コンビニでコーヒーの「Lサイズ」を買ったのに「S」のボタンを押してしまいました。店員さんに伝えたら交換してもらえたでしょうか…？

コンビニで購入するコーヒーは、手軽さと品質のよさで多くの人に愛されています。   しかし、サイズの選択などでボタンの押し間違いをしたことがある方もいるのではないでしょうか。コンビニのコーヒーは、お客さんがカップを購入した後、自分でサイズを選択してコーヒーを受け取る仕組みになっているため、サイズ選択のミスは誰にでも起こりうることです。   今回は、購入したサイズよりも小さいサイズのボタンを押し間違えてしまった場合、店員さんに伝えることで交換してもらえる可能性があるのかを紹介します。   また、逆に購入したサイズよりも大きいサイズのボタンを押し間違えた場合、どのような影響があるのかについても合わせてみていきましょう。

コーヒーサイズの選択ミス、交換してもらえる可能性はあるのか

コンビニにおけるコーヒーのサイズ選択ミスは、誰にでも起こりうることです。例えば、急いでいるときや、考え事をしているときに間違ったボタンを押してしまうことがあります。このような場合、店員さんに伝えて交換してもらえるのでしょうか。
 
実際に、大手コンビニの「ファミリーマート」「セブン―イレブン・ジャパン」「ローソン」の公式ホームページを確認しましたが、「コーヒーサイズの選択ミスによる交換の可能性」についての記載は、どのコンビニのホームページにも見当たりませんでした。
 
そこで「購入した商品の交換の可能性」に絞って調べた結果、セブン‐イレブンの公式ホームページで、「何らかの不具合が生じた場合を除き、返品交換は原則不可能」と記載されていました。以下の商品は基本的に返品交換ができないとのことです。

・ご購入時のレシートがない商品
・ご購入店舗以外での返品
・ご購入から8日以上経過している場合
・販売期限を過ぎた商品
・パッケージを開封あるいは破損した商品
・温度管理が必要な商品（食品）
・電子レンジで温めた商品
・雑誌、新聞
・クオカード
・クオカードでご購入になった商品

中には、購入後の取り消しや交換ができる店舗もあるかもしれませんが、コーヒーも食品だと考えれば期待しすぎない方がよいでしょう。
 

購入したサイズよりも大きいサイズを誤って選択した場合は罪に問われる？

購入したサイズよりも大きいサイズを誤って選択してしまった場合は、状況によって罪に問われることがあります。誤って選択したことに気づかずにいた場合、罪に問われることはありません。
 
ただし、誤りに気づいたのに何も言わないでコンビニを出てしまうと、遺失物横領罪が成立する可能性があります。誤りに気づいた際は、速やかに店員さんに報告し、適切な対応をお願いすることが重要です。これにより、不正行為とみなされるリスクを回避できます。
 
一方、購入サイズよりも小さいサイズを選択した場合も、同様に誤りに気づいた際は店員さんに報告することが望ましいでしょう。
 
この場合は、特に法的な問題にはなりにくいですが、正しい商品を受け取るためには店員さんの協力が必要です。どちらのケースでも、正直に報告し、適切な対応を求めることがトラブルを避けるための最善策ではないでしょうか。
 

店ごとに対応が異なる可能性が高いので、まずは店員さんに伝えてみよう

コンビニでコーヒーを購入する際に、サイズの選択ミスをしてしまうことは誰にでも起こりうることです。
 
大きいサイズを購入したにもかかわらず、小さいサイズのボタンを押し間違えてしまった場合、あるいは小さいサイズを購入したにもかかわらず、大きいサイズを押し間違えてしまった場合、どちらのミスも店員さんに報告は行いましょう。
 
特に、購入したサイズよりも大きいサイズを誤って選択した場合は、誤りに気づいていてコーヒーを外に持ち出すと罪に問われる可能性があります。
 
万が一、同じようなトラブルが再び起きた場合は、店員さんに事情を丁寧に説明し、受け取った商品やレシートを提示してください。コンビニコーヒーを安心して楽しむためにも、冷静に対処しましょう。
 

出典

株式会社セブン‐イレブン・ジャパン お客様相談室 購入した商品の交換はできませんか
弁護士法人法律事務所ロイヤーズ・ハイ【実例】コンビニコーヒーの押し間違えで逮捕！詐欺罪・窃盗罪に当たる場合を弁護士解説
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー