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運転中「冷房」を付けていますが、暖房より“ガソリンの減り”が早いように感じます。これって気のせいですか? 車内の温度を早く下げるためには、どうすれば良いでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月8日 2時20分

運転中「冷房」を付けていますが、暖房より“ガソリンの減り”が早いように感じます。これって気のせいですか? 車内の温度を早く下げるためには、どうすれば良いでしょうか…?

気象庁によると、8月の前半は全国的に気温がかなり高くなる見込みです。気温が高いと、車の中の温度もかなり暑くなるため、運転中は常に冷房をつけているという人も多いのではないでしょうか?   ただ、ガソリン車で夏季に冷房をつけた場合、冬季に暖房をつけた場合よりも燃費が悪くなる傾向にあります。本記事では、ガソリン車の冷房と暖房の仕組みや、エアコンをあまり使わずに車内で快適に過ごす方法を解説します。

ガソリン車の暖房と冷房の仕組み

ガソリン車の冷房は、エンジンの動力を使ってコンプレッサーを稼働させる仕組みです。コンプレッサーを常に稼働させるためには強い動力が必要ですので、コンプレッサーを回転させる力としてエンジンの動力を利用します。エンジンの負担が増えますので、その分燃費は悪化します。
 
一方、暖房の場合はエンジンから発生する熱を利用する仕組みです。運転中にエンジンは暖房をつけていなくても稼働していますので、その排熱を利用する暖房は、冷房ほどは燃費への影響は基本的にはありません。ただし、冬場でもアイドリングが増えると、その分燃費が悪化することは考えられるでしょう。
 
このように、一般的にはガソリン車の場合、暖房よりも冷房のほうが燃費に影響を与えてしまうため、冷房を使用するとガソリンの減りが早いと感じても気のせいではありません。
 

冷房以外で車内の温度を下げる方法

燃費への影響が大きい冷房の使用をできるだけ控えながら、車内の温度を下げるほかの方法を解説します。
 

早く車内温度を下げるには?

JAFが、夏の駐車時に車内温度を最も早く下げる方法をテストしたところ、「窓を全開にしエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉めて内気循環にして冷やす」ことが最も効率的な方法でした。この方法では短時間で温度を大きく下げられるため、燃費への影響も抑えられるとしています。
 

日陰に駐車する

単純ですが、車は日なたではなく日陰に駐車すると車内温度の上昇を抑えられます。自宅では難しい場合もあるかもしれませんが、ショッピングモールなどではできるだけ平面駐車場を避け、屋根がある場所や立体駐車場、地下駐車場などを利用しましょう。
 

車のドアと窓を開放する

車に乗り込んだ際、全ての窓とドアをあけ、車内の熱気をすぐに車外に放出することも有効です。ドアをバタバタと力強く開閉するとドアに負担がかかるため、やりすぎには注意が必要です。
 

暑さ対策グッズを利用する

車内の温度上昇を抑えたり、上昇した温度を下げたりするグッズを利用することも有効です。
 
例えば、サンシェードを利用すれば日なたに駐車しても車内を日陰にして温度上昇をある程度は抑えられます。また、断熱フィルムや遮光カーテンを利用することで、日光を遮られますので、なにもしないよりは車内の温度上昇も抑えられるでしょう。
 
温度が上昇した車内に対しては、携帯扇風機や冷却スプレーで部分的にでも車内を冷やすことも可能です。なお、冷却スプレーの多くは可燃性のガスが使われているため、利用の際は換気を十分におこないましょう。
 

健康を害するほど暑いときは冷房を使用しよう

冷房は暖房よりも燃費に悪影響を与えます。冷房以外で車内温度を下げる方法を解説しましたが、昨今の猛暑ではそれだけで快適な温度とならないこともあるでしょう。健康を害するほど暑いときは冷房の利用をおすすめします。
 
もちろん、冷房を使用すれば、使用しない場合よりは燃費は悪化しますが、車内の状態によって、車内温度を下げる方法と組み合わせつつ、うまく冷房を利用しましょう。
 

出典

気象庁 季節予報
JAF 夏の駐車時、車内温度を最も早く下げる方法は?(JAFユーザーテスト)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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