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仕事終わりに毎日「ハイボール350ml缶」を2本飲んでいます。家族から「量を減らしてほしい」と言われていますが、「500mlのロング缶1本」なら大丈夫でしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年9月13日 4時30分

仕事終わりに毎日「ハイボール350ml缶」を2本飲んでいます。家族から「量を減らしてほしい」と言われていますが、「500mlのロング缶1本」なら大丈夫でしょうか…?

お酒好きの人のなかには「健康のために本当は休肝日を設けたほうがいいと思うけど、つい毎日飲んでしまう」という人も多いのではないでしょうか? 家族から健康のためにまずは飲む量を減らしてほしいと指摘されるケースもあるかもしれません。   本記事では「350ミリリットルサイズのハイボールを毎日2本」飲んでいるケースを想定します。毎日「500ミリリットルサイズのロング缶1本を週5日」飲むスタイルに変えると、節約効果はあるのか解説します。

ハイボールを毎日飲むと酒代は年間いくらかかる?

一口にハイボールといってもさまざまな種類が販売されていますが、今回はサントリーホールディングス株式会社が提供している「角ハイボール」を例に挙げてシミュレーションしてみます。
 
角ハイボール缶は350ミリリットルと500ミリリットルの2サイズあり、アルコール度数は7%と9%の2種類が展開されています。好みは人それぞれですが、ここではアルコール度数が高い9%の角ハイボール缶を飲むとします。
 
販売価格は、スーパーやコンビニエンスストアなどによって変わるので一概にいえませんが、サントリーの商品情報に記載されている希望小売価格をもとに計算してみます。「角ハイボール<濃いめ>350ml缶」の希望小売価格は196円で、一般的には200円前後で販売されていることが多いと思われます。
 
2本飲む場合は1日あたり392円かかります。休肝日はなく1ヶ月間(30日)飲み続けると1万1760円、年間(365日)では14万3080円となり、長期的にみると大きな出費となることが分かります。
 

ロング缶に変えると節約効果はある?

週2日の休肝日を設け、1日あたりの飲酒量を「500mlのロング缶1本のみ」に変えると具体的にどのくらい変わるのでしょうか。「角ハイボール<濃いめ>500ml缶」の希望小売価格は264円です。店舗によって価格は変わりますが、300円前後で販売されていることが多いと思われます。
 
1缶264円とすると1週間で1320円、1ヶ月(4週間)で5280円、1年間(52週間)だと6万8640円かかります。1ヶ月ベースで見ると、前記の1万1760円から6480円節約できた形です。
 

過度の節約は逆効果になるおそれもある

酒代(ハイボール代)を節約する方法として次のような内容が挙げられることも少なくありません。

●まとめ買いをする
●ウイスキーボトルと炭酸水を買って「自作」する
●価格の安い商品へ切り替える

確かに同じハイボールを飲む場合、まとめ買いや自作をすると、1本あたりの単価を抑えられる傾向があります。ただし、保管する本数が増えるほど人によっては「たくさん飲める」と考えてしまう可能性もゼロではありません。1日あたりの飲酒量を厳守できれば節約効果はありますが、そうではない場合は逆効果で酒代も増えてしまいます。
 
手近に在庫があると、つい手を伸ばしてしまう場合は「あえてまとめ買いをせず、飲みたくても家にお酒がない状態を作る」のもおすすめです。
 

まとめ

缶サイズが大きくなっても1日あたりの飲酒量を減らして休肝日を設けると節約は可能ですが、自身がよく飲むお酒の種類によって効果は変わります。
 
また、過度の節約は大きな精神的ストレスが発生して逆効果になることも考えられます。毎日飲んでいる場合は、いきなり飲むのを止めるのではなく、まず「週1日休肝日を設ける」など、現実的な対策を検討してみましょう。
 

出典

サントリーホールディングス株式会社 商品情報(カロリー・原材料)角ハイボール<濃いめ>350ml缶
サントリーホールディングス株式会社 商品情報(カロリー・原材料)角ハイボール<濃いめ>500ml缶
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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