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夏休み中に遠方から「5人の孫」が集まります。毎回「おもちゃ」をねだられるのですが、買うのが普通ですか?そのために貯金しておくべきでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月26日 4時30分

夏休み中に遠方から「5人の孫」が集まります。毎回「おもちゃ」をねだられるのですが、買うのが普通ですか?そのために貯金しておくべきでしょうか?

夏休みの時期の楽しみといえば、離れて暮らす孫たちの帰省があります。普段だとなかなか会う機会がないだけにお互い楽しみにしていることでしょう。   迎える側の祖父母としては、お金の準備は頭を悩ませるポイントです。今回は、孫に使うお金の準備や考え方について解説します。孫を大切にしつつも、後々お金で困らないためにこの記事を読んで参考にし、準備するといいでしょう。

お小遣いの準備は収支のバランスを考えることが大事

総務省統計局の「家計調査報告【家計収支編】2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、65歳以上夫婦のみの無職世帯の家計を見ると、実収入から税金や社会保険料などの非消費支出を差し引いた可処分所得約21万3000円に対し、消費支出が約25万1000円と、約3万8000円不足していることが分かります。
 
現状はまだ働いていて収入があり、かわいい孫の期待には応えたい気持ちがあったとしても、将来お金で困ってしまうことは避けたいものです。
 
夏休みや年末年始など、孫が帰省するタイミングは限られているとはいえ、預貯金や老後の生活を考えたうえで孫たちへ使うお金を考えるようにしましょう。
 

おもちゃ費用を準備するためにすべきこと

夏休みなどのタイミングで孫が帰省するときに使うお金の考え方で大事なポイントは、予算をしっかり立てることと、子どもに自分の経済状況を把握・理解してもらうことです。
 
いくら孫がかわいいといっても、自分たちの生活や老後の暮らしに影響を与えるべきではありません。現状の収支や貯蓄、将来入ってくるであろう年金や退職後の暮らしなどから収支を計算し、どの程度であれば孫に使えるか予算を試算してみましょう。
 
予算を考える際のポイントは、予算の組み立て方です。年間で予算を考えるのではなく期間を区切って予算を立てましょう。
 
全体の予算を立て、年末年始・ゴールデンウィーク・お盆・クリスマス・誕生日など大きなイベントごとにそれぞれどの程度振り分けていくかを考えるなどです。あらかじめ予算を振り分けておけば、早々に予算を使い切ったり、使い過ぎてしまったりなどを防げます。
 
そのほか、孫が複数いる場合は、孫ごとに個別に予算を設定することもいいでしょう。孫それぞれの年齢などを基準に個別に予算を設定しておくと、管理がしやすく、特定の孫に偏るなどの不公平感も抑制できます。
 
また、子どもたちにも現在の経済状況や老後の収支についても知ってもらいましょう。子どもたちも経済的状況を知らず、余裕があると勘違いしている場合もあるため要注意です。
 

お小遣いやおもちゃを買ってもらえる以外の楽しみを作る

孫たちにおもちゃ以外の楽しみを知ってもらうこともおすすめです。昔ながらの遊びを準備したり、川などに出掛け釣りを楽しんだりすることもいいでしょう。「お小遣いをもらえる・おもちゃを買ってほしい」ではなく、祖父母の家に行くと「これをしたい」と思ってもらえることで、おもちゃのおねだりが減るかもしれません。
 
せっかく帰省してくるのであれば、帰省しなければできないような体験ができると孫たちも帰省が楽しみになるでしょう。
 

帰省する孫のおねだりには予算を立て、おもちゃ以外の楽しみを準備しておく

夏休みに帰省してくる孫たちのおもちゃのおねだりに対する準備としておすすめなことは、以下の通りです。
 
あらかじめ予算を立て、それに向けて貯金をしておきましょう。ほかにも、おもちゃを買う以外の楽しみを用意しておくことも有効的です。経済的に余裕がない場合には、子ども夫婦に事前に自分たちの経済状況を伝えておくこともいいでしょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査報告【家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要(19ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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