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街でたまに「100円自販機」を見かけますが、安すぎて少し不安です。そもそも、なぜあんなに安く販売できるのでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月8日 5時0分

街でたまに「100円自販機」を見かけますが、安すぎて少し不安です。そもそも、なぜあんなに安く販売できるのでしょうか…?

街を歩いていると、時折見かける100円自動販売機。通常の自動販売機より安い価格で販売しているこの販売機に、興味をもつ人も多いのではないでしょうか。   しかし、その安さゆえに「なぜこんなに安いの?」と、怪しく感じてしまうかもしれません。なぜ、100円自動販売機は他の自動販売機よりもこんなに安く販売できるのか、そのカラクリとビジネスモデルについて詳しく解説します。

自動販売機のビジネスモデルは場所貸し型とオーナー型が存在する

自動販売機ビジネスには2つのタイプが存在します。1つは自分が持っている土地のスペースを自販機提供企業に貸し出し、手数料を引いた売り上げを受け取る「場所貸し型」。もう1つは自らがオーナーとなり、メンテナンスも含めた運営管理をすべて行う「オーナー型」です。
 
場所貸し型は、自動販売機の管理や価格設定については業者に委託するため自分でカスタマイズする自由はききません。対して、オーナー型の場合は、好きな商品を好きな価格帯で販売でき、売り上げが自分の利益にもつながることから自由度が高い形態といえます。
 

特定メーカーの自動販売機か、複合メーカー取り扱い業者の自動販売機かでも分かれる

設置する自動販売機の種類によって、価格やドリンクの種類は変わってきます。いわゆる特定メーカータイプの自動販売機の場合、特定のメーカーのドリンクのみを販売します。この場合は基本的には場所貸し型となり、ドリンクの種類や価格はメーカーが指定したものとなります。
 
対して、各メーカーから業者が商品を仕入れて運営する、複合メーカーのドリンクをそろえた自動販売機を使用する方法も存在します。100円自動販売機はこの複合メーカーのドリンクを提供する自動販売機に多く見られます。
 

大量仕入れによる値下げ効果などにより低価格での提供が可能に

複合メーカーの業者は各メーカーから大量にドリンクを仕入れており、各自動販売機に商品を卸しています。そのため、仕入れの単価を抑えることができ、安価での提供が可能になります。
 
また、大手メーカー以外のプライベートブランドの商品なども組み入れることができるため、大手メーカーのドリンクよりも安い価格で提供することができます。
 
商品のラインアップを入れ替える自由度が高いため、設置する場所のニーズに適した品ぞろえにすることもできます。100円自動販売機は中身に問題のある商品ではなく、大量仕入れやプライベートブランド商品を組み合わせた業者が提供する自動販売機ビジネスにより実現できています。
 

訳あり商品ではないコストパフォーマンスに優れた100円自販機を上手に活用しよう

消費者にとっては、安くておいしく、安全であることがなにより大切です。今回の解説で100円自販機は訳あり商品が並んでいるわけではなく、自動販売機ビジネスモデルの1つの手法であることが理解できたと思います。
 
今まで購入したことがなかった人も、コストパフォーマンスに優れた100円自動販売機で一度購入してみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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