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よく利用する駐車場で「高級車お断り」の看板を見かけます。なぜ「レクサス」や「スポーツカー」などは利用できないのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年9月25日 4時50分

よく利用する駐車場で「高級車お断り」の看板を見かけます。なぜ「レクサス」や「スポーツカー」などは利用できないのでしょうか?

一部の駐車場には「高級車お断り」の看板が掲げられているところがあります。高級車にもさまざまありますが、国産高級車の「レクサス」や価格が高騰している「スポーツカー」などが対象になるようです。   その際に、なぜ高級車が駐車場を利用できないのかが気になる人もいるでしょう。本記事では、駐車場が「高級車お断り」の看板を掲げている意図についてご紹介します。

駐車場に「高級車お断り」の看板を掲げている意図は?

駐車場に「高級車お断り」の看板を掲げている主な意図として考えられるのは、以下の3つがあげられます。


・いたずらの被害に遭うリスクがあるため
・盗難のリスクがともなうため

それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。
 

いたずらの被害に遭うリスクがあるため

駐車場に「高級車お断り」の看板を掲げている意図の1つに、いたずらの被害に遭うリスクが考えられます。いたずらの具体的な内容としては、車体に傷やへこみをつけられたり、スプレーで落書きされたりすることがあげられるでしょう。
 
高級車にいたずらされた場合、修理代が高額になってしまう傾向にあります。どこに修理を依頼するかでも金額は変動するようですが、仮に高級車のドアに擦り傷がついてしまった場合の修理代金は、3万円~5万円前後が目安となります。
 
いくら管理していたとしても、車に被害が出ないとは言い切れないでしょう。駐車場側で責任を負うことが難しいとされるため「高級車お断り」の看板を掲げていると考えられます。
 

盗難のリスクがともなうため

盗難のリスクがともなうことも「高級車お断り」の看板が掲げられている意図の1つです。高級車が、実際にどのくらい車体本体の盗難の被害に遭っているかについて、一般社団法人日本損害保険協会が公開している「第24回 自動車盗難事故実態調査結果」のデータを見てみましょう。
 
なお、今回は2022年のデータを参照しています。以下の表1にまとめました。
 
表1

順位 車種 割合
1位 ランドクルーザー 16.9%
2位 プリウス 10.6%
3位 アルファード 6.9%
4位 レクサスLX 5.9%
5位 レクサスRX 3.4%
6位 ハイエース 3.1%
7位 クラウン 2.7%
8位 アクア 2.1%
9位 C-HR 1.6%
10位 レクサスES 1.4%

※一般社団法人日本損害保険協会「第24回 自動車盗難事故実態調査結果」を基に筆者作成
 
上位10車種が占める盗難被害の割合は、全体の54.7%です。10車種のうち一般的に高級車と呼ばれているのはレクサスが該当し、4位、5位、10位にランクインする結果となっています。
 
全体の割合から見ても3車種の合計は10.7%となるため、高級車が盗難被害に遭うリスクは高い傾向にあるようです。盗難された場合の駐車場側による補償が難しいことから、高級車の利用を断っているといえます。
 

駐車場に「高級車お断り」の看板が掲げられているのは、いたずらや盗難のリスクがあるため

駐車場に「高級車お断り」の看板が掲げられているのは、いたずらや盗難のリスクを避けるためといった理由が考えられます。駐車場側で責任を負えない場合は、高級車が利用できないケースは多いようです。
 
もし高級車を利用するのであれば、対応した駐車場を探してみましょう。
 

出典

一般社団法人日本損害保険協会 第24回 自動車盗難事故実態調査結果
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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