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高額療養費制度を利用するなら「マイナ保険証」一択?健康保険証が廃止されるのはいつから?

ファイナンシャルフィールド / 2024年9月8日 2時10分

高額療養費制度を利用するなら「マイナ保険証」一択?健康保険証が廃止されるのはいつから?

高額療養費制度を利用するにあたり、マイナ保険証があるといいか気になる人がいるかもしれません。また、マイナ保険証へ移行するにあたり、いつから健康保険証が廃止されるのかが知りたい人もいるでしょう。   今回は高額療養費制度とはどのようなものかとあわせて、マイナ保険証を利用するメリットや利用方法についてご紹介します。

高額療養費制度とは

高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った金額がひと月の上限を上回った場合、超過分を支給する制度です。なお、支払った金額の中には入院時の食費負担や差額ベッド代などは含まれないため、注意しましょう。また、上限額は年齢や所得によって異なるようです。
 
厚生労働省保険局「高額療養費制度を利用される皆さまへ」では、年齢や所得に応じた上限額の計算式を記載しています。
70歳以上・年収約370万円~770万円の方を例にしてみると、計算式は「8万100円+(医療費-26万7000円)×1%」です。100万円の医療費が発生していると仮定して計算していくと、自己負担額の上限額は8万7430円となります。3割負担の場合は30万円を支払っていることになるため、このケースで支給される高額療養費は21万2570円です。
 
高額療養費制度は上記のような制度であることを理解して、有効活用するといいでしょう。
 

高額療養費制度でマイナ保険証を利用するメリット

高額療養費制度を利用する場合、基本的には申請しなければならないようです。仮に申請忘れや限度額適用認定証の交付を失念してしまうと、高額療養費制度を利用できないおそれがあるため注意が必要です。
 
しかし、マイナ保険証を利用すれば、提示するだけで自己負担限度額が適用されるため、申請忘れのリスクを減らせる点がメリットです。高額療養費制度を利用する場合手続きを忘れてしまうケースは十分に考えられるため、高額療養費制度とマイナ保険証の相性はいいといえるでしょう。
 

高額療養費制度におけるマイナ保険証の利用方法

高額療養費制度におけるマイナ保険証の利用方法は、特に難しいものはないとされています。基本的には顔認証付きカードリーダーで受け付けを実施するだけで、利用手続きは完了です。
 
カードリーダーにマイナ保険証を置いて「限度額情報の提供」を選択すると、自動で自己負担限度額が適用されます。事前に限度額適用認定証の交付や後日の還付申請も必要なくなるため、利用する際は積極的に活用するといいでしょう。
 

マイナ保険証が普及して健康保険証が廃止されるのはいつから?

現行の保険証が廃止されるのは、令和6年12月2日となります。ただし、廃止されたからといってすぐに利用できなくなるわけではないようです。廃止後も最長1年間の猶予期間が設けられており、健康保険組合を始めとする保険者から資格確認書が発行されます。
 
資格確認書の有効期限は5年間となっているため、仮にマイナンバーカードを持っていなくても、すぐに保険が利用できなくなるわけでない点は安心です。ただし、いずれはマイナ保険証に完全移行すると予想できるため、マイナンバーカードを所持していない場合は、できるだけ早めに発行しておくといいかもしれません。
 

高額療養費制度を利用する際にマイナ保険証は活用できる

高額療養費制度は、医療機関や薬局の窓口で支払った金額がひと月の上限を超えた際に、超過分を支給してもらえる制度です。本来は申請や限度額適用認定証の交付が必要になりますが、マイナ保険証を持っていれば、これらの手間や時間をかけずに済むでしょう。
 
なお、現行の保険証が廃止となるのは令和6年12月2日です。この日付以降はマイナ保険証の利用が推奨されています。そのため、マイナンバーカードを持っていないのであれば、あらかじめ手続きをしておき、実際に必要となったタイミングでスムーズに移行できるようにしておきましょう。
 

出典

厚生労働省保健局 高額療養費制度を利用される皆さまへ(3,4ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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