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「福沢諭吉」の1万円札はタンス預金に不向き?旧札になった後も預金していい?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月4日 1時40分

「福沢諭吉」の1万円札はタンス預金に不向き?旧札になった後も預金していい?

新札が発行され、福沢諭吉の1万円札が旧札になったとき、そのままタンス預金をしていていいのか気になる人もいるでしょう。本記事では、タンス預金のいい面や注意点を紹介するとともに、旧札をタンス預金したままで問題がないかを紹介します。

タンス預金のいい面

ここでは、タンス預金による効果を紹介します。銀行に預けても金利が低く、あまりプラスにならないことからタンス預金を活用したいと考えている人もいるでしょう。効果を確認して利用を検討しましょう。
 

使いたいときにすぐ持ち出せる

タンス預金には使いたいときにすぐ持ち出せる便利さがあります。急にお金が必要になったときもすぐに利用できる点がメリットです。銀行口座に預けていると営業時間外でお金を引き出せないこともあるでしょう。タンス預金であれば自宅から出る必要もなく、ATM手数料もかかりません。
 

銀行の倒産や口座凍結の影響を受けない

タンス預金は、銀行の倒産や口座凍結の影響を受けないという特徴があります。銀行預金の場合、一人当たり元本1000万円までは保護されますが、それ以上の金額を預けていた場合、倒産した金融機関の財産状況によって一部支払われない可能性があります。
 
多額のお金を預けている場合、大きなマイナスになってしまう可能性がゼロではありません。タンス預金であれば倒産や凍結に関わりがないため、資産が大きく減ることはないでしょう。
 

タンス預金の注意点

ここからはタンス預金の注意点を紹介します。国に資産を把握されず銀行のトラブルにも関係のないタンス預金ですが、リスクがゼロというわけではありません。タンス預金の利用を検討する際は注意点についても把握しておきましょう。
 

災害や盗難などのリスクがある

タンス預金は、災害や盗難により喪失するリスクがあります。例えば、震災や火災、洪水、紛失、盗難など自宅保管ならではのトラブルがあります。現金は火災保険や地震保険の補償対象外です。
 
もし自然災害や盗難被害にあってしまっても、タンス預金は戻ってくる可能性が低いでしょう。日本は自然災害が多いため、タンス預金を行う際は災害や盗難によるリスクを念頭におきましょう。
 

相続でトラブルになりやすい

タンス預金は正確な金額を把握しているのが本人に限定されていることが多く、有無や金額を証明できないため、相続時にトラブルになりやすい資産です。相続において家族の誰かが同意なく持ち去ったり、遺産分割協議や相続税の納税が完了した後に見つかり、分割協議からやり直しになったりなど、トラブルになりやすい特徴があります。
 
国税庁「相続税のあらまし」によると、相続税の申告は、相続の開始があったことを知った日(通常の場合は、被相続人が亡くなった日)の翌日から10ヶ月目の日までに相続税の申告、また、納税をする必要があり、期限に遅れた場合は原則として加算税及び延滞税がかかるとされているため、注意が必要です。
 

新札発行でタンス預金が市場に出回る?

新札が発行されタンス預金が旧札になったとき、多くの人は紙幣を新しいものに交換するため銀行に持ち込むと予想されます。新紙幣との交換が行われればタンス預金が市場に出回ることになるため、消費や投資における経済の活性化が期待できるでしょう。
 

旧札になった後もタンス預金はしても問題ない

旧札になった後もすぐに使用できなくなるわけではないため、タンス預金自体はしていても問題ありません。ただし、タンス預金にはいい面と悪い面の両方があります。どちらも理解した上で自分にとってプラスに働くかマイナスに働くかを判断し、タンス預金を継続するか決めましょう。
 

出典

国税庁 相続税のあらまし
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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