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ホテルの「朝食バイキング」が2000円でした…小食なのですが“損”をしないでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月27日 5時30分

ホテルの「朝食バイキング」が2000円でした…小食なのですが“損”をしないでしょうか?

ホテルの「朝食バイキング」は、豊富なメニューの朝食を楽しむことができます。しかし、小食である場合「損をしていないだろうか」と気になってしまうことがあるでしょう。   そこで本記事では「小食の人は、2000円の朝食バイキングで損をしないのか」について解説します。小食でバイキングではあまり食べられない方は、ぜひ参考にしてください。

ホテルの朝食バイキングで損をするのはどんなとき?

バイキングやビュッフェ形式では「たくさん食べて元を取る」といったイメージがあるのではないでしょうか。
 
一般的に、バイキングで元を取るには「原価率の高いものを食べる」「量をたくさん食べる」などといわれていることが多いようです。
 
「原価率」とは、売上高に対する原価(売り上げに直接かかった費用)の割合のことです。金融庁が公表している「業種別支援の着眼点 2023(令和5)年3月」によると、平均的な飲食業の原価率は30%弱~30%強に収めることが理想とされています。
 
仮に原価率を30%として計算すると、2000円の朝食バイキングの場合は「2000円×30%」で原価は600円となります。原価が高いものは原価率も上がり、ホテル側の利益が減ってしまうことになるのです。
 
なお、原価率が高い食材は、一般的には高級食材や保存がきかない食材、肉や魚などといわれているようです。バイキングで損をしづらい人は、原価率の高い食材をたくさん食べられる人です。反対に、原価率にこだわらず好きなものを食べたい人は、損をする可能性があるということになるでしょう。
 
なお、小食でも朝食バイキングを楽しむ方法として、ホテルが売りにしているメニューを把握することや、元を取ろうと頑張らないこと、盛り付けにこだわってみることなどがあります。まずは、楽しんで食事をすることが大前提です。損得は一度忘れて、朝食バイキングを楽しんでみることもおすすめです。
 

同じ金額を払うなら、好きなものを食べる方がよい場合もある

せっかく同じ金額を払うなら、「損をしない」ことを意識して、原価率の高い食材を食べるより、「本当に食べたいものを選んで食べる」方がよい場合もあるでしょう。特に小食の場合は、2000円よりも少ない費用で食べたいものを食べた方が、満足のいく時間を過ごせるかもしれません。
 
例えば、近くのカフェでモーニングをしたり、コンビニで好きな朝食を購入したりするなどの方法です。カフェのモーニングは、1000円以内のメニューが多くあり、デザートなどを追加で頼んでも2000円を超えることは少ないでしょう。朝食バイキングを利用しない選択は、「好みの朝食をバイキングよりも安い価格で楽しめる」可能性があります。
 
ただし一緒に宿泊する人がいる場合は、あらかじめ朝食の希望を伝えることも大切です。「一緒に朝食バイキングに行くつもりだったのに……」といったことが起こらないように、事前に伝えておくことをおすすめします。
 

ホテルの朝食バイキング、小食の場合は割高になってしまう可能性も|カフェやコンビニを利用するのもあり

ホテルの朝食バイキングは、小食の場合には割高になってしまう可能性があります。
 
「バイキング料金の元を取りたい」「損をしていないか気になる」といった場合は、あえてバイキングは利用せず、カフェやコンビニなどで好きな朝食を購入することを選択肢のひとつにするとよいでしょう。同じ金額でも、得られる満足度が変わるかもしれません。
 
ただし、ホテルでしか味わえない朝食バイキングの雰囲気もあります。ホテル周辺の飲食店や、朝食バイキングのメニューなどを比べながら、どちらがより満足できる朝食タイムになるか検討してみるとよいでしょう。
 
とはいえ、楽しく食事ができることが一番です。あまり考え過ぎずに、楽しい時間を過ごしてください。
 

出典

金融庁 業種別支援の着眼点 2023(令和5)年3月 4 飲食業 中小飲食業の目利き(決算資料編) その1(31ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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