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知人は7月~9月の間、エアコンを点けっぱなしにしていたそうです。こまめに切っている場合と比べて、どれだけの電気代がかかっているのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年9月29日 2時40分

知人は7月~9月の間、エアコンを点けっぱなしにしていたそうです。こまめに切っている場合と比べて、どれだけの電気代がかかっているのでしょうか?

7~9月の気温が高い時期には、熱中症にならないためにも室温管理が大切です。エアコンを使用すれば室内の温度が快適に保てるため、中には1日中点けっぱなしで使っている人もいるでしょう。エアコンを使用する際に気になるのが、月々の電気代です。   本記事では、7~9月の間にエアコンを点けっぱなしにした場合とこまめに切った場合で電気代の差がどのくらいになるか算出するとともに、節電しながらエアコンを使用するポイントを紹介します。

エアコンの点けっぱなしとこまめに切る場合の電気代の差

ここでは、エアコンを24時間点けっぱなしの状態で3ヶ月間過ごす場合と、1日のうちに10時間だけエアコンを稼働させる場合の電気代を比較します。なお、電気料金の目安単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している31円/キロワットアワー(税込み)を使用します。また、エアコンの消費電力量は500ワットと仮定し、計算していきましょう。

●24時間点けっぱなしの場合:
500ワット÷1000×31円/キロワットアワー×24時間×90日=3万3480円/3ヶ月

●1日10時間のみの場合:
500ワット÷1000×31円/キロワットアワー×10時間×90日=1万3950円/3ヶ月

エアコンを24時間点けっぱなしにすると、1日10時間使用するよりも1万9530円高くなることが分かりました。ただし、日中の暑い時間帯にエアコンのスイッチをこまめにオンオフすると消費電力量が増える可能性があり、上記の計算よりもさらに電気代が高くなることが予想されます。
 

エアコンの電気代を節約するポイント

ここでは、エアコンの電気代を節約するポイントを紹介します。点けっぱなしによる電気代の負担を防ぎたいと考えている人はぜひ参考にしてください。
 

扇風機やサーキュレーターを併用する

部屋が広ければ、部屋全体にエアコンの冷気が行き渡らない場合があります。部屋全体を冷やすために設定温度を下げる人もいますが、扇風機やサーキュレーターを利用すれば部屋全体が涼しくなります。
 
エアコンの送風を背にしてサーキュレーターや扇風機を部屋に向けるようにすれば、設定温度を下げなくても部屋全体の室温を下げられるでしょう。
 

短時間の外出なら点けっぱなしにする

短時間の外出であれば、エアコンのスイッチは点けっぱなしにしておきましょう。エアコンは設定温度と室温の差が大きいほど電力を消費しやすくなります。外出するときにエアコンのスイッチを切ってしまうと、外出中に室温が上がり、帰宅後にエアコンをつけたときの電力消費が大きくなってしまいます。

ただし、室温が大きく変動しなければ消費電力も大きなものにはなりません。夜間の使用が不要であれば、エアコンを消して節電につなげてください。
 

断熱シートで外気の熱を防ぐ

外からの熱を防ぎ室内の冷気が逃げるのを防ぐためにも、断熱シートを活用しましょう。家の壁には断熱材が入っていることが多く、外気温の影響をあまり受けません。しかし、窓ガラスのサッシはアルミ製で作られているケースが多く、外の熱を簡単に通してしまいます。
 
そのため、エアコンで部屋の温度を下げても窓付近から涼しい空気が逃げてしまい、なかなか設定温度に到達しないことも多くあります。
 
一方、断熱シートを窓に貼っておくと、外の熱が通りにくくなり、エアコンの冷たい空気を保持してくれるでしょう。断熱シートとともにカーテンやブラインドをしっかり閉めておくことを意識すると、さらに断熱効果が上がります。
 

部屋の広さにあったエアコンを使用する

エアコンを効率よく稼働させるためには、室内の広さにあったエアコン選びが大切です。エアコンにはそれぞれ適切な畳数が設定されています。エアコンを購入する際は、設置したい部屋の大きさにあうものを選びましょう。
 
例えば、6畳用のエアコンを20畳の部屋で使用すると、エアコンの機能が追いつかず、設定温度までなかなか室温が下がりません。消費電力が大きい状態が長時間続いてしまうと、電気代がかさんでしまいます。
 

エアコンを3ヶ月間点けっぱなしにするとおよそ3万3480円かかる

エアコンを3ヶ月間つけっぱなしにすると、およそ3万3480円かかります。1日10時間過ごした場合は1万3950円になるため、24時間点けっぱなしを3ヶ月間続けると大きな出費になるといえます。暑い日が続き、エアコンを点けっぱなしにしておきたい人は、今回紹介した節電のポイントを実践して電気代を抑えましょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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