乾燥機を使用したら「柔軟剤のにおい」がなくなってしまいました。自然乾燥の方が節約にもなるしいいのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月14日 4時0分
衣類の洗濯において重要視する点はいくつかありますが、中には特ににおいを気にするという方もいるでしょう。においを重視し、柔軟剤にこだわる方も少なくありません。 洗濯機を含め、衣類の洗濯を取り巻く環境は日々進化しています。近年では、洗濯機だけでなく乾燥機を導入している方も多いのではないでしょうか。 しかし、乾燥機を使って衣類を乾燥させると柔軟剤のにおいが取れてしまうことがあるようです。本記事では、柔軟剤のにおいが消える原因と乾燥機の関係や、乾燥機を利用する際にかかる電気代などについて解説します。
柔軟剤のにおいが消える理由
洗濯、乾燥後の衣類から柔軟剤のにおいが消えてしまう原因は以下のようなことが考えられます。
・柔軟剤を投入するタイミングが適切でない
・柔軟剤の使用量が適量ではない
・乾燥機を利用するなど、高温で乾燥させている
・洗濯物の量が多過ぎる
・洗濯機の汚れや柔軟剤の投入口の詰まり
柔軟剤のにおいは高温で乾燥させると消えやすくなります。そのため、乾燥機を使用する場合には低温設定にすることをおすすめします。
近頃は気温の上昇が著しく、天日干しでも洗濯物が高温になりやすいですが、乾燥機ほどではありません。柔軟剤のにおいをしっかりと残したい場合は自然乾燥させることで、より柔軟剤のにおいは残りやすいでしょう。
乾燥機の利用が柔軟剤のにおいを消してしまう原因のひとつとはされていますが、それ以外に洗濯の仕方や柔軟剤の利用方法にも気を配るべきです。
乾燥機の使用にかかる電気代
乾燥機を使用する際の電気代は、乾燥機の消費電力に使用時間と電気料金単価をかけることで算出できます。
電気料金単価は契約している電気会社や契約プランの内容によって異なるため、あらかじめ把握しておくことをおすすめします。電気料金単価を知ることで、乾燥機だけでなく生活に関わる電気代を把握しやすくなるでしょう。
なお、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会によると、電気料金の目安単価は31円/kWhとされています。
乾燥機の消費電力は製品により異なりますが、1000W前後のものが一般的なようです。なお、乾燥機の消費電力はメーカーの公式サイトやカタログ、取扱説明書などに記載されています。
消費電力が1000Wであり、電気料金単価が目安単価の31円/kWhと仮定すると、1時間あたりの電気代は31円になります。衣類の状況や乾燥機の種類、運転方法次第ですが、乾燥に必要な時間は一般的な乾燥機で2~3時間ほどとのことです。つまり、1回分の乾燥にかかる電気代は62~93円ほどになります。
1日に1回、乾燥機による乾燥を行うと、1ヶ月を30日とした場合は月におよそ1860~2790円の電気代がかかり、年間ではおよそ2万2320円~3万3480円になる計算です。洗濯物の量が多い場合は1日に2回以上洗濯をして、乾燥機を使用することもあるでしょう。無論、その場合は前述した算出結果以上の電気代がかかります。
乾燥機と自然乾燥におけるメリットとデメリット
乾燥機を使用して洗濯物を乾燥させるメリットは以下の通りです。
・短い時間で乾燥できる
・高温で乾燥させるため、ダニや菌類を除去できる
・タオルや枕などがふんわりする
・脱臭効果がある
対して、乾燥機を使用して洗濯物を乾燥させるデメリットは以下の通りです。
・電気代がかかる
・衣類が傷みやすい
・初期費用がかかる
・シワになりやすい
短時間で乾燥できることが乾燥機における最大のメリットですが、乾燥機そのものを購入する費用も含めて、コストがかかる点がデメリットといえます。自然乾燥で洗濯物を乾燥させるメリットは以下の通りです。
・経済的コストが低い
・紫外線によってダニや菌類の除去が期待できる
・乾燥状態を確認しやすい
・衣類が傷みにくい
対して、自然乾燥で洗濯物を乾燥させるデメリットは以下の通りです。
・乾燥状態が天候に左右される
・洗濯物を干すスペースが必要
・乾燥に時間がかかる
自然乾燥におけるメリットはコストの低さですが、時間がかかる点と天候に左右される点がデメリットになります。
自然乾燥の方が節約効果は高い
乾燥機による乾燥と自然乾燥にはそれぞれにメリットとデメリットがあるため、一概にどちらがよいとはいえません。
しかし、乾燥機の使用には電気代がかかり、機器を購入するための初期費用も必要なことから、経済的なコストは高いといえます。節約だけを考えるのであれば、自然乾燥の方が適しているといえるでしょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
中学生の息子が部活で毎日服を汚すので、毎日の「洗濯」が大変です。ストレスなので「乾燥機付き洗濯機」がほしいのですが、やっぱり「電気代」は高くなってしまいますよね?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月21日 4時50分
-
ドラム式洗濯機を使っているのに「節約のため」といって室内干しをしている妻。サーキュレーターを使っているので電気代はあまり変わらないのでは?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月21日 2時20分
-
洗濯乾燥機の乾燥時間が長いです。3時間を超えることもあるので、電気代が心配。衣類乾燥除湿機を買った方がお得ですか?
Fav-Log by ITmedia / 2024年11月17日 10時15分
-
在宅勤務の独身アラサーです。節約のため「肌着以外」の服はめったに洗濯しません。年間でどれだけ洗濯代の節約になっているでしょうか…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月15日 2時50分
-
家族から「乾燥機の電気代がもったいないから、晴れてるときは干して」と言われます。乾燥機の電気代ってそんなに高いのでしょうか? 時短になるし、干すのがめんどうなので、できれば毎日使いたいのですが…
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月6日 5時0分
ランキング
-
112月から移行される「マイナ保険証」5つのメリットと4つの注意点をFPが解説
MONEYPLUS / 2024年11月29日 7時30分
-
2「一人暮らしの老後」を充実させるコツ3つ
オールアバウト / 2024年11月28日 21時40分
-
3ホコリが積もると火事に…コンセント周辺の掃除をサボると危険! 確認すべき5つのポイント
オトナンサー / 2024年11月28日 20時10分
-
4急な「めまい」発作の"引き金"となる6つの要因 とくに急激な「気圧の変化」には注意が必要
東洋経済オンライン / 2024年11月28日 20時0分
-
5和田秀樹「ウォーキングよりもずっと効果的」…シュッとした中高年は知っている「ヨボヨボ老後」を防ぐ方法
プレジデントオンライン / 2024年11月29日 9時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください