ママ友が「投資信託」を始めたと言っていましたが、投資信託って結局”マイナス”になるんでしょうか?”プラス”になるのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年8月20日 5時0分
投資信託にもともと興味はあってもどのようなものか分からずなかなか始められない人も多いのではないでしょうか。そうした中で、ママ友との雑談の中で、投資信託を始めたという話を聞くと、「やってみたい」と思う一方で、元本割れのリスクを不安に感じるかもしれません。 本記事では、投資信託がどのようなものか、メリット・デメリットなどを紹介します。投資信託を利用して教育資金を確保したいと考えている方は、投資信託やタイミングが自分にあっているか判断する際の参考にしてください。
投資信託とは
投資信託とは、多くの投資家から預かったお金をまとまった一つの資金として扱い、運用の専門家がさまざまなデータに基づき、株式や債券などに投資・運用する商品を指します。
運用により得られた利益は、お金を出した投資家へ投資額に応じて分配される仕組みです。集めた資金の投資先は、投資信託ごとの運用方針にのっとって専門家が決めます。
投資信託の市場は常に変動しており、投資信託を購入してすぐに利益が出る場合もあれば、運用がうまくいかず損失が生じる場合もあります。運用の損益は投資家に影響を与えるものであり、投資信託は銀行の預金のように元本が保証されている金融商品ではない点に注意しましょう。
投資信託のメリット
ここでは、資産形成やまとまった資金を確保するために投資信託を行うメリットを紹介します。
少額から始められる
投資信託は少額から始められるメリットがあります。一般的に株式や債券投資をするためにはある程度まとまった金額が必要です。
元本割れのリスクがあるため、投資初心者が最初からまとまったお金を運用するのは怖いと感じるでしょう。しかし、投資信託は100円から運用できる証券会社もあるため、手軽に試せる魅力があります。
分散投資ができる
投資信託では、資金の運用を複数の金融商品に分けてリスクを下げる分散投資が可能です。自分のお金だけで分散投資を行おうとすると多くの資金が必要ですが、投資信託は、多くの投資家から集めた資金を専門家がまとめて運用してくれるため、さまざまな金融商品への分散投資ができます。
長期運用で複利の効果を得られる
投資信託は、長期運用により複利の効果を得られるメリットがあります。長期間投資を続けると、運用時に発生した分配金を再投資できるため、分配金にも利息がついていきます。投資信託は長期投資により複利の効果を最大限発揮できるといえるでしょう。
投資信託のデメリット
ここでは、投資信託のデメリットや注意点を紹介します。
短期運用には適していない
投資信託は、複数の商品に分散投資するため値動きが小さい傾向があるため、短期運用には適していません。
株式などの比較的値動きの大きな商品とは異なり、値動きが小さいため、短期間で売買しても大きな利益は出にくいといえます。また、投資信託を短期で売買してしまうと複利の効果を受けられません。
投資信託は、運用により得た利益の再投資を繰り返していくことで複利効果を発揮するため、短期運用では大きな利益を得られないでしょう。そのため、今すぐに教育資金が必要、1ヶ月後に出産予定でベビー用品の資金を確保したいなど、目先の支出の資金源としての利用はおすすめできません。
元本割れのリスクがある
投資信託は、元本割れのリスクがあります。市場の動向が変化すれば、投資信託の基準価額も影響を受けます。運用方法によっては大きな利益を得られることもあれば、購入時より値下がりして元本割れとなるリスクもあるでしょう。
ただし、投資信託は分散投資が可能であり、さらに長期運用によって複利の効果も受けやすい特徴があります。長期運用を続けていれば、元本割れのリスクは低くなるでしょう。
投資信託は短期運用より長期運用に適している
投資信託は、短期間での運用では特性を生かしきれず大きな利益が生まれにくいといえます。一方、長期運用をすれば複利の効果により利益が大きくなっていく可能性が高いでしょう。
今すぐ必要な教育資金を確保するのには適していませんが、将来必要となる教育資金を前もって確保するためには適した投資であるといえます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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