暑さのピークは去りましたが、まだ「日焼け止め」を使うべきでしょうか？安いものに「グレードダウン」しても問題ないですか？

夏の暑さがピークを過ぎたとはいえ、日焼け止めの使用はまだ必要です。できるだけコストを抑えたいと考える人もいるかもしれませんが、気になるのが「安い日焼け止めでも大丈夫なの」ということではないでしょうか。   この記事では、秋の日焼け止め選びのポイントや、安い日焼け止めと高価な日焼け止めの違いなどを詳しく解説します。

秋も日焼け止めが必要

秋になり、暑さのピークは過ぎ去りましたが、日焼け止めの使用を続けることは重要です。紫外線は年間を通じて降り注いでおり、秋も例外ではありません。
 
実際、秋の紫外線量は夏の約6〜8割程度であり、9月と10月にはほぼ毎日中程度の紫外線が観測されています。日中に外出する際は、紫外線対策が引き続き必要です。
 
環境省の紫外線環境保健マニュアルでも、日焼け止めや帽子、長袖シャツを使用した紫外線対策が推奨されています。肌の老化を防ぎたい方にはしっかりとした対策が必要です。紫外線対策を怠ると、夏に受けた紫外線の影響でシミができる可能性もあります。
 

安い日焼け止めと高価な日焼け止めの違い

安い日焼け止めと高価な日焼け止めの違いは主に以下の点にあります。
 

・成分の質
・配合技術
・美容効果
・安全性
・使用感

 
安い日焼け止めと高価な日焼け止めは、成分の質に大きな違いがあります。安い日焼け止めは一般的な成分が使われ、紫外線カット効果を提供しますが、肌に刺激を与える可能性がある場合もあります。一方、高価な日焼け止めは高品質な成分を使用し、敏感肌に優しく、シワやたるみを防ぐ成分が含まれていることもあるなど高機能です。
 
配合技術にも差があります。安い日焼け止めは基本的な配合技術を用いており、紫外線防御効果は標準的です。高価な日焼け止めには、より高度な技術が用いられ、紫外線カット効果が最大化されるよう工夫されています。
 
美容効果も異なります。安い日焼け止めは主に紫外線カットに特化し、スキンケア成分が少ないことが多いです。それに対して、高価な日焼け止めは保湿成分や抗酸化成分などのスキンケア効果が期待でき、美容面でも優れています。
 
安全性についても違いがあります。安い日焼け止めには肌に対する刺激が強い成分や化学物質が含まれている可能性がありますが、高価な日焼け止めは紫外線吸収剤フリーやノンケミカルなど、敏感肌向けに配慮がされていることが多いです。
 
使用感にも顕著な違いがあります。安い日焼け止めは白浮きやべたつきが目立つことがありますが、高価な日焼け止めは肌なじみがよく、塗った後の白浮きやべたつきが少ない製品が多いです。
 

秋におすすめの日焼け止め

秋用の日焼け止めを選ぶ際のポイントを詳しくみていきましょう。
 

保湿力の高い日焼け止めを選ぶ

秋は肌が乾燥しやすい季節です。乾燥した肌に紫外線が当たると、肌の乾燥がさらに進んでしまいます。そこで、保湿力の高い日焼け止めを選ぶことが重要です。
 
セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれている日焼け止めは、肌の潤いを保ちやすく、乾燥による紫外線ダメージを軽減するのに役立ちます。
 

低刺激な日焼け止めを選ぶ

秋の肌はデリケートになりがちです。刺激の強い日焼け止めは肌に負担をかけることがあります。無香料、無着色、オイルフリーなどの低刺激がおすすめです。肌が弱い人は、敏感肌向けにテストされた日焼け止めを選ぶとよいでしょう。
 
紫外線吸収剤が含まれている製品は、まれにかゆみや赤みを引き起こすことがありますが、敏感肌用に作られたものを選べば比較的安全に使用できます。
 

SPFとPAは夏より低めでも大丈夫

秋になると紫外線の強さは夏に比べてやや弱くなります。そのため、日焼け止めのSPFやPAは夏よりも低めのもので問題ありません。ただし、長時間外にいる場合や特に紫外線対策を強化したい場合は、SPFが高い製品を選ぶと安心です。
 
シワやたるみの原因になるUV-Aをしっかり防ぎたい方は、PAの数値が高い日焼け止めを選びましょう。
 

暑さがピークを過ぎても日焼け止めは必須です

暑さがピークを過ぎて秋になっても日焼け止めは必須ですが、安いものにグレードダウンする場合は、成分の質や使用感に注意してください。肌に合った製品を選び、紫外線対策をしっかり行うことで、健康的な肌を維持しましょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー