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洗濯機が壊れたので「ドラム式」か「縦型」で買い替えを検討中です。どちらが電気代や水道代を抑えられるでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年9月16日 4時20分

洗濯機が壊れたので「ドラム式」か「縦型」で買い替えを検討中です。どちらが電気代や水道代を抑えられるでしょうか?

日常生活に欠かせない洗濯機。その洗濯機が壊れてしまった際、新しくドラム式洗濯機を買おうか、縦型洗濯機を買おうか迷っているという人もいるでしょう。今回は電気代・水道代の節約の観点から、どちらがお得なのかを解説していきます。

使用している洗濯機の割合とは?

縦型とドラム式の洗濯機とではどちらが使用されている割合が多いのでしょうか。生活総合情報サイト「All About(オールアバウト)」が500名に調査した結果が次の通りです。

●縦型全自動洗濯機:78.4%
●ドラム式洗濯乾燥機:19.4%
●二槽式洗濯機:2.2%

以上のように縦型洗濯機がドラム式よりも圧倒的に多いことが分かります。さらに縦型洗濯機を選んだ理由として「価格が安かったから」という意見が45.15%と約半数を占めていることから、価格で縦型洗濯機を選んだ人が多いといえるでしょう。
 

縦型とドラム式の水道代の差は?

それでは、ドラム式と縦型では光熱費にどれくらいの差があるのでしょうか。大手家電メーカー「Panasonic」の製品で、ともに洗濯・脱水容量12kgのドラム式洗濯機「NA-LX129CL」と縦型洗濯機「NA-FA12V3」を例に挙げ、試算してみます。
 
まず定格洗濯時の標準使用水量は、ドラム式が約83リットル、縦型が約150リットルと、ドラム式のほうが水の使用量を抑えられています。水道代を1リットルあたり単価0.24円として計算すると、ドラム式の水道代は約20円、縦型が約36円となり、ドラム式のほうが約16円安い計算です。
 

縦型とドラム式の電気代の差は?

続いて電気代を比較しましょう。水道代を比較した際と同じ製品で電気代を計算します。
 
まずドラム式洗濯機の消費電力量は定格洗濯時が68Whです。全国家庭電気製品 公正取引協議会によると、電気料金の目安単価は31円/kWh(税込)、つまり1Wh当たり0.031円と仮定して計算すると、1回あたりの電気代は68Wh×0.031円=約2.1円となります。
 
一方、縦型洗濯機の消費電力量は定格洗濯時で98Whなので、計算式に当てはめると「98Wh×0.031円=約3.0円です。ドラム式と比較すると縦型は約0.9円電気代が高いことが分かります。
 

縦型とドラム式の光熱費の差はどれくらい?

水道代・電気代ともにドラム式が安く済むことが分かりました。では毎日洗濯した場合、月額と年額の光熱費の差はどのくらいになるのでしょうか。
 
まず1日当たりの水道代の差は約16円のため、1ヶ月で16円×30日=約480円となります。年間だと480円×12ヶ月=約5760円です。
 
続いて電気代です。1日あたりの電気代の差は約0.9円で、1ヶ月にすると0.9円×30日=約27円で、年間では27円×12ヶ月=324円となります。
 
光熱費として合わせると1ヶ月あたりの差は約507円、1年にすると約6084円という結果になりました。今回は毎日洗濯する場合を想定していますが、1年で約6000円の差がつくことを考えると、かかる光熱費の差が大きいように感じる人もいるでしょう。
 

縦型とドラム式では年間の光熱費が約6000円違う!

今回は縦型とドラム式にかかる光熱費の価格差について解説しました。両者の差が1ヶ月あたり約500円、1年にすると約6000円出てくることも考慮し、どちらを購入するか検討してみると良いでしょう。
 

出典

All Aboutニュース 洗濯機は縦型派? ドラム式派? 今使っている洗濯機の種類とその理由を聞いてみた!【500名アンケート】
パナソニック株式会社 全自動洗濯機 NA-FA12V3仕様
パナソニック株式会社 ななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX129CL仕様
公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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