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いよいよ“新札”発行!貯めていた「旧札のタンス預金」はそのまま使えるのか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月5日 2時20分

いよいよ“新札”発行!貯めていた「旧札のタンス預金」はそのまま使えるのか?

2024年7月3日より、日本銀行券の新札が発行されました。新札の発行にともない、これまでのタンス預金がどうなるのかが気になる人もいるでしょう。   今回は新札が発行されると旧札が利用できなくなるのか・旧札を新札へ両替できるのかなどについてご紹介します。あわせて、タンス預金を両替する際に、何かリスクがあるのかについてもまとめました。

新札が発行されると旧札は利用できなくなる?

結論からいうと、新札が発行されたからといって旧札が利用できなくなることはありません。特に店舗で利用する場合は、これまでと変わらずに利用できると考えられます。
 
日本銀行法第46条第2項では「日本銀行が発行する銀行券は、法貨として無制限に通用する」と定められており、効力が失われることはないといえるでしょう。
 
そのため、現在持っている紙幣をわざわざ新札に替える必要はないでしょう。ただし、自動販売機やセルフレジなどの場合は旧札が利用できないケースもあるようです。このことから、機械が新しくなるにつれて、旧札へは対応できなくなるといえます。
 
1世代前のものであれば特に影響はないと考えられますが、それ以前の紙幣については、自動販売機やセルフレジで利用できなくなる可能性があると理解しておきましょう。
 

所持している旧札を新札へ両替できる?

所持している旧札については、銀行へ持ち込むことで両替に対応してもらえるようです。銀行で両替する方法は2種類あり、両替機を使うか窓口へ依頼するかのどちらかを選びましょう。
 
両替機を使う場合は、特別な手続きは必要ないでしょう。両替したい紙幣を機械に挿入し、画面の指示に従って操作を進めましょう。ただし、銀行によって新札を入れているかどうかは異なるようなので、必ずしも新札に変わるわけでない点に注意が必要です。
 
窓口へ依頼する場合、両替依頼書の記入が必要とされています。持参した金額と両替する枚数、新札を希望するかなどを記入して、窓口へ提出しましょう。
 
なお、手数料についても銀行ごとに設定が異なるようです。依頼する銀行の口座を持っているかどうかで変わることもあるようなので、気になる場合は、事前に確認しておくといいでしょう。
 

タンス預金を両替する際に何かリスクはある?

タンス預金を両替する際に考えられるリスクとして、金融庁が定める「疑わしい取引」に該当する可能性が考えられます。「疑わしい取引」とは、テロ資金やマネーローンダリングなどに該当する資金の可能性がある取引を指します。
 
「疑わしい取引」に該当する可能性がある場合には、「犯罪収益移転防止法」の規定により銀行が速やかに行政庁に届け出を行わなければならないという義務があるのです。
 
疑わしい取引と判断されてしまうと、個人情報が国へと開示されてしまいます。また、両替金額が大きい場合、税務署から目をつけられてしまう可能性も考えられるでしょう。
 
タンス預金の両替を検討しているのであれば、これらのリスクがともなうことも十分に把握しておく必要があります。
 

旧札はこれまで通り使用できるため、タンス預金は無理に両替しなくても問題はない

新札が発行されても、旧札の効力は失われません。ATMや自動販売機など、機械で使う場合は読み込まなくなるおそれもありますが、窓口や店舗での支払いに使えなくなることはないため、過剰に心配する必要はないでしょう。
 
このことから、タンス預金は無理に両替する必要はないと考えられます。むしろタンス預金を両替すると、金額によっては「疑わしい取引」と判断されてしまうため、どのように取り扱うかは慎重に判断しましょう。
 

出典

デジタル庁e-GOV 法令検索 日本銀行法(平成九年法律第八十九号)第四十六条2
金融庁 金融庁の1年(2022事務年度版)全体版(548ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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