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帰省時に10歳の姪に「1万円」渡しました。あとで姉に「高すぎて教育に良くない」と言われたのですが、どのくらいが良いのでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月25日 4時30分

帰省時に10歳の姪に「1万円」渡しました。あとで姉に「高すぎて教育に良くない」と言われたのですが、どのくらいが良いのでしょうか…?

お盆に実家に帰省した際に、親戚の子どもにお小遣いをあげる人もいるでしょう。たまにしか会えないからと、夏の新習慣として定着しつつある「お盆玉」を奮発しようと考えている人もいるかもしれませんが、渡した後で「多すぎる」と周りから言われることもあるかもしれません。   本記事ではお盆に帰省したときに親戚の子に渡すお小遣いの相場や、渡す際のポイントを解説します。

お年玉ならぬ「お盆玉」がある

正月の「お年玉」になぞらえた、お盆の時期の「お盆玉」は夏の新習慣として広まりつつあります。
 
株式会社マルアイの調査によると、お盆玉を知っているかという質問には、約3割が「知っている」と回答しています。また、知っていると回答した1308人に「今年の夏、お盆玉をあげるか」と質問したところ、約3割が「あげる」と回答しました。
 

「お盆玉」の相場はいくら?

同調査によると、お盆玉の金額は5000円未満が多く、親族の子どもに対して1万円以上あげる人は14.2%で、その他の「自分の子ども」の24.2%、「孫(ひ孫)」の22.4%と比べて割合が小さくなっています。
 
また、別の調査を見てみましょう。住信SBIネット銀行が2020年に、お年玉に関する調査をしています。同調査によると、お年玉をあげる相手が小学校低学年の場合は3000円未満、高学年は5000円未満が最多となっています。
 
これら2つの調査結果から考えると、本事例のように10歳の子どもに「お盆玉1万円」は、相場よりも高いといえるでしょう。
 

親戚の子どもにお金を渡すときは

親戚の子どもにお金をあげる際には、意識すべきポイントがあります。いくつかみていきましょう。
 

年齢によって差をつける

お盆玉を渡す際には年齢を考慮に入れたいものです。10歳に渡す1万円と、高校生に渡す1万円では事情が変わってきます。また、就学前の子どもの場合、お金ではなく、お菓子やおもちゃをあげたほうが喜んでくれるかもしれません。
 

親がいる前で渡す

子どもがお金をもらったことを、親に伝え忘れてしまうこともあるでしょう。いくら親戚とはいえ、親側も自分が知らないうちにお金を子どもがお金を手にしていることを良く思わないかもしれません。また紛失などのリスクもあることから、特に年齢が低い場合は親の管理が必要になるケースもあります。
 
お金は親がいる前で渡すとトラブルになりにくいでしょう。
 

ポチ袋に名前を書き、新札を入れる

お盆などでは多くの子どもが集まることもあります。間違ったり渡し忘れたりしないように、事前にポチ袋を準備しておき、名前を書いておきましょう。
 
また、ポチ袋に入れるお金は新札が一般的です。親戚とはいえ、きれいなお金を渡すことで、より丁寧な印象を与えられるでしょう。
 

まとめ

お盆玉の相場を考えると、10歳の姪に対する1万円は相場よりも高い金額といえそうです。とはいえ、お金に対する考え方は各家庭によって異なります。場合によっては、お金よりもお菓子やおもちゃのほうが喜ばれるということもあります。迷う時は大人同士で事前に話し合い、金額などを決めておきましょう。
 

出典

株式会社マルアイ 2024年お盆玉に関する実態調査と夏休みの動向調査
住信SBIネット銀行 ~お年玉に関する意識調査 2021~
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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