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新聞を定期購読しています。息子に「ネットで読めるのにもったいない」と言われますが、メリットをどう伝えたらいいですか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月1日 3時0分

新聞を定期購読しています。息子に「ネットで読めるのにもったいない」と言われますが、メリットをどう伝えたらいいですか?

日々の情報収集に役立つ「新聞」ですが、近年は新聞の購読者数が減少しつつあるといわれます。理由として挙げられるのが、ネットニュースの浸透です。   新聞がなくても、スマートフォンやパソコンが1台あれば無料で記事を読めるため、わざわざお金を払ってまで情報を知ろうと思う方が少なくなっているのです。そこで本記事では、ネットニュースと新聞のメリットデメリットについて解説します。

新聞の購読者数は減っている

一般社団法人日本新聞協会のデータによると、2009年における新聞の発行部数は約5035万部で、2019年の場合は約3781万部でした。この結果から、およそ10年で年間1000万部以上も減っていることが分かります。
 
新聞の定期購読の料金相場は、1ヶ月で4000~5000円程度です。新聞各社で料金体系が異なるため、あくまで目安である点にご注意ください。一方、スマートフォンで手軽に見られるネットニュースの場合はどうでしょうか。一部のアプリケーションや情報サイトでは有料プランが存在するものの、ほとんどの記事は無料で読めます。
 
単純な費用対効果でいえば、ネットニュースのほうが高いといえるでしょう。しかし、無料でネットニュースが見られるなかでビジネスマン・経営者・投資家の多くは、今もなお新聞を読み続けているともいわれます。
 
一見するとすべてにおいてネットニュースのほうが優れていると思われますが、新聞には新聞にしかないメリットが存在します。
 

新聞のメリット

本項では、新聞を読むメリットについて解説します。ネットニュースの台頭で新聞の購読者数が減っているのは事実ですが、ネットニュースがすべてにおいて優れているわけではありません。
 

情報が集約されている

新聞は数十ページにわたる紙面上に情報がまとめられています。必要なページだけ読むこともできますし、最初から最後まで読み進めれば情報が補完できるように作られているのです。そのため、ネットニュースよりも情報を選別する手間が少ないといえます。
 
一方、ネットニュースは基本的に一つのニュースに対して一つのページが割り当てられており、情報がWebサイト内に点在しているものです。一つのニュースに対する読みやすさはあるものの、どこにどんな情報が載っているのか、構造が分かりづらくなっています。
 
そのため、ネットニュースでうまく情報を収集・選別するには情報媒体やリサーチ方法にある程度慣れていなければなりません。
 

情報の取りこぼしが少ない

新聞は活字の数が多く、情報の密度が濃い特徴を持ちます。そのため、国内外でなにが起こっているのかを常に把握でき、手軽に情報をアップデートできるのです。
 
一方、ネットニュースは興味のあるニュースだけを読んで終わるケースも多く、網羅的に情報を獲得するには絶えずリサーチを繰り返す必要があります。どんな情報が必要なのかも自分で定義しなければならないため、新聞と同等の情報料を獲得するには大きな労力が必要でしょう。
 

ネットニュースのメリット

これまでは新聞のメリットについて触れてきましたが、ここからはネットニュースのメリットについて解説します。新聞とネットニュースはそれぞれ異なる特性があるため、総合的にどちらが優れていると決めることはできません。
 

お金がかからない

スーパーやコンビニに置いてあるフリーペーパーを除き、新聞にはお金がかかります。ネットニュースなら無料で情報を得られる分、新聞のお金を「もったいない」と感じる方も多いでしょう。もちろんお金を払うだけの情報量が新聞にはありますが、そもそも情報収集に意欲的でない方ならネットニュースだけで十分といえます。
 

隙間時間に見ることができる

社会人や学生の方だと、1日のうちでゆっくりと新聞を読む時間が確保できないケースも珍しくありません。特に小さなお子さまや介護の必要な両親がいるご家庭だと、毎日の家事と仕事で精いっぱいな方も多いでしょう。
 
新聞はいつでもどこでも読めるわけではないため、忙しい方にとってはスマートフォンで片手間に読めるネットニュースのほうが便利なのです。
 

新聞とネットニュースは使い分けが大切

新聞とネットニュースはどちらも長所と短所があるため、日々の情報収集においては使い分けが大切です。常に新しい情報にアップデートしたいなら新聞が向いていますし、さっと概要を知るだけでいいならネットニュースで十分といえます。お子さまに新聞の魅力を伝えるなら「新聞にしかできないこと」に焦点をあてるとよいでしょう。
 

出典

一般社団法人日本新聞協会 新聞の発行部数と世帯数の推移
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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