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習い事にかける費用が減っていると聞きました。小1の子どもに習い事をさせるべきか悩んでいます。

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月28日 1時50分

習い事にかける費用が減っていると聞きました。小1の子どもに習い事をさせるべきか悩んでいます。

子どもが習い事をしたいといったとき、気になるのが習い事の費用です。本記事では、習い事にかける費用の推移を10年前までさかのぼって紹介するとともに、子どもに習い事をさせている人の割合を紹介します。   習い事のメリットとデメリットも紹介するため、子どもに習い事をさせるか迷っている方は参考にしてください。

習い事にかける費用の推移

本項では、習い事にかける費用の推移を紹介します。総務省統計局の「家計調査(家計収支編)時系列データ(二人以上の世帯)」をもとに、二人以上世帯が月謝にかける費用の推移を図表1にまとめました。今回は、各年代の1月の月謝費用を採用しています。
 
図表1

2024年1月 2661円
2023年1月 2717円
2022年1月 2325円
2021年1月 2473円
2020年1月 2959円
2019年1月 2974円
2018年1月 3183円
2017年1月 2990円
2016年1月 3152円
2015年1月 3067円

総務省統計局「家計調査(家計収支編)時系列データ(二人以上の世帯)1. 品目分類:支出金額・名目増減率・実質増減率(月・年) 月 小分類まで」をもとに筆者作成
 
毎月の月謝の金額は、10年前と比較すると現在400円ほど低くなっています。大きく下がってはいませんが、徐々に習い事にお金をかける人が減ってきているとも考えられるでしょう。
 

子どもに習い事をさせる人は増えている

ここでは、子どもに習い事をさせている人がどのくらいの割合いるのかを紹介します。
 
アクサダイレクト生命保険株式会社が継続的に行っている「第8回 子どものおけいこ事に関する調査」(調査時期:2022年2月、調査対象:0~9歳までの子どもを持つ25~44歳の母親2080人)をもとに、子どもに習い事をさせている親の割合の推移を図表2にまとめました。
 
図表2

2022年2月 55.9%
2020年11月 51.2%
2019年3月 53.0%
2018年2月 54.0%
2017年2月 55.5%
2016年2月 52.2%
2015年1月 48.8%
2013年10月 47.6%

アクサダイレクト生命保険株式会社「第8回 子どものおけいこ事に関する調査」をもとに筆者作成
 
毎月の月謝の金額は減っていますが、子どもに習い事をさせる人はむしろ増えているようです。2013年には47.6%だったのが、2022年には55.9%と約8%上昇しています。
 

子どもに習い事をさせるメリット

本項では、子どもに習い事をさせる主なメリットを2つ紹介します。
 

コミュニケーション能力が身につく

習い事をすると年齢が同じくらいの友だちだけではなく、先生やコーチなどの大人と関わる機会も増えるため、コミュニケーションの取り方やあいさつなどを学ぶ機会にもなります。子どもが通っている保育園や幼稚園、小学校以外に友だちができるのもメリットの一つといえるでしょう。
 
友だちと協力して行う習い事であれば、協調性も身につきます。同じ年齢の子ども同士だけではなく、さまざまな年齢の子どもと関われる習い事では、年上の子や年下の子との接し方も身につくでしょう。
 

目標を達成して自信がつく

習い事を通じて目標を達成すると、子どもの自信にもつながります。例えば、スイミングスクールでは泳ぎのレベルによってコースが設定されています。目標を達成していくことでコースのレベルが上がり、達成感を得られるでしょう。
 
レベルが上がれば、より挑戦したい気持ちも生まれてくる可能性があります。子どものころから少しずつ達成感を味わうことで、成長してからもさまざまなことに挑戦できるようになるでしょう。
 

子どもに習い事をさせるデメリット

本項では、子どもに習い事をさせる主なデメリットを2つ紹介します。
 

時間と費用の負担が大きくなる

子どもの習い事のなかには、送迎や練習中の見守りが必要な場合もあり、習い事がある日は親の時間も取られてしまいます。共働きの場合は、仕事の時間と調整しなければなりません。
 
子どもに習い事をさせるときは、時間や費用面の負担がどのくらいになるかを確認し、家庭内の大きな負担にならないと判断した場合に利用しましょう。
 

子どもの自由な時間が減る

習い事を始めると、子ども自身の自由な時間が減ります。自宅で過ごす時間や友だちと遊ぶ時間が習い事に割かれるため、習い事の種類や頻度によっては子どものストレスになるかもしれません。まずは、複数の習い事の体験会に参加してみて、子どもに選んでもらうのもよいでしょう。
 

子どもの習い事は時間と費用の負担などを考えて決めよう

習い事にかける費用は減っている一方で、子どもに習い事をさせている家庭は増えていることが分かりました。
 
習い事は費用や時間の負担がありますが、子どもにとっては新しい経験ができるうえに、コミュニケーション能力を高められるメリットがあります。子どもに習い事をさせるか迷っている方は、メリットデメリットを比較して決めましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査(家計収支編) 時系列データ(二人以上の世帯)
アクサダイレクト生命保険株式会社 第8回子どものおけいこ事に関する調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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