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外回り中、社用車をぶつけて「へこみ」が! 先輩に「お湯をかければ直る」と言われたけど、本当に直るの? 個人で修理に出すのはNG? 対応方法を解説

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月5日 4時30分

外回り中、社用車をぶつけて「へこみ」が! 先輩に「お湯をかければ直る」と言われたけど、本当に直るの? 個人で修理に出すのはNG? 対応方法を解説

外回りの営業社員に欠かせないツールの1つが「社用車」です。特に地方では会社同士が離れていて交通機関も少なく、営業社員が毎日のように運転して取引先を回ることも少なくありません。   気を付けて運転していても、社用車をぶつけてしまう物損事故が起こってしまうこともあるでしょう。そのため、「会社に黙って修理して良い?」と、気になったことがある営業職の人は多いのではないでしょうか? もし先輩から「お湯をかければ直るから大丈夫」と言われたら、どうしますか?   本記事では、車のへこみを自分で直せるのか、業者に修理を依頼する場合の相場、会社に内緒で修理に出して良いのかについて解説します。

社用車のへこみはお湯をかければ直る?

車をぶつけてへこませてしまった場合の修理方法として、「お湯をかける」という直し方を見聞きしたことがある人もいるのではないでしょうか?
 
ネット上では、熱湯を車にかけてへこみの修理を実践している動画も出回っています。筆者の営業社員時代にも同期が車に熱湯をかけようとして静止したことがあり、ネット上でも現実社会でも広く知られている方法です。
 
熱湯でへこみが直せるとされる理由は、「車のバンパーなどに使われる樹脂が熱湯で柔らかくなるため」です。熱湯をかけて樹脂の表面温度を上げ、内側から軽くハンマーでたたいたあとに冷却スプレーを吹きかけることを繰り返すとへこみが直る可能性があります。
 
ただし、この方法で修理が可能なのは、樹脂の部分にできた小さなへこみに限ります。ボディやドアの部分の金属は、樹脂よりも熱への耐性があり、熱湯をかけてもへこみを元に戻すのは難しいです。
 
社用車にへこみができたからといって、必ず熱湯で直せるわけではなく、へこんでしまった場所が金属だと熱湯で修理することは難しいでしょう。
 

業者に修理をお願いするときの修理費用はどのくらい?

自分で修理するのではなく業者に修理を依頼する場合、費用は「へこみの大きさ」や「依頼する店舗によって大きく異なります。
 
へこみの修理を頼める業者としては「板金塗装店」「カー用品店」「カーディーラー」「ガソリンスタンド」などがあり、料金設定はさまざまです。例えば、自社工場を持たずに外注しているディーラーの場合、カー用品店やガソリンスタンドよりも割高になりやすい傾向にあります。
 
参考までに、某カー用品店で展開している板金塗装では、以下のような施工事例があります。
 

・1ハンド(15センチメートル×15センチメートル)のへこみ傷:約4万5000円
・2ハンド(30センチメートル×15センチメートル)のへこみ傷1ヶ所:約5万5000円
・2ハンド(30センチメートル×15センチメートル)のへこみ傷2ヶ所:約6万3000円

 

こっそり修理に出すのはNG! 事故を起こしたら速やかに報告すること

へこみの大きさにもよりますが、4~6万円くらいの費用負担なら自分で修理して会社に秘密にしようと考えてしまう人もいるかもしれません。
 
しかし、たとえ自分で直せそうな小さな傷でも、必ず上司に報告しましょう。会社に内緒で修理したことが知られた場合、事故の隠ぺいをしたとして懲戒処分になる可能性もあります。
 
会社は、労働者が運転している社用車の事故に対する使用者責任が生じます。会社にも損害賠償義務が生じる可能性がある以上、素早く報告するのが鉄則です。運転に気を付けて事故を未然に防ぐことは大前提ですが、万が一の事故のときは物損でも人身事故でも、速やかに会社に連絡して指示を仰ぎましょう。
 

まとめ

社用車をぶつけてへこませることは、仕事で運転する会社員なら誰でも起こる可能性があります。正直に報告すれば始末書を書かされたり修理費用の一部を請求されたりするかもしれませんが、秘密にしたことがバレると最悪の場合は懲戒処分ということも考えられます。
 
万が一社用車をぶつけた際は、こっそり修理することは考えず、速やかに報告するようにしてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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