一人暮らしなのでほぼ「毎日シャワー」で掃除も週に1回程度です。毎日掃除をする人と比べたら費用はどれくらい安くなっているのでしょうか？

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月7日 4時30分

一人暮らしでシャワーしか使用していないため、あまりお風呂掃除は頻繁に行わないという方もいるでしょう。お風呂掃除の頻度が少なければ、水道代やガス代も少なくなるメリットはあります。しかし、お風呂は使っていくうちに水あかやせっけんかすをはじめとする汚れがたまるため、できるだけ掃除をするほうがよいでしょう。今回は、毎日お風呂掃除をしたときと週1回で掃除をしたときの費用差や、お風呂掃除の頻度などについてご紹介します。

毎日お風呂掃除をしているときと週1回掃除をしているときの費用差

今回は、水ではなくお湯を使ってお風呂掃除をしていると仮定して、以下の条件でお風呂掃除を毎日しているときと週に1回しているときの費用差を比較しましょう。

・お湯は22度から40度まで上げる
・ガス基準単位料金は東京ガス株式会社の東京地区等一般契約料金B表の130.46円／立方メートルを使用
・熱効率は80％
・発熱量は1万750キロカロリー
・ガス代の計算式は「上昇温度×使用湯量÷（熱効率×発熱量）×ガス基準単位料金（円／立方メートル）」
・水道代は東京都水道局が1リットルあたりの目安としている0.24円
・シャワーの使用量は1分で10リットル
・掃除をするときのシャワーの使用時間は5分
・1ヶ月（30日間）の費用差を比較

条件を基にすると、シャワーで1回掃除をするたびにガス代は「18度×50リットル÷（80％×1万750キロカロリー）×130.46円／立方メートル」の約14円です。毎日洗うと1ヶ月で約420円になります。また、水道代は「50リットル×0.24円」で1回約12円、1ヶ月約360円のため、掃除を1ヶ月毎日すると合計約780円です。

対して、1ヶ月のうち4回掃除したとすると「（ガス代が約14円＋水道代が約12円）×4回」なので、トータル約104円の費用が発生します。

毎日掃除をしたときと比べると、676円の差です。ただし、シャワーの使用時間やお湯の温度などによって金額差は変動します。

お風呂掃除の頻度はどれくらいがよい？

シャワーだけの場合でも水あかやせっけんかす、皮脂汚れなどがお風呂場にたまるため、できるだけ毎日の掃除は必要でしょう。ただし、本格的な掃除を毎日する必要はなく、お風呂終わりにサッと掃除できる範囲をするだけでもきれいに保てます。

特に、蛇口や浴槽には汚れが付着しやすいため、使用後はスポンジでこすってお湯で流しましょう。また、お風呂場全体にシャワーをかけておくと、残ったシャンプーや汚れを落とせます。掃除が終わったあとは換気扇を回したり窓を開けたりして乾燥させると、黒カビの予防も可能です。

また、天井や排水溝は月に1回程度のペースでしっかり掃除をしましょう。手間はかかりますが、放置をしたままだと黒カビやぬめり、ニオイの原因にもなり得ます。なお、カビ除去をしたいときは洗剤スプレーを使用しましょう。その際、手袋を忘れずに装着します。

もし普段から掃除をほとんどせずにいた結果、気付けばお風呂場があまりにも汚れてしまいどこから手を付けてよいのか分からないときは、掃除の専門業者を頼ることも方法のひとつです。

週1回の掃除だと、毎日掃除した場合と比べて月に約676円安く済む可能性がある

今回の条件では、毎日掃除したときと比べて週1回の掃除のほうが月に約676円安い結果でした。1年だと8000円以上の差になるため、掃除の頻度が少ないほうがよいように思う方もいるでしょう。

しかし、お風呂は掃除をしないと汚れが残りやすく、あとから掃除をすることが大変になります。残ったシャンプーを洗い流したり蛇口を軽くスポンジで磨いたりと、毎日こまめに掃除をしておくと、簡単にきれいな状態を保てるでしょう。

どうしてもお風呂掃除ができず、汚れもたまっているときは、専門業者の利用も検討が必要です。