生活費を節約するなら「通信費を見直そう」とよく聞きますが、「通信費」の何を見直したら良いのか分かりません。どこをチェックしたらよいでしょうか？

生活費を節約する方法として、通信費の見直しがよく挙げられますが、実際に何を確認すればよいのか分からない人もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、通信費の見直し方法を固定回線とモバイル回線の2つに分けて紹介します。

通信費の見直しは固定回線とモバイル回線の2つをみていこう

通信費の見直しを行う際は、固定回線とモバイル回線の2つに分けてみていきましょう。固定回線とは、ケーブルテレビ回線事業者や光回線事業者などが提供する通信回線を指します。建物のなかにケーブルを引いて利用する方法のため、開通工事が必要です。また、ネットに接続するためには、回線事業者とプロバイダーの2つと契約を結ぶ必要があります。
 
モバイル回線とは、携帯電話会社が提供している通信回線を指します。モバイル回線に含まれるのは、スマホやタブレット、モバイルWi-Fi、ホームルーターなどです。モバイル回線では、基地局から電波を受信し通信が行われます。
 

通信費の節約：固定回線の見直し

次に、通信費のなかでも固定回線に注目して節約のためのポイントを紹介します。
 

プロバイダーの切り替え

固定回線をネットとあわせて契約しており、プロバイダー費用を比較していなかった場合、切り替えにより料金が安くなる可能性があるでしょう。プロバイダーのみを切り替える場合は、工事が必要ないケースもあります。
 
回線を引く必要のある新規契約よりも負担が少ないため、通信費の節約を考えている人は切り替えを検討しましょう。またプロバイダーが変わっても、ADSLや光回線などのインターネットは継続しての利用が可能です。
 

モバイルルーターへの切り替え

固定回線から月額料金の安いモバイルルーターに切り替える方法も、通信費の節約につながります。モバイルルーターは持ち運びができる通信機器のため、外出先でも自宅でも使えて利便性が高いです。
 
固定回線よりも費用の安いプランが豊富にあるため、切り替えにより通信費の節約が期待できるでしょう。ただし、モバイルルーターは光回線よりも通信速度が遅くなるため注意が必要です。
 

セット割引サービスの活用

大手通信会社のなかには、スマホと固定回線の契約をセットにすると料金がお得になるサービスを実施しているところもあります。多くのケースでは、家族で使用しているスマホの台数が多いほど割引率が高くなる仕組みになっています。家族で同じキャリアを使用しており、固定回線も必要な場合はセット割引サービスをチェックしましょう。
 

通信費の節約：モバイル回線の見直し

本項では、モバイル回線の通信費を節約するためのポイントを紹介します。
 

格安スマホの活用

スマホを大手キャリアで契約するよりも、格安スマホを利用したほうが通信費は大幅に安くなります。大手キャリアで契約している人のなかには、毎月5000円や1万円近く通信費がかかっている人もいるでしょう。
 
モバイル回線の通信費を大きく抑えるなら格安スマホを検討しましょう。一方で契約や設定に不安がある方は、大手キャリアが提供している格安スマホがおすすめです。大手キャリアの格安スマホであれば店舗で相談しながら契約ができるため、利用を検討しましょう。
 

必要な分の通信料プランを選択する

スマホの契約では、通信量を選択できるプランがあります。基本的には、1ヶ月に利用できる通信量が多いほどプラン料金も高くなります。普段利用している通信量を大幅に上回るプランで契約していると、通信費が高くなってしまうため注意しましょう。
 
大容量プランや無制限プランを利用している人で、使用している通信量が少なく適切なプランがほかにある場合は、プランの切り替えを検討しましょう。
 

フリーWi-Fiを活用する

通信量を抑える方法として、フリーWi-Fiの利用が挙げられます。カフェやコンビニ、ファミレスなどでは、フリーWi-Fiが提供されています。外出中にフリーWi-Fiを利用すると通信量を節約できるため、現在の通信量プランよりも安いものに切り替えが可能です。
 
通信量の多い動画の視聴やスマホゲームをするときにフリーWi-Fiを利用するよう意識すると、通信量を抑えられるでしょう。ただし、フリーWi-Fiはセキュリティーや安全性に不安があるため、仕事で利用するのは避けたほうがよいでしょう。
 

通信料を節約するなら固定回線とモバイル回線を見直そう

通信費を節約するなら、固定回線とモバイル回線の2つを見直しましょう。固定費の一つである通信費を抑えられれば、生活費を大きく節約できます。毎月の生活費にゆとりをもつためにも通信費の節約が大切です。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー