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小5の娘が「みんな持っているからスマホが欲しい」と言ってますが、早すぎますか?子どものスマホ契約で親がやるべきことはありますか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月22日 3時10分

小5の娘が「みんな持っているからスマホが欲しい」と言ってますが、早すぎますか?子どものスマホ契約で親がやるべきことはありますか?

子どもが小学生になると、友だちがだんだんスマホを持ち始め、グループ交流などのために「スマホが欲しい」と言うことは珍しいことではありません。   かつての時代とは違って、いまはスマホが重要な情報・交流ツールとなっていますので、頭ごなしに「ダメ」とは言えないかもしれませんね。では、子どもたちはどのくらいの割合でスマホを持っているのでしょうか?    ネット犯罪などから子どもを守るために、保護者ができる具体策も含めて解説します。

子どものスマホデビューは何歳?

内閣府の「令和5年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、スマホを使ってインターネットを利用している人の割合は、10歳以上の小学生は42.9%、中学生は78.7%、高校生は97.4%です。ここには、本人所有のスマホだけでなく、親やきょうだいと共用の端末も含まれています。
 
同調査のスマホの所有・利用率を見てみると、10歳以上の小学生は29.9%、中学生は58.1%、高校生は95.9%となっています。
 

子どもにスマホを持たせるメリット・デメリット

子どもにスマホを持たせる主なメリットとデメリットとして、次のようなものが考えられます。
 

<メリット>

・いつでも子どもと連絡が取れる
・子どもの居場所が把握できる
・子ども自身の連絡手段になる
・子ども自身で情報収集ができる
・ITリテラシーを高められる

 

<デメリット>

・スマホ依存に陥る恐れがある
・ゲームなどで高額な課金をしてしまう恐れがある
・SNSのグループトークなどで友人とトラブルが発生する恐れがある
・有害・悪質・不適切なコンテンツにアクセスする恐れがある
・SNSなどで悪意のある大人と知り合い、犯罪やトラブルに巻き込まれる恐れがある
・個人情報が流出してしまう恐れがある

 

子どもを危険から守るには?

さまざまな危険から子どもを守るには、スマホを持たせる前にしっかりとルール(約束事)を作っておくことが大切です。使っていい時間・場所、利用してもいいサイト・アプリ、スマホでやってよいこと・悪いことなどを一緒に確認しながら決めておきましょう。
 
また、フィルタリング機能やセキュリティー設定を利用することで、有害なサイトやアプリへのアクセスを制限しておくことができます。
 
課金については、クレジットカード情報を子どもの端末に登録してしまうと、いつでも子どものスマホでクレジットカード決済ができる状態になってしまいます。課金をする際は、必要な都度、カード番号やパスワードの入力が必要な状態にしておきましょう。商品の代金を電話代と合わせて支払う「キャリア決済」も契約時に制限しておきましょう。
 
スマホはとても便利なツールですが、使い方を誤ると思わぬトラブルにもつながりかねません。ルールを作るだけでなく、日頃からスマホの使い方について親子でよく話し合い、不安なことや困ったことがあれば気軽に相談できる環境を整えましょう。
 
執筆者:宮野真弓
FPオフィスみのりあ代表、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者

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