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暑がりなので、エアコンの冷房を「24時間つけっぱなし」にしています。こまめに消す場合と比べ、夏場の電気代はどれだけ高いでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月22日 5時0分

暑がりなので、エアコンの冷房を「24時間つけっぱなし」にしています。こまめに消す場合と比べ、夏場の電気代はどれだけ高いでしょうか?

年々夏の暑さがましており、エアコンを使用する期間も以前に比べて長くなっています。エアコンは暑い夏も涼しく過ごすための必需品ですが、昨今は電気代の値上がりもあり、できるだけ電気代をおさえたいと考えている方も少なくないでしょう。   そこで本記事では、夏場のエアコンは24時間つけっぱなしにするか、こまめにオン・オフしたほうがよいのかを解説します。エアコンの使い方のコツについても解説するため、暑さ対策の参考にしてみてください。

電気代が安いのはつけっぱなしorこまめにオン・オフ?

エアコンにより涼しい風をつくるためには、どれほどの電気代がかかっているのでしょうか。
 
家電は使わないときには電源を切るのが一般的ですが、エアコンの場合も部屋に誰もいない場合は消すほうがお得なのでしょうか。エアコンの種類や年式などで差はありますが、それぞれの電気代の目安について解説します。
 

それぞれ実際にかかる電気代は?

24時間つけっぱなしの場合と30分ずつ電源をオン・オフにする場合では、9時〜18時までの日中は、つけっぱなしの方が安くすむといわれています。また、つけっぱなしの電気代が1日153.9円程度であるのに対し、こまめに電源をオン・オフした場合の電気代は、1日118.8円程度とされています。
 

こまめに切ったほうがお得なの?

エアコンは24時間つけっぱなしにするよりも、こまめにオン・オフしたほうが電気代が安くなる傾向にあることが分かりました。しかしすべての場合にこの例が当てはまるともいいきれません。
 
エアコンは常に一定の電力がかかっているわけではありません。自転車の漕ぎ出しのように、電源をオンにした直後、急速に部屋を涼しくするときに、より多くの電力を消費するといわれています。
 
数分だけ別の部屋に移動したり、外出したりするだけのためにエアコンを消すと、涼しくなった部屋の温度が上がってしまいます。そして都度再びエアコンをオンにしていると、多くの電力を使用することになるでしょう。
 
メーカーによるとオン・オフすべきなのは、30分以上外出する場合だとされています。それよりも短時間の外出などであれば、つけっぱなしにしておくほうが電気代がお得になる可能性があります。そのため、電気代をおさえたい場合は、外出時間に合わせて、つけっぱなしか電源をオフにするか使い分けるようにしましょう。
 

エアコンを上手に使うには

エアコンの適切なオン・オフ以外にも、エアコンを効率よく使用したり、節約したりする方法があります。誰でも簡単にできるもの、気軽に購入できるアイテムなどをご紹介します。
 

エアコンフィルターをまめに掃除する

エアコンフィルターがホコリで目詰まりしていると、エアコンの効きが悪くなるといわれています。月に1〜2回、取り外して掃除機でホコリを吸ったり、水洗いしたりするとよいでしょう。また、カビ対策のためにもフィルターをきれいにしておくと、ニオイにも効果的だと考えられています。
 

エアコンが効きすぎているときは電源を切らず設定温度を上げる

先ほど解説したように、エアコンは部屋の室温を急激に下げるときに電力を消費します。そのため、例えばエアコンにより室温が下がりすぎたため電源をオフにして、室温が上がってから再度電源を入れ部屋の温度を下げるよりも、設定温度を高くしたまま継続して運転させるほうが節電につながる可能性があります。
 

室外機に日除けをつける

室外機の周辺温度が高すぎたり低すぎたりすると、熱交換が効率よく行われなくなってしまう可能性があります。そのため、直射日光が当たらないよう、日除けをつけるのもよいでしょう。
 

サーキュレーターを同時に使用して空気を循環させる

冷たい空気は部屋の下に溜まる性質があります。サーキュレーターは部屋内の空気を循環させる働きがあるため、エアコンと同時に使用すれば、冷たい空気が効率よく室内に行きわたり、快適な空間づくりができる可能性があります。
 

エアコンを賢く使って夏を乗り切りましょう

エアコンは24時間つけっぱなしにするのも、オン・オフを切り替えるのも、そこまで電気代に大きな差はないようです。しかし、つけっぱなしのほうがやや電気代がかかる傾向があるため、状況によって、つけっぱなしにするべきか、オン・オフを切り替えるか判断し、使い分けるのがおすすめです。
 
効率よく使用するための対策を講じながら、できる範囲で節電を心がけ、快適な空間で過ごしてみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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