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妻から「冷蔵庫のドアを10秒以上開けないで」と言われます。そんな数秒で電気代は変わるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年9月28日 4時30分

妻から「冷蔵庫のドアを10秒以上開けないで」と言われます。そんな数秒で電気代は変わるのでしょうか?

冷蔵庫のドアを開ける時間が電気代に与える影響は、一見ささいなものと思われがちですが、実際にはどれほどの違いがあるのでしょうか。家族から「冷蔵庫のドアを10秒以上開けないで」と言われると、疑問に思う方もいるでしょう。   この記事では、冷蔵庫を10秒程度開けっ放しにしたときにかかる電気代を解説します。さらに、冷蔵庫を開けっ放しにしたことによる、電気代以外の影響についてもご紹介しています。なるべく電気代をおさえたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

冷蔵庫を10秒程度開けっ放しにしたときにかかる電気代

経済産業省の「家庭向け省エネ関連情報」によると、冷蔵庫を開けている時間が10秒違うと、年間で約190円の電気代の差が生まれるとされています。
 
一見するとそれほど節約効果は大きくはないように感じますが、家族が多く冷蔵庫を開ける回数が多い場合などは、消費電力量が増えるため電気代が高くなる可能性がある点には注意しましょう。
 
ただし、メーカーや機種などによってもかかる電気代には変動があるため、参考程度にしてください。
 

冷蔵庫の開けっ放しで起こりうるリスク

冷蔵庫を開けっ放しにした場合、電気代以外にいくつか注意点があります。ここでは3つのリスクについて解説します。
 

食材や食品の品質低下につながる

冷蔵庫のドアを開けると、冷蔵庫内に部屋の暖かい空気が入り込み、冷却機能が止まります。つまり、冷蔵庫にある食材や食品の温度が上がり、品質低下につながる可能性があるということです。
 
10秒といった短い時間では、すぐに食材や食品の品質低下につながらないと考えられますが、時間が経つと傷んでくる可能性があるでしょう。また、冷凍していた食品が半解凍状態になったり、食材の味や風味が落ちてしまったりする原因につながることもあります。
 
短い時間でも冷蔵庫を開けっ放しにすると、食材や食品の品質が低下するという意識は持っておくことが大切です。
 

冷却機能を低下させる可能性がある

冷蔵庫のドアを開けっ放しにするのは、冷却機能を低下させる可能性があります。
 
冷蔵庫のドアの開閉の回数が多かったり、開けっ放しにしていたりすると、部屋の暖かい空気が多く入り込み、冷蔵庫内の棚や壁に水滴がつきます。その水滴が急に冷やされることで結露が発生し、冷蔵庫を冷やすための機器に影響するため、冷やす機能を低下させる可能性があるでしょう。
 

故障する可能性がある

冷蔵庫のドアを開けっ放しにしていると、結果的に故障する可能性が高まります。
 
冷蔵庫のドアを数秒間開けっ放しにしても、直接の故障要因につながることはあまりありません。前述の通り、冷蔵庫内に水滴がつくことで冷やす機器にダメージが加わり、最悪の場合故障するケースもあるようです。
 
故障にまでいかなくても、冷蔵庫の機能が低下し、今までよりも電気代が多くかかってしまう可能性もあります。冷蔵庫のドアの開閉は、なるべく短い時間で行うように意識してみるとよいでしょう。
 

冷蔵庫を10秒程度開けっ放しにすると、年間で約190円の電気代が余計にかかる可能性がある

冷蔵庫を10秒間開けっ放しにした場合にかかる電気代は、年間で約190円となっています。さらに冷蔵庫を開けっ放しにした場合、中にある食材や食品の品質が低下したり、冷却機能が低下したりすることがあります。
 
冷蔵庫を開けっ放しにすることが必ずしも故障につながるとは言い切れませんが、冷却機器がダメージを受け、故障の原因になることもあるようです。冷蔵庫のドアの開閉は、なるべく短い時間で行うように意識してみましょう。
 

出典

経済産業省 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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