレーターを併用した場合の電気代比較

サーキュレーターで室内の空気を循環させて室温を均一にすることで、エアコンの設定温度を必要以上に上下させなくても快適に過ごせるようになる効果が期待できます。加えて、エアコンの消費電力を抑えられる可能性があるため、電気代の節約にもつながるでしょう。
 
エアコンの電気代は外気温や室内環境、機種ごとの消費電力によっても異なりますが、例えば冷房の消費電力が425ワットのエアコンを24時間使用した場合の電気代は約316円です。1ヶ月を30日とした場合、月の電気代は約9480円になります。
 
対して、エアコンとサーキュレーターを併用し、冷房の設定温度を1度上げた場合、環境省によると消費電力量は約13%削減されるとのことです。この場合のエアコンの電気代は24時間で275円ほど、1ヶ月ではおよそ8250円となります。
 
一般的なサーキュレーターの消費電力は20~30ワットとのことなので、仮に25ワットのサーキュレーターを24時間併用したとしても、月に570円ほどの電気代しかかからず、1ヶ月の電気代を660円ほど節約できることになります。
 
なお、電力料金単価は1キロワットアワーあたり31円として計算しています。
 
サーキュレーターを併用した場合の室温次第では、エアコンの設定温度を2度以上上げることも可能かもしれません。その場合、上記以上の節約効果が期待できます。
 

効果的なサーキュレーターの活用方法

エアコンの電気代を抑えながら室温を快適に保つためには、サーキュレーターの効果的な使用が必要不可欠です。
 
冷たい空気は部屋の下部にたまるため、冷房利用時のエアコンの風向きは水平がおすすめです。空気を循環させるために、サーキュレーターは天井に向けてまわしましょう。
 
ポイントはエアコンに背を向ける形で設置しつつ、冷風の通り道にサーキュレーターの風を当てることです。冷風を部屋の上部に送ることで、効果的かつ均一に部屋の温度や体感温度を下げられるでしょう。
 
一方、暖かい空気は部屋の上部にたまる性質があるため、暖房利用時にはエアコンの風向きを下向きに設定するのがおすすめです。エアコンを下向きに送風しても、時間が経過すると暖かい空気は部屋の上部にたまります。
 
そこで、冷房時と同様にサーキュレーターを天井に向けて送風することで暖かい空気を循環させ、室温と体感温度を上げることができます。体感温度が上がれば暖房の設定温度を下げられる可能性があるため、節約につながるでしょう。
 
冷房時はエアコンから流れる冷たい空気、暖房時は部屋の上部にたまる暖かい空気にサーキュレーターの風を当て、空気を循環させるイメージで使用するとよいでしょう。
 

エアコンとサーキュレーターの併用で電気代を節約しよう

この記事の試算では、エアコンとサーキュレーターを併用して冷房の設定温度を1度上げるだけで、月の電気代を660円節約できる可能性があることが分かりました。2度以上上げられれば、660円以上の節約も可能かもしれません。
 
サーキュレーターを併用することで同時に設定温度の見直しを図れるため、結果的に電気代の節約につながるでしょう。
 

出典

環境省 家庭部門のCO2排出実態統計調査 庭のエネルギー事情を知る エアコンの使い方について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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