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夏バテで毎日「蕎麦」ばかり食べています。体重が2kg減りましたが、栄養的には「白米」のほうが良いでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月27日 2時20分

夏バテで毎日「蕎麦」ばかり食べています。体重が2kg減りましたが、栄養的には「白米」のほうが良いでしょうか?

夏本番となり、暑い日が続いて「夏バテで食欲がない」という人も多いのではないでしょうか。そんな時は温かい白米よりも蕎麦のほうが食べやすいと、つい蕎麦ばかり食べてしまう場合もあるかもしれません。   今回は食べやすい蕎麦ばかり食べていたところ体重が減少してしまったため、栄養面を考えて白米にしたほうがいいのかと悩む人からのご相談です。   本記事では白米と蕎麦の栄養比較、食費はどっちが安いか、また蕎麦ばかり食べ続けるときの注意点などを解説します。

蕎麦と白米の栄養比較

白米100gに含まれるたんぱく質は2.5g、脂質0.3gに対して、蕎麦はたんぱく質が4.8g、脂質1.0gとなっています。また食物繊維も蕎麦のほうが白米よりも多く含まれており、ポリフェノールの一種であるルチン、その他ビタミンやミネラルも多く含まれています。
 
また100gあたりのエネルギーは白米が156kcal、蕎麦が130kcalと蕎麦のほうが低カロリーであり、蕎麦は低カロリー高たんぱく質のダイエットにも適した食材とも言えます。
 

蕎麦と白米のコスパを徹底比較

筆者が某スーパーマーケットで調査したところ、白米(コシヒカリ)5キロが税込み2138円で販売されており、100g当たり約43円でした。
 
一方で同じスーパーマーケットで蕎麦(生タイプ)は100g当たり約50円で販売されていました。さらに蕎麦を食べるときは蕎麦つゆを使用します。蕎麦つゆは1人前(300g)98円で販売されていました。
 
仮に同じ100gの場合、白米は43円、蕎麦はつゆと合わせて148円かかり、1食当たりの差額は107円となります。1日に3食食べると仮定すると、1日で約300円、1ヶ月で約9000円、夏の3ヶ月間で約2万7000円の差となります。
 
栄養面で蕎麦は白米よりも優れていますが、1食の値段は白米のほうが安いです。
 
ただし100gの蕎麦と100gのお米自体の価格に大きな差はなく、蕎麦つゆの有無がコストの差になっていますし、1食の値段としては、蕎麦でも十分に安いのではないでしょうか。
 

蕎麦だけを食べ続ける場合の注意点はある?

仮に毎日3食の主食を蕎麦に変えた場合、注意すべきは塩分の取りすぎです。蕎麦を食べるときはつゆを使用することが多いので、蕎麦の食べ過ぎは塩分のとりすぎにつながります。
 
蕎麦は白米よりも高たんぱく質ですが、栄養素の多くは炭水化物です。食欲がないからと食べやすい蕎麦だけを食べていると栄養に偏りがあるので、副菜やトッピングで栄養バランスを整えることも大事です。
 
また蕎麦が食べやすいからといって、あまり咀嚼せずにつるつると流し込むように食べてしまうと消化不良による胃もたれになってしまう可能性もあります。
 

まとめ

蕎麦は白米よりも低カロリーで高たんぱく質、ビタミンやミネラルなども多く入っていて栄養価は高いです。1食の値段はつゆを使わない白米のほうが安いですが、蕎麦も1食150円程度なので、夏バテによる食欲不振の際は蕎麦を食事に取り入れれば、家計にも身体にも優しい効果がありそうです。
 

出典

文部科学省 食品成分データベース
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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