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冷え性なので「氷抜き」のドリンクを頼んだら、友人に「量を増やしたいんでしょ」と言われました。実際に“ドリンクの量が増える”ことはあるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月4日 4時40分

冷え性なので「氷抜き」のドリンクを頼んだら、友人に「量を増やしたいんでしょ」と言われました。実際に“ドリンクの量が増える”ことはあるのでしょうか?

夏は氷がたくさん入った冷たいドリンクがおいしい季節です。しかし、体が冷えやすい人やドリンクが氷で薄まるのが嫌な人は、「氷抜き」のドリンクを注文することもあるでしょう。その際に「量を増やしたいだけでしょ?」と周囲の人に指摘されることもあるかもしれません。   氷抜きにするとドリンクの量が増える店も実際にあるのでしょうか? 本記事では筆者の体験をもとに、チェーン店での氷抜きドリンクの対応について解説します。

「氷抜き」を注文する理由は?

冷たいドリンクを注文する際に、「氷抜き」を選ぶ理由にはさまざまなものがあるでしょう。
 

ドリンクが薄まるのが嫌だから

氷が溶けるとドリンクが薄くなってしまうことがあります。特にコーヒーなどは、「本来の味を楽しみたい」と薄まることを嫌う人もいるでしょうか。飲むペースが遅い人や、食後までドリンクをとっておきたい人、持ち帰って後で飲む人などには氷抜きが好まれるでしょう。また、カップに付く結露も減らせる可能性があります。
 

健康に配慮したいから

冷た過ぎる飲み物は、体に負担をかけることがあります。体が冷えやすい人やおなかを壊しやすい人にとっては、常温に近い飲み物の方が体に負担がかからずに済みます。知覚過敏で冷たいものが刺激になる人にとっても、氷抜きにすることで飲みやすくなるでしょう。
 

量を増やしたいから

氷抜きのドリンクを注文すると、店によっては氷がない分ドリンクの量を増やしてくれることがあります。例えば氷がカップの半分を占めている場合、ドリンクはその残った空間に注がれますが、氷を抜くことでカップ全体にドリンクのスペースが生まれ、結果的にドリンクの量が増えるのです。
 

各飲食店によって「氷抜き」への対応が異なる

もしドリンクから氷を抜く理由が「量を増やしたいから」というものである場合、店によって対応が異なることがあるため注意しましょう。筆者がチェーン店で氷抜きの「アイスコーヒー」を複数回注文したところ、次のような結果になりました。あくまで筆者の近隣の店での対応ですので、1つの参考と捉えることをおすすめします。
 

マクドナルド

マクドナルドでは氷抜きを注文すると、液量を増やしてくれます。3店舗ほどで試しましたが、「氷抜きでお願いします」と注文しただけで、こちらからお願いしなくても液量をカップの9割程度まで注いでくれました。「ぬるいですがよろしいですか?」と一言添えてくれたスタッフもいました。
 

スターバックス

スターバックスでも氷抜きで注文すると、ドリンクの量を増やしてくれます。日を変えて3回注文したところ、どのスタッフも「液量を増やせますがいかがなさいますか?」と声をかけてくれました。ただしこれは「ドリップコーヒー」に限る対応のようで、通常のドリンクは増量不可のようです。またフラペチーノなど、そもそも氷抜きの対応が難しいドリンクもあるため注意しましょう。
 

モスバーガー

モスバーガーで氷抜きの注文をした場合、液量を増量するのは難しいようです。コップに対して6~7割ほどのドリンクを注いだうえで提供されます。「氷を減らした分の液量は増やせませんが、よろしいですか?」と聞いてくれたスタッフもいました。3店舗で試したところ、コップに対して8割ほど注いでくれた店舗が1店舗だけありました。液量を正確に計量したわけではないため断定はできませんが、気を利かせて少し多く注いでくれたのかもしれません。
 

氷抜きで液量が増えるといくら得をする?

氷を抜いてドリンクの液量が増えた場合、何円得をするか試算してみましょう。仮にMサイズのドリンク(液量300ミリリットル)が180円だとすると、ドリンク1ミリリットルあたりの値段は0.6円です。
 
氷抜きを注文することにより400ミリリットルの液量が注がれると、100ミリリットル液量が増えたことになります。つまり0.6円×100ミリリットル=60円の得をする計算です。
 
店によってドリンク料金や氷抜きで増える液量は異なるため一概にはいえませんが、数十円単位の得になる可能性があります。
 

まとめ

氷抜きのドリンクを注文して液量が増えるかどうかは店によって対応が異なります。筆者の経験によると店舗の違いだけではなく、スタッフの対応にも差があるようです。
 
いずれにしても、ほとんどの店で氷を抜いて対応してくれます。その際の量が気になる場合は、その旨を一度伝えてみると良いでしょう。ドリンクの種類によっては対応が難しい場合もありますので、注文前にスタッフに確認が必要です。
 
自分の体調や好み、その日の気温などに合わせて、氷あり、氷抜きのドリンクを楽しんでくださいね。
 
執筆者:山田麻耶
FP2級

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