妻は洗濯洗剤を規定の「半量」しか入れません。節約にはなっていると思いますが汚れはきちんと落ちているのでしょうか…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月12日 9時50分
洗濯時に洗剤を減らすことでコストを削減できる可能性がありますが、実際に汚れがきちんと落ちているか気になる方もいるかもしれません。実際に、洗濯洗剤には汚れを落とすための規定量が決められており、少な過ぎたり多過ぎたりすると、洗濯物に影響が出る可能性があります。 そこで今回は、洗濯洗剤の規定量と汚れの落ち具合について解説します。
洗濯洗剤は規定量の使用が推奨されている
洗濯洗剤を規定量の半分にする場合は、洗剤の消費量が半分になるため節約できる可能性があるでしょう。しかし、洗濯洗剤はそれぞれのメーカーが適正量を定めているため、洗剤を減らすことで汚れが十分に落ちない場合も考えられます。
また、汚れがひどいからといって洗剤の量を増やすと、すすぎの際に水が余分に必要になったり洗剤が残ってしまったりします。洗剤の量を増やしても洗浄力が高くなる保証はないため、適量の使用が重要です。
このように洗濯洗剤は規定量を守らないと汚れが落ちにくくなり、洗い直しが発生して逆に洗剤を余分に使用することも考えられます。洗剤の効力を発揮させるために、各製品に記載されている規定量を守るように心がけましょう。
タテ型洗濯機の洗剤規定量は水量で決まる
タテ型洗濯機の洗剤規定量は、洗濯に使用する水量で決められているようです。多くの全自動洗濯機の場合、洗濯物を入れると自動で水量を計測します。水量に合わせて使用する洗剤の量が表示されるため、その分の洗剤を投入しましょう。
ただしメーカーによって、水量ごとの洗剤量が異なります。基本的には、洗濯機の取扱説明書などに水量に対する目安の洗剤量が記載されているケースが多いため、確認してみましょう。
ドラム式洗濯機の洗剤規定量は洗濯物の重さで決まる
ドラム式洗濯機の洗剤規定量は、洗濯物の重さで決まるようです。重さが自動計測され、目安の洗剤量が表示されるようになっています。
ドラム式はタテ型に比べて、節水効果が高いといわれています。ある電機メーカーの洗濯機を例にあげると、洗濯容量が同じ12キログラムのドラム式とタテ型で比較した場合、使用水量はドラム式が約83リットル、タテ型が約150リットルとドラム式の方が約半分の使用水量で済むようです。
よって、少ない水量で洗うドラム式は水量で洗剤規定量を決めてしまうと、実際の規定量よりも少なくなる可能性があるため、重さで洗剤量の目安を定めているようです。各メーカーの洗濯洗剤には、タテ型とドラム式の両方の規定量が記載されているケースもあるため、確認して正しい量を使用しましょう。
洗濯洗剤の量は洗濯物の量や汚れ具合に合わせて調整する
洗濯洗剤の量は、洗濯物の量や汚れ具合に合わせて調整することがおすすめです。例えば、以下のようなケースがあげられます。
・洗濯物が少ない場合は使用量を減らす
・水温が低い場合は使用量を増やす
洗濯物が少ない場合は洗剤の量を減らすとよいでしょう。
また、水温が低いときも洗剤の量を増やした方が汚れが落ちやすいとされています。水温が低いと洗剤が溶けにくく、皮脂汚れも落ちにくくなるといわれているためです。さらに軟水と硬水では、硬水の方が汚れが落ちにくいといわれており、洗剤の量に注意が必要です。このように、常に適正量の洗剤を使用することで、洗剤を効率よく使用できるでしょう。
洗濯洗剤の規定量を使用しないときちんと汚れが落ちない可能性がある
洗剤を節約したいからといって、洗剤の使用量を減らすと思うように汚れが落ちない可能性があります。きちんと汚れを落とすには、洗剤のパッケージに記載の規定量を守りましょう。
また、水温や水質などにより、汚れの落ち具合に影響が出ることもあるようです。洗濯時の状況に応じて、適切な分量を使用しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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