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まだ蒸し暑いため「アイスコーヒー」をたくさん飲んでしまいます。「節約にも水分補給にもならないよ」と言われたのですが、液体を体内に入れているわけですし、脱水状態にはなりませんよね?

ファイナンシャルフィールド / 2024年9月20日 9時50分

まだ蒸し暑いため「アイスコーヒー」をたくさん飲んでしまいます。「節約にも水分補給にもならないよ」と言われたのですが、液体を体内に入れているわけですし、脱水状態にはなりませんよね?

蒸し暑い日に飲む冷えたアイスコーヒーは、暑さを忘れさせてくれる最高の飲み物だと感じる人もいるかもしれません。   しかし、「アイスコーヒーは節約にも水分補給にもならない」と言われると、液体を摂取している以上、脱水状態にはならないのではと疑問に思う人もいるのではないでしょうか。   そこで今回は、アイスコーヒーと水の価格差や水分補給には不向きなのかといったことを紹介します。

コーヒーは水分補給になる

ある研究によると、コーヒーは効果的な水分補給手段として認められているようです。
 
コーヒーは、その成分のほとんどが水であり、脱水状態においてもコーヒーは重要な水分源となると考えられています。カフェインには軽い利尿作用があるため、かつてはコーヒーが脱水の原因になると報じられたこともありましたが、研究ではコーヒーの水分補給効果が水と同等であることが示されています。
 
実際、利尿作用は水を飲んでも起こるものです。したがって、良好な水分バランスを保つためにコーヒーを避けるというアドバイスは、あまり根拠がないといえるでしょう。
 

コーヒーの飲みすぎが体に与える影響

コーヒーは香りと味を楽しめる飲み物ですが、飲み過ぎると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、コーヒーの飲みすぎが体に与える影響を紹介します。
 

不眠

カフェインの半減期は4〜6時間とされており、コーヒーを飲んでから5~6時間経っても、体内に半分のカフェインが残っている可能性があります。
 
そのため、夜遅くにコーヒーを飲むと、寝つきが悪くなるなどの問題が起こることがあるのです。
 

頭痛・めまい

カフェインを過剰に摂取すると、中枢神経が過剰に刺激され、頭痛やめまいの原因になることがあります。これはカフェインに血管を収縮させる作用があるためだといわれています。
 

自律神経の乱れ

コーヒーに含まれるカフェインは、交感神経を活性化させる興奮作用を持っており、飲み過ぎると自律神経のバランスが崩れる可能性があります。
 

1日に必要な水分量

成人は、呼吸や食べ物の消化、汗などを通じて、1日におよそ1.5~2リットルの水分を失っているとされています。これらは活動していない時間でも起こるため、同じ量の1.5~2リットルの水分を補うことが必要です。
 
1日に必要な水分量をすべてアイスコーヒーで補う場合と水で補う場合、どの程度費用に差が出てくるのでしょうか。次の項目で解説します。
 

アイスコーヒーと水の価格差

アイスコーヒーをとあるコンビニで購入した場合の金額は、900ミリリットルが95円です。一般的なコップ1杯の容量が約200ミリリットルと考えると、900ミリリットルはコップ約4.5杯分に相当します。
 
1日に摂取する水分量を1.5リットルと仮定し、すべてをアイスコーヒーで賄うとします。その場合にコンビニで購入する費用を計算してみましょう。1.5リットル摂取するためには
 
1500ml÷900ml=1.6667本
 
つまり、1.5リットルは約2本分のアイスコーヒーに相当します。次に、費用を計算します。
 
2本×95円=190円
 
したがって、1日に1.5リットルの水分をすべてコンビニで購入したアイスコーヒーで摂取すると、約190円かかる計算です。
 
次に、水で水分補給する場合の費用を見ていきます。2リットルの水は108円で販売しています。つまり、1本あれば1.5リットルを賄えることになるので、費用は約108円です。
 
以上を踏まえて、アイスコーヒーと水の1日にかかる費用の差を計算してみましょう。


・アイスコーヒーの場合: 約190円
・水の場合: 約108円

差額を計算すると、アイスコーヒーで賄う場合と水で賄う場合の費用差は約82円です。1日当たりの差額は安く感じますが、1年経った場合の金額差はどうなるでしょうか。
 
82円×365日=2万9930円
 
1年間の費用差は2万9930円になります。長期間で見るとかなりの差額になるといえるでしょう。
 

アイスコーヒーを飲むと水分補給なる

冷たいアイスコーヒーは夏の暑さを和らげる素晴らしい飲み物ですが、節約と健康を考えると、水分補給をすべてアイスコーヒーに頼るのはコスト的にも健康的にもバランスを見極める必要があるでしょう。
 
仕事の息抜きにはアイスコーヒーを、汗をたくさんかいたときには水を、といったように状況に応じて摂取しわけるなど、ストレスに感じない範囲で工夫してみるのもよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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