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「家中使えるマルチクリーナー(多目的洗剤)」 VS 「場所ごとに特化した専用クリーナー(用途別洗剤)」はどっちがお得?

ファイナンシャルフィールド / 2024年9月6日 11時0分

「家中使えるマルチクリーナー(多目的洗剤)」 VS 「場所ごとに特化した専用クリーナー(用途別洗剤)」はどっちがお得?

掃除に使える洗剤には、さまざまな種類があります。洗剤を選ぶ際、「いろんなところに利用できる多目的洗剤を買ったほうが、用途別の洗剤を購入するより安く済むのではないか」と思う方もいるでしょう。   そこで本記事では、家中の掃除ができる多目的洗剤と用途別の洗剤について、価格の比較を中心に解説します。

多目的洗剤の値段はどのくらい?

 
多目的洗剤といっても、原材料や利用目的などに応じてさまざまな種類があります。製品によって容量にも差があるため、正確な価格を知りたい方は1ミリリットルあたりの値段を算出してみましょう。
 
家庭用の多目的洗剤の価格相場は500ミリリットルが500~1000円前後で、1ミリリットルあたり1~2円程度の製品が多いです。値段の差は、原材料や効能の違いなどによるものです。販売店によっては、もっと割安になったり割高になったりする可能性もあります。
 
500ミリリットルあれば、家中を掃除しても1ヶ月程度は持つでしょう。プロ仕様の洗剤もあり、汚れの種類によっては用途別の洗剤よりもよく落ちるといったメリットがありますが、価格は相場より高くなります。
 

複数の用途別洗剤を買うよりお得な場合もある

 
用途用洗剤は400~500ミリリットルで200円台が目安です。1ミリリットルあたり0.4~0.5円程度が相場で、単純に比較するならば用途別洗剤のほうが安価です。
 
しかし、キッチン・浴室・床・トイレなど用途別に洗剤をそろえると、総額で多目的洗剤の値段を超える可能性もあるでしょう。使う洗剤の種類や値段によっては、多目的洗剤を1本購入して家中に使用したほうがお得な場合もあります。
 
一例を挙げると、用途別に3種類以上の洗剤を購入している場合は、1本200円と仮定すると600円かかります。多目的洗剤が1本500円だとしたら、多目的洗剤を利用したほうが安いということになります。
 
また多目的洗剤は、掃除する場所ごとに洗剤を使い分ける必要がないのもメリットです。仕事と家事を両立したい人には、家事の時短ができるメリットは大きいでしょう。     
 

洗剤を選ぶときの注意点

 
メリットが多い多目的洗剤ですが、必ずどこでもどんな汚れでも落とせるとかぎりません。汚れの原因や成分によっては、落としきれないものもあるでしょう。そういった面では、専用洗剤は場所や汚れに合った成分を使用しているので、落としたい汚れが落とせる可能性が高いです。
 
また多目的・用途別に関わらず、洗剤のなかには、強い化学成分が含まれている製品があります。そのため、「使用する際は手袋などをつけること」「他の洗剤と混ぜて使わないこと」など注意書きが多い製品もあります。肌や気管支が弱い方が利用すると、肌荒れやせきなどを起こす恐れもあるでしょう。
 
一方で、重曹やクエン酸、セスキ炭酸ソーダなどの天然由来の製品も多くあります。体への負担が少なく、環境にも配慮もされています。汚れの原因によっては、用途別洗剤を利用したほうがよく落ちる場合もあります。洗剤を購入するときは、ラベルに「自然由来」や「環境にやさしい」といった表記や認証マークの表示があるもの、成分表示に「生分解性」といった言葉が書かれているものを選ぶと安心でしょう。
 
洗剤は汚れの種類や使う人の体質によって、多目的と用途別を使い分けしたほうがさまざまな面でメリットが大きい場合もあるので、自分に合ったものを選ぶことをおすすめします。
 

値段より汚れの原因に合った洗剤を選ぼう

 
多目的洗剤と用途別洗剤には、それぞれメリット・デメリットがあります。多目的洗剤を利用すれば、別々の洗剤を購入するよりトータルでは値段が安い、家事の時短ができるといったメリットがある一方、どうしても落としきれない汚れが出たり、体に負担がかかる可能性もあります。
 
また洗剤には、自然由来のものや肌にやさしいものも多くあります。購入前にラベルや成分表示を確認して、自分に合った洗剤を選びましょう。

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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