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結婚1年目、義兄から「お中元」が届きました。義親には送っていましたが兄弟には送っていませんでした… お礼はどうすればいいですか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月6日 5時0分

結婚1年目、義兄から「お中元」が届きました。義親には送っていましたが兄弟には送っていませんでした… お礼はどうすればいいですか?

結婚1年目だとお中元など親戚付き合いで分からないことがたくさんあり、戸惑う場面もあるのではないでしょうか。例えば、夏になるとお中元のやり取りがありますが、急に義兄からお中元が届いた場合、どうすればよいのか悩む方もいるでしょう。   そこで本記事では、義兄からのお中元を例に、どのようにお礼をすればよいのかを解説します。また、一般的なマナーやお礼状の内容も併せてご紹介します。

お中元をもらったら、お返しはどうするべき?

お中元とは、日頃お世話になっている方へ感謝の気持ちを託して贈る「お礼」の品です。
 
お中元の由来は、中国の道教にある三元のうちの「中元(旧暦の7月15日)」が仏教の「盂蘭盆(うらぼん)」の先祖供養と重なることから、この2つが合体して「中元」として日本に伝わり、夏のごあいさつになったといわれています。
 
一般的に、お中元をいただいてもお返しの必要はありません。ただし、マナーとして電話や手紙などでお中元を受け取ったことを報告し、お礼を伝えます。
 
義兄など目上の方へお礼状を出すときは、はがきではなく封書を使い、お中元を受け取ってから3日以内に出します。お礼を伝えただけでは不安を感じる場合、日頃の感謝の気持ちを込めた「お中元」をあらためて贈ることも問題ありません。
 

お中元のお礼状の書き方

お礼状の基本構成は「頭語、時候のあいさつ、相手の近況など気遣う言葉、お中元のお礼、相手の健康を願う言葉、結語」となります。
 
頭語とは、手紙の冒頭に書く「こんにちは」にあたる言葉です。義兄の場合は「謹啓(きんけい)」「恭敬(きょうけい)」などを使うとよいでしょう。次の時候のあいさつでは、7月なら「盛夏の候」や「暑さ厳しい折」など、贈るタイミングに合った時候を選びます。
 
相手の近況など気遣う言葉では、「お変わりありませんか」と尋ねる文章を入れましょう。そして「さて、このたびは結構なお中元の品をお届けいただき、ありがとうございました」とお中元のお礼を必ず書きます。
 
相手の健康を願う言葉として「どうぞご自愛ください」といった健康や息災を願う文章を添えます。手紙の結びに書く結語は「さようなら」にあたる言葉であり、頭語に対応した言葉を使います。謹啓なら「敬具」か「謹白」、恭敬なら「謹言」です。
 
感謝の気持ちだけを述べるのではなく、「品物をたしかに受け取った」という報告をしっかりと含めた送り状を作成しましょう。
 

お中元のお返しの相場

義兄など目上の方にお中元をいただいた場合、感謝の気持ちから高額な商品を選ぶ方もいますが注意が必要です。目上の方へ送られた品物よりも高額な品物を贈るのは、「今後のお中元を断る」というアピールにとらえられてしまうケースもあるためです。
 
お中元のお返しは、受け取った品と同程度の相場で選びましょう。一般的に親戚向けのお中元の相場は、3000~5000円です。来年以降も贈ることになるため、無理のない範囲で選ぶとよいでしょう。
 
商品を選ぶときには、義兄の食習慣や好みなどを配偶者に聞いてみるのがおすすめです。「お酒をよく飲み、特にビールが大好き」「甘いものが好きでよく和菓子を食べている」など、贈る相手に合わせたギフトは喜ばれます。
 
また、お中元の時期は旅行や帰省などで家をあけることも多いため、消費期限が長く日持ちする商品を選びましょう。
 

お中元のお返しを贈るタイミング

お中元を受け取ったあと、あまりにも早くにお返しが届くと形式的な印象を持たれてしまう恐れがあります。そのため、受け取ってから1週間から3週間程度で届くように、そしてなるべく7月下旬から8月にかけて届くように手配しましょう。
 
熨斗(のし)の表書きは「お中元」でも問題ありませんが、立秋(2024年は8月7日)までであれば「暑中見舞い」に、立秋が過ぎてしまったら「残暑見舞い」として贈ります。
 
また、お中元としてお返しを贈らずに、夏の旅行で買ったお土産など自然な形でお礼を伝えるのもよいでしょう。
 

お中元はマナーを知って感謝の気持ちを送ろう

お中元は、基本的に目下の人が目上の人へ感謝の気持ちを込めて贈る品物です。しかし、今回のケースのように義兄など義実家から届くこともあるでしょう。
 
お中元が届いたら、送り返すよりも先にお礼の気持ちを伝えるのが、基本的なマナーです。これから始まる親戚付き合いに向けて基本的なマナーを習得し、お世話になっている方へ感謝の気持ちを伝えてみてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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