平日のランチは毎回「外食」しています。節約のために外食を週1回に減らした場合、年間ではいくらの節約になりますか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月23日 2時20分
忙しい社会人にとって、お昼のランチタイムは大切なリフレッシュの時間です。しかし、毎日外食していると負担になるため、なるべく節約したいと考えている方も多いかもしれません。例えば、ランチの外食は週1回に減らし、残りは購入したりお弁当を持参したりする方法が考えられます。 そもそも、ランチ代は年間でいくらくらいかかっているのでしょうか。そして、節約のために外食の回数を減らすと、年間ではいくらくらいの節約になるのでしょうか。ランチ代節約術とあわせて、詳しく解説します。
平日のランチに毎回外食していると年間でいくらになる?
冒頭でも述べたとおり、お昼のランチは貴重なリフレッシュタイムです。職場の同僚などと連れ立って、外食する方も多いかもしれません。しかし、物価高のあおりを受けて、値上げに踏み切る飲食店も少なくありません。そのようななか、平日のランチに毎回外食していると、年間ではいくらの出費になるのでしょうか。
厚生労働省の「令和5年就労条件総合調査の概況」によると、年間休日総数は労働者1人あたり平均115.6日といわれています。ここでは、年間所定労働日数を250日(365日-115日)として計算してみましょう。
例えば、800円のランチを250日食べた場合、年間のランチ代は20万円(800円×250日)となります。また、1000円のランチだと、25万円(1000円×250日)の出費です。1食あたりの出費は少なくても、年に換算すると大きな負担だということが分かるでしょう。
外食の回数を減らすといくらの節約になる?
前述のとおり、1食あたりだとそこまで高くないランチでも、年に換算すると決して安くはない出費です。物価高や燃料費高騰で家計も苦しいなか、外食の回数を減らして節約したいと考えている方も多いかもしれません。外食の回数を減らすと、いくらくらいの節約になるのでしょうか。
例えば、800円のランチを週5日で外食していたところを週3回に減らすと、年間の出費はおよそ12万円(800円×150日)となります。従って、年換算で約8万円(20万円-12万円)の節約になる計算です。
さらに、週1回に減らすと、年間の出費はおよそ4万円(800円×50日)となるため、年換算で約16万円(20万円-4万円)の節約となります。ちょっとした節約でも、年に換算すると大きな節約効果が見込めることがお分かりいただけたでしょう。
パターン別ランチ代節約術!
毎月の出費のなかで、意外と大きな割合を占めるのがランチ代です。ここまで述べたとおり、毎回外食してしまうと大きな負担となってしまいます。
また、健康を気遣って、なるべく外食を控えたいという方もいるかもしれません。ここでは、ちょっとした工夫でコストを抑えられる、パターン別ランチ代節約術をご紹介します。
外食の場合
まず、外食派の方のランチ代節約術です。
・上限を決めてなるべく安い飲食店を利用する
・ファストフードを活用する
・クーポンや割引券を積極的に活用する
・ドリンクは頼まない
節約意識を持つには、ランチ代の上限を決めることが大切です。なるべく安い飲食店や、ファストフードを活用するのもよいでしょう。また、クーポンや割引券を積極的に活用する、ドリンクは頼まないといった、ちょっとした工夫でもコストを抑えられます。
購入する場合
つづいて、購入派の方のランチ代節約術です。
・コンビニではなくスーパーを利用する
・電子マネーなどを使ってポイントを貯める
・主食は持参しおかずだけ購入する
・飲み物は水筒に入れて持参する
ランチを購入するにしても、どうしても割高なコンビニではなく、スーパーで購入するとお得です。また、支払いには電子マネーなどを使って、ポイントを貯めるという方法も有効です。お弁当や飲み物を購入すると高くついてしまうため、主食と飲み物は家から持参し、おかずだけ購入するのもおすすめです。
お弁当を持参する場合
最後に、お弁当派の方のランチ代節約術です。
・夕飯の残り物でお弁当を作る
・冷凍食品はなるべく使わない
・週末に作り置きして冷凍しておく
・おにぎりだけで済ませる
お弁当のためにおかずを作ると手間もコストもかかるため、夕飯の残り物でお弁当を作るのがおすすめです。冷凍食品は割高となる可能性があるため、節約したい場合はなるべく使わない方がよいでしょう。
お弁当を手軽に作りたい場合は、時間のある週末に作り置きをして、冷凍しておくのもひとつの方法です。時間もコストも可能な限り削減したいという場合は、おにぎりだけで済ませる、という方法もあるでしょう。
まとめ
今回はランチ代の節約術について解説しました。1食あたりだとお得に思えるランチ代でも、年換算だと決して安くない出費です。
物価高の昨今、外食するにしても回数を減らすなど、常に節約意識を持っておいた方がよいでしょう。お弁当と併用するなど、賢くランチ代を節約するのがおすすめです。
出典
厚生労働省 令和5年就労条件総合調査の概況 結果の概要 1 労働時間制度(3)年間休日総数(5ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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