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マイナ保険証を使うと「医療費」が安くなる?早く切り替えた方がいいの?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月11日 5時30分

マイナ保険証を使うと「医療費」が安くなる?早く切り替えた方がいいの?

現行の健康保険証は令和6年12月2日に新規発行が終了し、期限が有効な場合も最大で1年間しか使えません。そのため、マイナンバーカードを用いた健康保険証が必須になります。   まだマイナンバーカードを申請していない方や、マイナ保険証の登録が完了していない方は、忘れないように手続きをしましょう。本記事ではマイナ保険証についてまだ把握できていない方のために医療費がどれくらい安くなるのかを解説します。   マイナ保険証のメリットやデメリットも解説するため、ぜひ参考にしてください。

マイナ保険証とは

マイナ保険証とは、マイナンバーカードを健康保険証として使う際に呼ばれる名称です。マイナンバーカードを保険証として利用する際は、顔写真やIDチップが備わっているため、より安全に医療機関や薬局を利用できます。
 
現行の健康保険書は令和6年12月2日に新規発行が終了し、その時点で有効な保険証は最大で1年間まで使用可能です。令和6年12月2日からはマイナ保険証が基本になるため、利用登録がまだの方は早めに登録しましょう。利用登録については次でご紹介します。
 

マイナンバーカードを保険証として使う方法

マイナンバーカードをマイナ保険証として利用するには、事前に申請や登録が必要です。この章では、厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用方法」を基に、マイナ保険証を利用するまでに必要な手順を解説します。
 

1.マイナンバーカードの申請・作成

マイナンバーカードを持っていない方は、まず申請から始めましょう。申請は以下のいずれかの方法で手続きします。

●オンラインで申請
●郵便で申請
●証明写真機から申請

オンライン申請はパソコンやスマートフォンから可能です。郵送で申請する場合は「個人番号カード交付申請書」の内容に沿って必要事項を記入し、顔写真を付けて送ります。街中にある証明写真機でも申請可能です。
 

2.マイナンバーカードを健康保険証として使うための登録

マイナンバーカードが手元に届いたら、健康保険証として使用するために登録します。登録は以下のいずれかで手続きしてください。

●顔認証付きカードリーダーからの登録
●マイナポータルから登録
●セブン銀行から登録
●医療機関や薬局で登録

医療機関や薬局でも申し込み手続きができるため、受診の前に登録するのもいいでしょう。
 

3.医療機関・薬局にてマイナンバーカードで受付

登録が完了したら、実際に医療機関や薬局で使用できます。使用手順は以下の通りです。

1.受付にある顔認証付きカードリーダーをみつける
2.マイナンバーカードを読み取り口に置く
3.認証方法を選択し、本人確認を行う
4.画面の案内に沿って、情報提供の可否を選択
5.マイナンバーカードでの受付の完了

4の情報提供は、同意すると過去の健康医療情報を確認できるようになります。
 

マイナ保険証を使うと現行の保険証より医療費が安くなる

マイナ保険証を使うと現行の保険証よりも医療費に差があるのかどうか、表1よりご紹介します。点数は1点あたり10円となっています。
 
表1

初診料 再診料
現行の保険証 4点(40円) 2点(20円)
マイナ保険証 2点(20円) 0点(0円)
差額 20円 20円

出典:厚生労働省「個別改定項目について (1)医療DXの基盤となるオンライン資格確認の導入の原則義務付けに係る経過措置について」を基に筆者作成
 
厚生労働省によると、マイナ保険証を使用した場合、現行の保険証より医療費が20円安くなることが分かりました。医療費が安い点は、マイナ保険証における最大のメリットといえるでしょう。ほかにもメリットがあるため、次で詳しくご紹介します。
 

マイナ保険証を使うメリット

マイナ保険の主なメリットは以下の通りです。

●限度額以上の支払いが不要
●就職や転職後もそのまま使える
●プライバシーが守られる
●高いセキュリティーを保(たも)てる

マイナ保険証を使うと、役所で高額医療制度の手続きをしなくても、適用されるため余分な支払いが不要です。就職や転職後もそのまま使えて、顔写真とICチップのおかげでプライバシーが守られ、高いセキュリティーを発揮します。
 

マイナ保険証を使うデメリット

メリットが多いマイナ保険証ですが、デメリットがあるのかみていきましょう。マイナ保険証のデメリットは以下の通りです。

●全ての医療機関で使えるわけではない
●子どもだけでは操作が不安

マイナ保険証は全ての医療機関で使えるわけではないため、不安や混乱を招くおそれがあります。少しずつ各医療機関や薬局で対応可能になっているため、希望の医療機関で使えない場合は待つしかないでしょう。
 
また、カードリーダーの読み取りを子どもや障がいのある方だけでできるのか、不安視する声もあります。対策として、小さい子どもは親が付き添い、操作方法が分からない方にも職員による介助が可能なため安心して利用できるでしょう。
 

マイナ保険証は医療費の安さ以外にもメリットが多い

マイナ保険証は従来の保険証より安く医療を受けられます。入院や長引く治療で高額な医療費が必要な方も、マイナ保険証を使えば手続き不要で高額医療制度が受けられるため、利用しやすいでしょう。
 
費用面以外にも優れたセキュリティーの維持や、転職後の手続きが不要など、さまざまなメリットがあります。デメリットは利用できる医療機関が限られる点や、使用者によっては使いづらいおそれがある点でしょう。
 
しかし、令和6年12月2日から、既存の健康保険証は発行されなくなります。そのため、所持していない方は申請するなどして使い方に慣れるようにするといいでしょう。
 

出典

厚生労働省 マイナンバーカードの健康保険証利用について
厚生労働省 マイナンバーカードの健康保険証利用方法
厚生労働省 個別改定項目について
デジタル庁 マイナンバーカードの健康保険証利用
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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