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わが家の15年選手の「エアコン」調子が悪いです。まだ使えるので“買い替え”はもったいないと感じるのですが、新しいもののほうが「電気代」は安いでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年8月30日 5時10分

わが家の15年選手の「エアコン」調子が悪いです。まだ使えるので“買い替え”はもったいないと感じるのですが、新しいもののほうが「電気代」は安いでしょうか?

猛暑が続く中、もはやエアコンは家庭に必須の家電です。暑い夏を乗り切るため、家にいる間は常にエアコンを付けている人も少なくありません。   エアコンを長年使っていると調子が悪くなることもありますが、「まだ使えるし我慢しよう」と、新しいエアコンに買い替えることを保留している人もいるのではないでしょうか? ただ、エアコンを買い替えると電気代が安くなることが期待できるほか、最新のエアコンには充実した機能が多く備わっています。   本記事では、エアコンを買い替えることによるコストメリットと、最新のエアコンの機能などについて解説します。

エアコンを買い替えると電気代の削減が期待できる

省エネ技術は日々進化しており、最新のエアコンに買い替えると年間の消費電力量を大幅に削減することが可能です。
 
どのくらい効果があるのかは、今使っているエアコンの性能にもよるので一概には言えませんが、一般財団法人家電製品協会による2012年の製品と2022年の省エネタイプ(多段階評価★3.0以上)の比較を参照します。この比較データによると、年間の消費電力量は2022年製の方が約15%少なく、電気代にして年間約4120円の違いがあるとしています。
 
今回のケースの「15年選手」のように、10年を超えるものだとさらなる違いが見込まれますし、昨今は電気代自体が高くなっています。最新の省エネエアコンにすることで、より電気代の削減ができることもあるかもしれません。
 

最新のエアコンには充実した機能がいっぱい

最新のエアコンは、センサーや気流制御を用いた温度・風量の自動調節機能や、再熱除湿熱リサイクル方式などにより、昔のエアコンよりも効率的に運転でき、電気代の節約につながります。
 
また、最新のエアコンには電気代を節約する以外にも、便利な機能がいろいろと備わっています。
 
例えば、エアコンのフィルター清掃はエアコンの性能を保つために欠かせない作業ですが、手間がかかるため、サボりがちという人もいるでしょう。最新のエアコンにはフィルターのお掃除機能が付いている機器もあり、手間を削減できます。
 
フィルター以外でも、エアコン内部を自動で清掃する機器もあります。これらのお手入れ機能が搭載されていれば、手間を省きつつエアコンを使った清潔で快適な生活を過ごせるでしょう。
 
花粉やタバコの煙などを除去する空気清浄機能を搭載した機器もあります。空気洗浄機を別途購入する必要がなくなり、節約にもつながるかもしれません。
 
昨今は、スマートフォンとの接続やAIを活用した機能を搭載した機器も登場しています。スマートフォン対応の機器では遠隔操作が可能で、外出先からの電源オン・オフや、室内・外の気温の確認などができます。
 
AIについては、AIが外気温の変化や体感温度などを先読みし、運転を自動でコントロールするものがあります。人が暑さや寒さを感じる前に室温を調整することで、快適な環境を提供してくれるでしょう。
 

まとめ

エアコンは、使える間は使う方が大きな支出を抑えられ、物を大切にするという観点からも基本的には長めに使いたいものでしょう。とはいえ、調子が悪い機器をいつまでも使っていると、効きが悪くて体調を崩したり、突発的に壊れて困ってしまったりするかもしれません。
 
最新のエアコンは、省エネにつながるだけでなく、多くの魅力的な機能を備えているものが多くあります。お財布との相談にはなりますが、買い替えることも決して悪くはないのではないでしょうか。
 

出典

一般財団法人家電製品協会 エアコンの進化した省エネ技術と技術トレンド
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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