「日焼け」によって起こる「皮膚病」や、「治療に発生する費用」はどれくらい? まだまだ日差しの強い日が続いているため、「紫外線」が心配です…。
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月20日 4時20分
日差しが強い時期は、日焼けが気になる人もいるでしょう。もしもひどい日焼けをして病院にかかった場合、治療費はどのくらいかかるのでしょうか。本記事では、日焼けによる日光皮膚炎の概要を紹介するとともに、治療にかかるおおよその費用や節約しながら日焼け対策するポイントなどを紹介します。
日焼けにより生じる日光皮膚炎とは
日焼けとは、太陽の光に含まれる紫外線を浴びることによって起こる、皮膚の色素沈着や炎症のことを指します。一口に日焼けといっても、その状態には2つの種類があります。
1つ目は、サンバーンです。過剰な紫外線を浴びることによって皮膚がダメージを受け、炎症を起こして赤くなる状態で、やけどのように皮膚が赤くなり、ひどいと水ぶくれができることもあります。サンバーンは日光皮膚炎とも呼ばれ、医学的には炎症反応の一つとされています。
2つ目がサンタンです。サンバーンの後、メラニン色素が皮膚に沈着し、肌色が濃くなる現象を指します。サンタンの原因になるのは、日焼けによる色素沈着です。
治療にかかる費用について
各病院の日焼けの治療にかかる費用を表1にまとめました。
表1
A病院 | 診察料+処方箋:1100円前後(保険診療・3割負担の場合) |
B病院 | 費用は症状により異なる |
C病院 | 熱傷処置(やけど処置):450~1000円前後 |
※筆者作成
症状によって異なりますが、日焼けの治療費は1000円前後のケースが多いようです。なお、実際には日焼けの程度や症状、各病院によってかかる費用が異なる可能性があります。
できるだけお金をかけずに日焼け対策をしよう
ここでは、できるだけお金をかけずに日焼け対策を行うポイントを紹介します。
顔・からだ用の日焼け止めを使い分ける
節約しながら日焼け対策をするなら、顔とからだ用の日焼け止めの使い分けが大切です。顔用の日焼け止めは、肌色補正やトーンアップ、ツヤ出しといった特徴をもつ製品が多くあります。
また、顔の皮膚はデリケートであるため、低刺激で保湿効果が高いものが多いことも嬉しいポイントです。しかし、顔用の日焼け止めは、日焼け防止だけでなく、引き締めや保湿などの効果が期待できる成分が含まれているものも多くあります。単なる日焼け止めにとどまらず、多機能である分、価格が高くなる傾向にあるようです。
一方、からだ用の日焼け止めは、UVカット効果が高く、伸びがよい特徴があるとされています。容量が多く、比較的安価なものが多いため、広い面積をカバーする必要のある体向けにぴったりです。顔に比べて皮膚が比較的丈夫な体には、価格の安いからだ用日焼け止めを使用することで、節約しながら日焼け対策できる可能性があります。
100円ショップで日焼け対策グッズを購入する
日焼け対策グッズに高いお金をかけたくない場合には、100円ショップを活用するのがおすすめです。100円ショップには、手軽に購入できる日焼け対策グッズが多く揃っています。
UVカット帽子は、頭だけでなく首の裏側もカバーしてくれるデザインが特徴です。つばの広い帽子をかぶることで、日差しが強い日でもしっかりと首元まで日焼けを防げる可能性があります。
また、冷感素材のアームカバーもおすすめの日焼け対策グッズです。アームカバーは、紫外線をカットする「UV生地」で作られているため、腕の日焼けを防げる可能性があります。さらに、接触冷感素材を使用しているアームカバーは、日陰に入ったときに腕が冷たく感じられる快適な着け心地が特徴だとされています。
このように、100円ショップの商品をうまく活用すれば、手軽かつコストを抑えた日焼け対策ができる可能性があります。
日焼けで治療することがないように対策しよう
日焼けの治療にはおよそ1000円前後の費用がかかり、症状や病院によってはさらに治療費がかさむ場合もあるでしょう。治療費が発生しないようにするためには、日ごろから日焼け対策を行っておくことが大切です。
日焼け対策グッズは100円ショップでも販売されているため、費用を抑えたい人は、まず100円ショップで利用できるグッズがないか確認してみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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