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子どもが3人とも学校に「お茶」を持っていくのですが、沸かしてもすぐになくなります。「ペットボトル」で購入したほうがいいでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月3日 2時0分

子どもが3人とも学校に「お茶」を持っていくのですが、沸かしてもすぐになくなります。「ペットボトル」で購入したほうがいいでしょうか?

夏になると水分を摂取する量が増えて、自宅でお茶を沸かす機会が多くなります。その際に気になるのがお茶を沸かす際にかかる費用や手間です。   お茶を沸かすのは毎日のことのため「できるだけ効率的にお茶を準備したい」「朝の手間を省きたい」と考える方もいるでしょう。その場合はコストと効率のバランスを確認することが大切です。今回は、毎日お茶を沸かす場合とペットボトルで購入する場合の費用と、それぞれのメリット・デメリットを考えていきます。

お茶を沸かすといくらかかる?

まず、お茶を沸かす際にかかる金額を見ていきましょう。今回はできるかぎり早くお茶を作る場合を想定して、電気ケトルでお湯を沸かす際の電気代を計算します。
 
電気ケトルの場合、お湯を沸かし、耐熱のボトルにティーバッグとお湯を入れるだけでお茶ができるため、朝晩の忙しい時間帯におすすめの方法です。
 
電気ケトルでお湯を沸かす際の電気代は「消費電力(kW)×時間×電力料金単価(円/kWh)」で計算します。電力料金単価については、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている目安単価の31円/kWhを用います。
 
今回計算で使用する電気ケトルの情報は下記のとおりです。

・800ミリリットルを沸かすのにかかる時間は4分(約0.067時間)
 
・消費電力は1300W(1.3kW)

上記の条件を計算式に当てはめると「1.3kW×0.067時間×31円/kWh=約2.7円」です。800ミリリットルあたりで2.7円程度のコストがかかると分かります。
 
お茶のティーバッグは、50袋入り500円程度で購入できるものがあります。1袋で1リットルのお茶が作れると仮定した場合、前述の電気代を合わせると、1リットルのお茶を用意するのに約13.4円、2リットルの場合は約26.8円、500ミリリットルの場合は約6.7円かかる計算となります。
 

お茶をペットボトルで購入するとどうなる?

次にペットボトルのお茶を購入する場合で見ていきましょう。お湯を沸かす費用はかからないものの、商品購入の費用が発生します。
 

2リットルのペットボトルを購入する場合

メーカーにもよりますが、2リットルのペットボトルを購入する場合、6本入りが1100円程度で販売されているものもあります。そのため、1本あたりの価格は180円程度となるでしょう。
 

500ミリリットルのペットボトルを購入する場合

次に500ミリリットルのペットボトルを購入する場合を確認します。お茶を持っていく際は水筒でなく、500ミリリットルのペットボトル1本もしくは2本持っていくという方法でもよいでしょう。
 
この場合は水筒を用意する必要がないため、帰宅後に水筒を洗う手間が発生しません。子どもが大きい場合はまとめ買いをしておき、自分で好きな本数を持っていってもらうことができます。
 
500ミリリットルのお茶は24本1400円前後で購入できる場合があります。1本あたりの価格は58円程度です。スーパーなどで安いタイミングを見計らい、まとめて購入するのもひとつの方法です。
 

お茶を沸かす? 買う?

前章までの検証により、ペットボトルでお茶を買うよりも、自分で沸かす方が安いことが分かりました。
 
ここからは、お茶を沸かす場合と購入する場合のメリット・デメリットを紹介します。
 

お茶を沸かすメリット・デメリット

お茶を自宅で沸かす場合、商品を購入するのと比較して費用を抑えられます。お茶のティーバッグがあればすぐにまとまった量を作れるため、家族が多い場合に適しています。一方で、毎日お湯を沸かしてお茶を冷ます手間が発生するため、忙しい方はわずらわしさを感じることもあるでしょう。
 

お茶を買うメリット・デメリット

お茶をペットボトルで購入するメリットは手間を大幅に省ける点です。ペットボトルを買っておくとそのまま子どもたちが持っていけたり、水筒に自分で詰めていけたりするため、準備する手間がなくなるでしょう。
 
一方で、毎日ペットボトルのお茶を持っていくことからコストがかかる、またスーパーやドラッグストアで買う際の手間がかかるといった点がデメリットです。まとめて購入する場合はオンラインショップを活用して自宅まで届けてもらう選択肢も検討しましょう。
 

コストと手間をバランスよく考えよう

夏になるとお茶を沸かす機会が多くなるため、かかるコストと手間を考えてより楽な方法を選ぶのがおすすめです。「費用重視なら自分で沸かす」「お金がかかっても手間を省きたいならペットボトルで買う」など、自分がストレスを軽減できる方法を選択しましょう。
 
夏は水分補給を忘れると脱水症状や熱中症などさまざまなトラブルにつながります。こまめに水分をとり、暑い夏を乗り切りましょう。
 

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A Q カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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