友人が投資で「トウモロコシ」を買っているそうです。トウモロコシを買うことが投資になるのですか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月28日 1時20分
![友人が投資で「トウモロコシ」を買っているそうです。トウモロコシを買うことが投資になるのですか?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_312175_0-small.jpg)
金融商品といえば、株式や投資信託などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。金融商品にはさまざまな種類があり、なかにはトウモロコシや大豆といった一般の方には投資対象として聞きなじみのない商品も存在します。 投資のスタイルは人それぞれですが、トウモロコシに投資しているなら「先物取引」、または「ETF」を通じたコモディティ投資を行っている可能性があります。 そこで本記事では、トウモロコシを始めとしたコモディティ投資について解説します。
トウモロコシには投資商品がある
今回のケースであれば、友人が買っているのは外国籍ETFである「WisdomTreeとうもろこし上場投資信託」または「トウモロコシ先物取引」だと予想されます。日本ではあまりなじみのない投資商品ですが、トウモロコシや大豆といった実物商品は「コモディティ」といい、金やプラチナと同等に取り扱われている金融商品です。
トウモロコシ投資の始め方
トウモロコシの先物やETFを買うには、上場株式を買うように証券会社を仲介する必要があります。そのため投資を開始するには、証券口座を開かなければなりません。なお、トウモロコシ先物取引は国内証券で取り扱っている先物商品の一つですが、ETFの場合は外国籍ETFであるため、形式としては外国株式を購入するのとほとんど同じです。
ただし、トウモロコシや大豆といった穀物系のコモディティ商品は、証券会社によって取り扱いしている場合としていない場合があります。もしETFや先物の購入を考えているのであれば、取り扱いのある証券口座を開設するようにしましょう。あるいは、先物取引のみを考えている場合には、商品先物取引業者で口座開設するのも一つの方法です。
コモディティ投資とは
今回のケースのように、トウモロコシや大豆といった実物商品に対して行う投資のことを「コモディティ投資」といいます。コモディティ投資の対象商品は、主に以下の通りです。
●トウモロコシ
●大豆
●小麦
●石油
●天然ガス
●金・銀
●プラチナ
など
コモディティ投資の代表格といえば、「金」が挙げられます。金は「守りの資産」いわれており、コモディティ投資は知らなくても金投資なら知っているといった方は珍しくありません。日本では現物資産として金を購入する方も多いため、国内においては、穀物などへの投資よりも、金やプラチナといった貴金属投資が主流といえるでしょう。
コモディティ投資のメリット・デメリット
ここからは、コモディティ投資のメリットとデメリットについて解説します。トウモロコシや金といった金融商品の購入を検討している方は、以下の点に留意してください。
メリット:インフレに強い
昨今は物価高により、毎日の生活が苦しくなっている方も珍しくありません。これは石油や天然ガスといった、エネルギー関連の値上がりが原因の一つといわれています。しかし一方で、石油や天然ガスに投資をしている人は、価格の高騰により大きな利益を得ているのです。
コモディティは実物投資であるため、対象のモノが値上がりするとその分利益が増えます。例えば、スーパーでトウモロコシの価格が高騰すると家計にとっては負担になりますが、トウモロコシを既に買っているなら、値上がりした分がお得です。このように、物価が高くなるインフレ局面においてはコモディティ投資が強いといわれます。
デメリット:利益は値上がり分だけ
コモディティ投資には、配当がありません。利益は売却時の差額のみのキャピタルゲインなため、保有しているだけで利益が生まれるとはかぎらないのです。これはコモディティ投資全般にいえることで、投資する際の着眼点は株式投資と異なります。保有中の配当で利益を狙うなら、高配当株式へ投資したほうがよいでしょう。
投資リスクマネジメントに基づいて行おう
コモディティ投資にかぎらず、投資商品に自己資金を投じるのには一定のリスクが生じます。すべての人に共通していえることですが、値上がりしそうな銘柄に資金を投じたからといって、絶対に上がる保証はなく、下がったときについても想定しておかなくてはなりません。
むやみに投資資金の割合を増やすと、値下がりしたときの金銭的ダメージも比例して大きくなります。投資をする際は、許容できる損失の範囲を決めたうえで、慎重に銘柄を判断しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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