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転職時に「希望年収」を聞かれ、低すぎる年収を伝えてしまいました…。現職と同程度の年収を希望しておくべきでしたか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年9月27日 4時20分

転職時に「希望年収」を聞かれ、低すぎる年収を伝えてしまいました…。現職と同程度の年収を希望しておくべきでしたか?

転職する際、希望年収をどの程度に設定するかは重要なポイントと考えられます。しかし、どのように決めればいいいか、どの程度の金額が妥当なのか悩む人もいるでしょう。   今回は転職時における希望年収の決め方とあわせて、希望年収を伝える際に注意すべきことをまとめました。

転職時の希望年収はどのように決めればいい?

転職時の希望年収を決める際のポイントとして、以下の2点を意識してみるといいでしょう。


・現職の年収を基準にする
・生活に必要な金額を計算する

それぞれの内容について、詳しく解説します。
 

現職の年収を基準にする

転職時の希望年収を決める際のポイントとして、現職の年収を基準にするのは一つの選択肢となります。株式会社アイデムが実施した「仕事探しに関する調査」によると、現職や相場と比較して高く希望を出した人の割合は19.5%、同程度とした人の割合は46.5%となっていました。
 
現在よりも低い年収を希望する人は34%となっており、半数以上の人が今の年収よりも下げたくないと考えているといえるでしょう。非正規雇用の場合は現職の年収と同程度を希望する人が約半数となっているため、雇用形態によっても違いがあるといえるでしょう。
 

生活に必要な金額を計算する

転職時の年収を決めるにあたって、生活に必要な金額を計算する人も多いようです。同調査では、全体の49.5%が「生活に必要な金額を考慮」と回答していました。
 
特に正社員を希望する人がこの回答をしている傾向にあり、65.4%が該当しています。非正規雇用の場合、45.8%の方が上記の回答をしており、「働ける時間を考慮」の回答が46.2%で最多となる結果でした。
 
また年齢別で見てみると、上記回答は40代が61%と最も多い割合を占めていました。次いで30代以下が54.8%となっており、半数以上が生活に必要な金額を考慮しているといえるでしょう。
 
対して50代や60代になると本回答をしている人の割合が減っているため、子どもが生まれたばかりや自立前にかかるお金が関係していると考えられます。
 
ただし、生活に必要な金額は人それぞれ異なるでしょう。そのため、まずは月の支出額を計算し、生活費にいくら必要なのかを計算する必要があるといえます。そのうえで貯金や今後のライフイベントなど、想定される支出も考慮して、希望年収を決めるのもいいでしょう。
 

転職時に希望年収を伝える際に注意すべきことはある?

転職時に希望年収を伝える場合は「なぜその年収を希望するか」を明確に伝えられるようにしましょう。前職の年収を基準にするのであれば、その旨を伝えておけば問題ないと考えられます。
 
もし前職からの年収アップを希望するのであれば、その根拠を示す必要があるでしょう。例えば、転職活動期間中に国家資格や専門的な資格を取得して、新しい職場で生かせる場合は、年収アップを目指せるかもしれません。
 
また、希望年収を聞かれた際、低すぎる年収を伝えるのは逆効果とされています。自己評価が低いと捉えられる可能性があり、結果としてスキル不足が疑われることから、転職そのものが失敗してしまうことがあるため注意しましょう。
 

転職するときの希望年収は前職の年収や生活に必要な金額を基に決める人が多い

転職をする際の希望年収の決め方は人によって異なるようですが、前職の年収や生活に必要な金額などを基にして決める人が多いようです。雇用形態や年齢によって何を重視するかが変わってくるため希望年収にも差は見られますが、もし決め方に悩んでいるのであれば、これらを基準にしてみてもいいでしょう。
 
なお、希望年収を伝える際は「なぜその年収を希望するか」の根拠を示せるようにしておくといいとされています。また、低すぎる年収を希望すると自信がないと捉えられる可能性もあるため、注意してください。
 

出典

株式会社アイデム 仕事探しに関する調査(PRTIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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