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先週「定価」で買った服が、夏のセールで「40%オフ」になっているのを発見! 定価で買うのは本当に“損”なの? 長い目で見たときのメリットを解説

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月20日 5時10分

先週「定価」で買った服が、夏のセールで「40%オフ」になっているのを発見! 定価で買うのは本当に“損”なの? 長い目で見たときのメリットを解説

お気に入りのお店に立ち寄って洋服を見ていたら「先週定価で買った洋服が夏のセールで40%オフになってる!?」とショックを受けたことはありませんか? 値段だけを見ると損をしたように感じますが、実際はどうなのでしょうか。   本記事では、セール予定の洋服を定価で購入するのは本当に“損”なのかを解説します。

支出面だけで考えると損になる

セール予定の洋服を定価で購入するのは、単純に支出面だけを考えると損になります。
 
定価が1万円の洋服の40%オフの価格は「10000×(1-0.6)=6000」で6000円になり、その差は4000円です。4000円もあればランチに数回行ったり、ほかに好きな物を購入したりできるため、支出だけを見ると定価で購入するのはやはり損したように感じます。
 
しかし、定価で購入する方がお店側の利益が上がり、それが結果としてより質の良い服の生産や顧客へのサービスの向上につながる可能性があります。
 
例えば、利益が上がったことで、これまで資金不足で手を付けられなかった素材を使った洋服の開発が可能となったり、スタッフの教育や店舗の改装などに予算を回せるようになったりと、巡り巡って満足のいく買い物ができるかもしれません。
 
そのため、もし定価で購入した洋服がセールになっているのを見かけたときは、「最終的には、質の良い洋服が自分の手元に届くかもしれない」と考えるようにしてみてはどうでしょうか。
 

セールで購入する洋服はどんなものが良い?

セールで購入すると良い洋服は、次のようなものです。
 

・翌シーズンに持ち越せるアイテム
・定価が高いアイテム
・流行のデザインのアイテム
・普段着ないアイテム

 
翌シーズンに持ち越せるアイテムは、シーズンごとに違ったファッションを楽しめるため持っていて損はありません。例えば、8月のセールで購入したTシャツは、秋の涼しい季節であればカーディガンやジャケットを羽織れば着用できます。
 
また、定価が高いアイテムもセール期なら手の届く金額になっている可能性があります。値段が高く諦めていた商品がある人は、ぜひセール期にお店に足を運んでみましょう。
 
ほかにも、流行のデザインの洋服をセールで購入して最新のトレンドを手頃な価格で楽しんだり、普段着ないアイテムにチャレンジして自分のファッションの幅を広げたりしてみるのもおすすめです。
 

洋服がセールになるのはいつ?

洋服は、主に6月~8月のサマーセールと12月~2月に行われるウインターセールで大幅に値下げされます。
 
サマーセールでは春夏商品がセール対象となり、8月の終わりにかけて段階的にセールがかけられるのが一般的です。特に8月のファイナルセールでは、秋物商品に移行する関係で「売りつくし」が行われ、オフ率も高くなります。
 
ウインターセールでは秋冬商品がセール対象となり、こちらもサマーセールと同じく2月の終わりにかけて段階的にセールがかけられます。12月中旬や年末年始になると、アウター類もセールになっている可能性があるため、アウターを狙っている人はウインターセールで購入すると良いでしょう。
 
ほかにも「2点お買い上げで10%オフ」や「ポイント還元率10%アップ」など小規模なイベントやセールを行っている時期もあります。
 

定価購入は損だと感じるが、長い目で見たときのメリットもある

良いと思った洋服を定価で購入したものの、後からセールになっていると知った時は「損をした」と思いがちです。支出だけを見ると確かに「損」ですが、お店の利益が上がって高品質な洋服が入荷したり、良いサービスを受けられたりと長い目で見たときのメリットもあります。
 
基本的に洋服は6月~8月、12月~2月の2回に分けて大規模セールが行われるため、少しでもお得に購入したい人は、タイミングを見計らってお店に足を運びましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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