1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

田舎に住む高齢の父は「不便になるから」と免許を手放しません。高齢者が免許を返納するメリットはありますか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年9月10日 5時20分

田舎に住む高齢の父は「不便になるから」と免許を手放しません。高齢者が免許を返納するメリットはありますか?

「田舎に住む高齢の父が、不便さを理由に運転免許を手放さない」と、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、運転免許を手放すとどのような不便が生じるのか、なにが懸念点となっているのかが気になる人もいるでしょう。   今回は、田舎暮らしの高齢者が「運転免許を手放せない」と考える理由をご紹介します。そのほか、運転免許を返納することで、どのようなメリットが得られるのかもまとめました。

田舎暮らしの高齢者が運転免許を手放せない理由は?

田舎暮らしの高齢者が運転免許を手放せない理由として考えられるのは、以下の3つです。


・移動手段の選択肢がないため
・近隣にスーパーやコンビニが少ないため
・仕事に車を使っているため

それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。
 

移動手段の選択肢が少ないため

田舎暮らしの高齢者が運転免許を手放せない理由として、移動手段の選択肢が少ないことがあげられます。例えば、バスや電車などの公共交通機関が通っていなかったり、タクシーが普及していなかったりなどの理由があげられるでしょう。
 
公共交通機関がない場合、緊急時の移動手段として、車が唯一の選択肢になると考えられます。そのため、田舎暮らしの高齢者は、なかなか運転免許を手放せないといえるでしょう。
 

近隣にスーパーやコンビニが少ないため

近隣にスーパーやコンビニが少ないのも、高齢者が運転免許証を手放せない理由になるようです。田舎では、都市部に比べるとスーパーやコンビニの数が少ない傾向にあり、生活に不可欠なものを買いに行くため車が必要な場合もあります。
 
宅配スーパーを利用する選択肢もありますが、エリアによっては対応していないかもしれません。このような理由から、田舎暮らしの高齢者は運転免許を手放せない可能性があります。
 

仕事に車を使っているため

田舎に住む高齢者の場合、仕事に車を使っている可能性もあります。特に農業や漁業など、比較的高齢者も多い業種の場合は、車がないと困る場面も多々あるでしょう。
 
運転免許を返納して仕事に支障が出た場合、生活が難しくなる可能性も想定できます。自宅の敷地内でできない仕事の場合は、運転免許を返せない理由になるでしょう。
 

高齢者が運転免許を返納するメリットはある?

運転免許を返納すると、当然車の運転は出来なくなってしまいます。しかし、自治体によっては運転免許の返納を条件に、さまざまな特典を設けているケースもあるようです。例えば札幌市内の場合、運転免許を返納することで以下のような特典を受けられます。


・タクシーの乗車料金1割引
・買い物の荷物の配送料無料(専用コンテナ2個分)
・11万円(税込み)以上の電動アシスト自転車購入時に5500円(税込み)引き

このほかにも、さまざまなサービスを無料で受けられたり、クーポンがもらえたりといった特典が用意されています。免許を返納するとどのような特典を受けられるのかは、自治体によって異なるため、ホームページなどで調べてみるとよいでしょう。
 

田舎暮らしの高齢者が運転免許を手放せないのは周辺の環境や交通の便などが関係している

田舎暮らしの高齢者は、運転免許をなかなか返納できない傾向にあるようです。その理由として、徒歩圏内にスーパーやコンビニがない、公共交通機関が充実していないなどがあげられます。
 
もし、田舎に住む高齢の親が持つ免許を返納させたいのであれば、どのような対策がとれるのかを、しっかりと調べましょう。「買い物は宅配スーパーを利用する」「移動手段として別の方法を提案する」などの対策を行い、納得してもらうことが大切です。
 

出典

札幌市 運転免許の自主返納
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください