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来年の夏は「お湯」に頼らず体を洗おうと思います。「7月~9月間」のシャワーを「水」で乗り切った場合、ガス代はどれだけ節約できますか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年9月4日 4時50分

来年の夏は「お湯」に頼らず体を洗おうと思います。「7月~9月間」のシャワーを「水」で乗り切った場合、ガス代はどれだけ節約できますか?

暑い夏、シャワーでお湯を使うのがもったいないと感じる方も多いのではないでしょうか。そこで気になるのが、冷水シャワーにした場合、どれくらいのガス代を節約できるのかということです。本記事では、7月~9月までの3ヶ月間、冷水シャワーを続けた場合のガス代節約額をシミュレーションしてみました。

シャワーのガス代

まず、シャワーのガス代を計算してみましょう。以下の条件を基に計算します。

・シャワー時間: 10分
 
・1分あたりの水量: 10L
 
・水温からお湯温度への上昇温度: 25℃(15℃の水を40℃のお湯にする)
 
・ガスの熱効率: 80%
 
・都市ガスの発熱量: 1万750キロカロリー/立方メートル
 
・ガス単価: 164.05円/立方メートル(2024年7月時点の東京ガスの料金)

1分間のガス使用量を計算します。なお、今回は基本料金は考慮していないので注意してください。
 
ガスの使用量=10リットル×25度÷(80%×1万750キロカロリー/立方メートル)=約0.029立方メートル
 
10分間のガス使用量は、約0.029立方メートル×10分で約0.29立方メートルです。
 
ガス代を算出すると、0.29立方メートル×164.05円/立方メートルで約48円になります。
 
それでは、3ヶ月間毎日10分間のシャワーを使用した場合のガス代を計算してみましょう。

・1日のガス代: 約48円
 
・1ヶ月のガス代: 約48円 × 30日 =約 1440円
 
・3ヶ月のガス代: 約1440円 × 3ヶ月 = 約4320円

3ヶ月間毎日10分間のシャワーを使用した場合のガス代は約4320円です。
 
つまり、7月から9月の間冷水でシャワーをすると、約4320円の節約につながる可能性があります。
 
ただし、ガス代は水量や温度設定などによっても変動するため、あくまで目安として押さえておきましょう。
 

冷水シャワーのメリット

ここからは、冷水シャワーのメリットを見ていきましょう。
 

注意力が向上する

朝に冷たいシャワーを浴びると、目が覚めてエネルギーが増すといわれています。冷水の刺激により体が一時的にアドレナリンを分泌し、注意力が高まる傾向があるようです。
 

肌が落ち着く

冷水には肌を落ち着かせる効果があるようです。冷水が血管を収縮させることで、赤みや腫れを抑える作用を得られる可能性があります。特に酒さや湿疹、乾癬などの炎症性疾患に対して有効だといわれています。
 

血行が改善される

冷水シャワーによって血管が収縮すると、血液が皮膚の深部に送り込まれ、血行が促進されると考えられています。良好な血行は健康に不可欠で、体の重要な臓器が適切に機能するために必要な血液と酸素が供給されるといわれています。
 

冷水シャワーの注意点

冷水シャワーは急激に体温を下げる傾向があるため、心臓や血管に負担をかける可能性があります。高血圧や心臓病がある場合は、医師に相談してから試すことをおすすめします。
 
また、冬季や気温が低い環境で冷水シャワーを行うと、体が冷えすぎることがあるため注意しましょう。
 

7月~9月を冷水シャワーで乗り切ると約4320円の節約になる

シミュレーションによると、7月から9月の3ヶ月間、冷水シャワーを続けるだけで約4320円のガス代を節約できる可能性があることが分かりました。
 
冷水シャワーには、血行促進などのさまざまな健康効果を得られる可能性があります。
 
慣れないうちは徐々に温度を下げていき、体調が悪い時は無理せず温水シャワーにするなど、柔軟に対応しましょう。
 

出典

東京ガス ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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