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電気代節約のために冷房を「弱」にしています。逆に電気代が高くなるよと言われたのですが、本当ですか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月26日 22時30分

電気代節約のために冷房を「弱」にしています。逆に電気代が高くなるよと言われたのですが、本当ですか?

電気代の値上げが続いていますが、猛暑をしのぐために冷房の使用は避けられません。風量を「弱」に設定することで節約できると思われがちですが、実は逆効果となる場合もあります。   本記事では、冷房の風量設定が電気代に与える影響や、エアコンの効率的な使い方、節電方法について解説します。

冷房の風量を「弱」で使用すると電気代は高くなるのか?

冷房の風量を「弱」に設定すると節約できると思われがちですが、実際には「自動」より電気代が高くなります。エアコンは室温を設定温度にまで下げるときに最も電力を消費します。そのため風量を「弱」にすると設定温度に達するまで時間がかかり、消費電力が増えます。
 
一方で、風量を「自動」に設定すると、室温が設定温度になるまで強風で運転し、その後は弱風に自動で切り替わります。短時間で室内温度を調節できるため、結果的に電気代を節約できるのです。
 
エアコンメーカーのダイキンの調査によると、風量を「弱」に設定した場合と「自動」に設定した場合を比べると、日中つけっぱなしにした1ヶ月あたりの電気代は、「自動」の方が約990円安くなるそうです。
 

冷房の電気代を節約するコツ

経済産業省のデータによると、夏季の19時頃には電力使用量の約40%がエアコンによるものになるそうです。
そこで、エアコンを節約する方法をご紹介します。 

●エアコンの設定温度を適切に調整する
●フィルターを定期的に掃除する
●短時間の外出時はつけっぱなしにする

 

・エアコンの設定温度を適切に調整する

まず、エアコンの設定温度を適切に調整しましょう。環境省では、快適さを保ちながら省エネルギーを実現するため、夏の室温は28度に設定することを推奨しています。冷房の設定温度を1度上げるだけで、消費電力が約13%減少すると言われているので、設定温度をできるだけ下げないようにするとよいでしょう。
湿度が高いと暑さを感じやすくなるため、除湿機能の活用も効果的です。
 

・フィルターを定期的に掃除する

フィルターの汚れを取り除くことで冷暖房の効果が高まり、省エネにつながります。例えば、6畳用のエアコンでは、フィルターを掃除することで年間31.95kWh、約990円の節約になります。2週間に1回を目安に掃除するとよいでしょう。
 

・短時間の外出時はつけっぱなしにする

上記で解説したとおり、エアコンは運転開始直後に最も電力を消費します。ダイキンの実験によると、エアコンを頻繁にオン・オフするよりも、つけっぱなしの方が電気代を節約できることが分かっています。
 
エアコン「つけっぱなし」と「こまめに入り切り」の時間帯別累積消費電力量推移

出典:ダイキン工業株式会社 mission5-1「つけっぱなしがお得”という説は本当なのかを検証せよ!」より
 
これらの方法を実践すれば、無理なく効率的に電気代を節約できます。ちょっとした工夫で、夏季を通じて大きな効果が期待できるので、ぜひ試してみてください。
 

エアコンの設定以外で電気代を節約する方法

エアコンの風量や操作方法を工夫する以外にも、電気代を節約する方法があります。ここでは、下記の方法をご紹介します。
 
●室外機の環境を整える
●サーキュレーターで空気を循環させる
●断熱対策をする
 

・室外機の環境を整える

室外機の吹き出し口の前に物が置いてあると、室内の熱を効果的に外に逃せず、冷房効果が下がってしまいます。室外機の空気の流れを妨げないように注意しましょう。また、室外機に直射日光が当たると熱を逃がしにくくなり、電力を無駄に消費してしまいます。すだれなどを使って日陰を作り、直射日光を避けるようにするとよいでしょう。
 

・サーキュレーターで空気を循環させる

サーキュレーターで空気を循環させることで、冷房効率が上がります。冷たい空気は下にたまりやすいため、エアコンだけでは部屋の温度が均一にならず、暑い場所と涼しい場所ができてしまいます。その結果、暑い場所にいるとエアコンの設定温度を下げてしまい、無駄な電力を消費することになります。サーキュレーターで空気を循環させることで、室内の温度差を解消し、効率的に部屋を冷やしましょう。
 
扇風機でも送風はできますが、サーキュレーターとは役割が違います。扇風機は近距離の広範囲に風を送り、涼しさを得るのが目的です。その一方、サーキュレーターは強く直線的な風を遠距離に送り、空気を循環させることを目的としています。そのため、冷房効率を上げるにはサーキュレーターがよいでしょう。
 

・断熱対策をする

締め切った家の中で、熱の出入りが一番多い場所が窓です。熱は温度の高いところから低いところに移動する性質があるので、冷房を使用しても窓を通じて外の熱い空気が室内に侵入してしまいます。
そこで、断熱シートや遮熱カーテンなどを使用して、窓際の断熱対策をするとよいでしょう。遮熱カーテンを使用すると、窓際の温度上昇を約20度抑えられます。
 
これらの方法を実践することで、冷房効率を高め、電気代を節約できます。どれも簡単に実践できる方法なので、ぜひ試してみてください。
 

まとめ

冷房の風量を「弱」に設定すると電気代が高くなる理由や、効率的な冷房の使い方、節約方法について説明しました。夏場は冷房の使用頻度が高く、電気代の大部分を占めますが、工夫すれば毎月大幅な節約が可能です。エアコンの使い方を見直し、無理のない節約を実践することで、快適な生活を維持しながら電気代を抑えましょう。
 

出典

ダイキン工業株式会社 エアコンの効果的な節電術で削減できる電気代を4つのケースで調査
ダイキン工業株式会社 mission5-1「つけっぱなしがお得”という説は本当なのかを検証せよ!」
経済産業省 夏季の省エネ・節電メニュー
環境省 家庭部門のCO2排出実態統計調査 家庭のエネルギー事情を知る
一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター Test カーテンの遮熱性(断熱性)・保温性
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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