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年収「600万円」の30代会社員です。私の収入は同年代の中では「上位何%」でしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月28日 1時50分

年収「600万円」の30代会社員です。私の収入は同年代の中では「上位何%」でしょうか?

労働者として会社に勤めていると、現在の給与や待遇に不満を抱くケースは珍しくありません。周囲の人よりもたくさんもらっている場合は不満になりにくいですが、平均以下なら転職や副業を検討する目安にもなりえます。そのため、今自分がどれくらいの位置にいるのか気になる方も多いでしょう。   今回は、30代で年収600万円の給与所得者が、全体の上位何%かについて解説します。

年収600万円の給与所得者はどれくらいいる?

国税庁が実施する「民間給与実態統計調査結果」による、令和4年度の給与階級別給与所得者数・構成割合は、表1の通りです。
 
表1

区分 割合(%)
100万円以下 7.8%
100万円超 200万円以下 12.7%
200万円超 300万円以下 14.1%
300万円超 400万円以下 16.5%
400万円超 500万円以下 15.3%
500万円超 600万円以下 10.9%
600万円超 700万円以下 6.9%
700万円超 800万円以下 4.8%
800万円超 900万円以下 3.3%
900万円超 1,000万円以下 2.2%
1,000万円超 1,500万円以下 4.0%
1,500万円超 2,000万円以下 0.8%
2,000万円超 2,500万円以下 0.3%
2,500万円超 0.3%

筆者作成
 
令和4年度における年収600万円〜700万円の給与所得者の割合は6.9%でした。また、年収600万円未満の割合は77.3%であったことから、年収600万円以上の給与所得者は上位22.7%に入っていると分かります。
 
また、年収600万円以上の給与所得者のうち、年収600万円の割合は約30%です。このことから、年収600万円は全所得者のなかでも高水準に位置していることが分かります。
 

30代で年収600万円は平均以上

同資料によると、30歳〜34歳の平均給与は425万円で、35歳〜39歳の平均給与は462万円でした。また平均年収600万円以上は、40歳以上の男性所得者の数値と同等であるため、およそ10年以上先の給与水準を獲得しているといえるでしょう。なお給与所得者全体の平均年収は男性で563万円、女性で314万円、全体で458万円です。
 

年収600万円は勤続年数15年〜24年以上に相当する

同資料における勤続年数別の平均給与によると、年収600万円を突破する勤続年数は平均で24年以上かかるとされています。なお、男性の場合は15年以上で突破するケースが多いようです。
 

年収600万円でも生活に余裕があるとは限らない

年収600万円あれば生活に大きな余裕があるように思いますが、実際の手取り額はおよそ400万円〜500万円程度といわれます。
 
その金額を高いと感じるか、低いと感じるかは個人の感じ方次第ですが、年収600万円であっても家計管理は必要といえるでしょう。生活水準を上げるには、手取りだけでなく、自分のお金の使い方を見直すことも重要だといえます。
 

30代で年収600万円は上位に入る

全国の給与所得者のうちでも、年収600万円は高い方に分類されます。全体の平均給与が458万円、男性でも563万円であるため、30代という若い年齢から年収600万円を達成するのは簡単なことではありません。
 
しかし年収が600万円あっても、収支バランスがとれていなければ生活に余裕を感じられない場合があります。そのときは家計の見直しなどの工夫も必要になります。
 

出典

国税庁 民間給与実態統計調査
国税庁 No.2260 所得税の税率
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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