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トイレにできる輪っか状の黒ずみの正体は何? なるべく安く済む対策を教えて!

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月16日 5時10分

トイレにできる輪っか状の黒ずみの正体は何? なるべく安く済む対策を教えて!

トイレ掃除をし忘れていると、黒ずんだ汚れができてしまいます。こすってもなかなか落とせず苦労した経験がある方も少なくないでしょう。   そこで本記事では、トイレの黒ずみ汚れができる原因とその対策について解説します。また家庭にあるものでも行える効果的な掃除方法についても紹介するため、お掃除の参考にしてください。

トイレの黒ずみ汚れはどうしてできる?

トイレの黒ずみ汚れは主に、以下の3つが原因となることが多いでしょう。
 

水垢

便器の水面付近に発生する輪っか状の黒ずみ汚れは、水垢が原因です。水垢は尿ではなく、トイレを使用した後に流す水に含まれる成分に発生の原因があります。水道水には、アルカリ性成分のほか雑菌、ホコリも含まれていて、これらが黒ずみの原因です。
 
水垢汚れは、カビと混ざり合うとさらに頑固な汚れとなり、落としにくくなるため、早めに対処するようにしましょう。
 

尿石

尿石は、尿に含まれるタンパク質や尿素が細菌によって変質することが発生の原因です。汚れは主に便器のまわりや床など、尿が付着する箇所に発生します。
 
便器は都度水を流しますが、水だけでは尿に含まれているタンパク質や尿素を完全に流し切れません。結果、たんぱく質や尿素が便器に付着し、黒ずみが発生することがあります。
 

カビ

便器の下部にある水をためる部分に発生する黒ずみは、カビの繁殖が原因でできた汚れです。こすってもなかなか落とせないため、困っている方も多いでしょう。この頑固な汚れは、湿度と温度が高い場所で繁殖するため、水分のある場所によく発生します。
 

できてしまった黒ずみ汚れに効果的な掃除方法

便器内の黒ずみ汚れは、原因によって落とし方が異なります。いずれの場合も、まずは洗剤を汚れに密着させるために、便器内の水位を下げましょう。水位を下げるには、カバーラップを使用します。自宅にカバーラップがない場合は、桶やバケツに水を汲み、一気に便座内へ流し込むことで水位を下げられます。
 

頑固な水垢は洗剤を使い削り落とす

便器内にたまる水の境目や底にできやすい水垢汚れは、研磨剤を使用して削り落とす必要があります。無理やり行うと便座を傷つけてしまいます。メーカーによっては使用不可となっている場合もあるため、必ず使用可能か確認してから丁寧に作業しましょう。
 

尿石やカビは洗剤で溶かして落とす

尿石汚れはアルカリ性の汚れのため、酸性洗剤を使用します。まず、トイレットペーパーを汚れに密着させ、酸性洗剤をかけ、つけ置きします。しばらく放置した後、水を流しかけて黒ずみ汚れを落としていきましょう。
 
カビ汚れは酸性の汚れのため、尿石汚れとは異なりアルカリ性の洗剤を使う必要があります。塩素系の漂白剤を使うと酸性汚れが中和でき、汚れを除去できます。黒ずみ部分に漂白剤をかけ、数分時間をおいてからすすぎましょう。もし汚れが落ちない場合は、汚れがアルカリ性の可能性があるため、酸性洗剤も試してみてください。
 

複合汚れは重曹やクエン酸がおすすめ

水垢とカビが混ざっているような、原因が一つだけでない汚れは、さまざまな成分が含まれています。そのため、キッチンの掃除でも使用する重曹とクエン酸がおすすめです。
 
重曹には研磨作用や発泡作用があり、クエン酸には重曹を助ける働きがあります。まずは汚れている箇所に重曹をかけ、クエン酸と水を混ぜたものを霧吹きに入れ、重曹をかけた場所に吹きかけます。
 
発泡してきたらトイレットペーパーで密着させ、2時間ほどつけ置きします。その後、ブラシでやさしくこすり落としましょう。
 

日頃のお手入れで黒ずみ汚れを事前に予防!

黒ずみ汚れはできてしまうと落とすのが大変です。そのため、日々できる簡単なお手入れでなるべく汚れを発生させないようにするとよいでしょう。
 

■こまめに掃除する

黒ずみがなくても、毎日使用するトイレは、目に見えない汚れがたまっています。汚れができる前に掃除すれば、頑固な汚れ落としに苦労する必要はありません。
 

■トイレタンク内もチェックする

トイレタンク内もカビや汚れが発生します。いくら便器内をきれいにしていても、トイレタンクに汚れがたまっていると黒ずみ汚れが発生しやすくなるため、定期的にチェックしてください。
 

■セスキ炭酸ソーダでカビ予防

セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を500ミリリットルの水に溶かしたものを霧吹きに入れ、定期的に便器内に吹きかけるとカビ予防に効果的です。
 
トイレは毎日使う場所のため、入ったついでに簡単なお手入れや汚れ対策をして、頑固な汚れが発生しないようにしておくと掃除が楽になるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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