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ふだん使用していない銀行からの「未利用口座管理手数料」の案内。このまま放置したらどうなるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月8日 2時10分

ふだん使用していない銀行からの「未利用口座管理手数料」の案内。このまま放置したらどうなるのでしょうか?

開設したままいつの間にか使わなくなった銀行口座がある場合、銀行から「未利用口座管理手数料のご案内」が届いて驚くかもしれません。   そもそも「未利用口座管理手数料」とは何なのか、どのような人に案内が届くのか、よく分からない人もいるでしょう。   本記事では、未利用口座管理手数料の内容や意味とともに、手数料の発生を防ぐ方法や、そのまま放置して残高がゼロになってしまった場合にどうなるのかを解説します。銀行から「未利用口座管理手数料」の案内が届いた方は、ぜひ参考にしてください。

「未利用口座管理手数料」とは?

未利用口座管理手数料とは、一定期間以上にわたって放置されている口座を対象に発生する手数料のことです。銀行が未利用口座管理手数料を導入する目的には、未利用口座の発生とその不正利用を抑止、口座利用者へのサービス維持・向上などが挙げられているようです。
 
例として、ある銀行では、2004年4月1日以降に新設された口座のうち、2年以上一度も預け入れや払い戻しがない普通預金口座を未利用口座として取り扱っているようです。その対象となった場合は口座名義人のもとへ文書にて案内を送付し、それでも一定期間取引がない場合は、年間1320円(税込み)の管理手数料が引き落とされます。
 
他にも、手数料の金額が年間1100円(税込み)であることや「口座保有者が18歳未満である場合は手数料が免除される」という記載があるなど、手数料の金額や対象となる口座の条件などは銀行によって異なるため、確認しておくといいでしょう。
 

「未利用口座管理手数料」の発生を防ぐ方法

未利用口座の対象となった場合、口座名義人のもとへその旨の案内が届きます。案内が届いてから一定期間内に入金や出金をすることで手数料の発生を防げる場合があるので、案内の内容をしっかり確認することが大切です。
 
また、残高1万円以上の口座は未利用口座の対象にならないという銀行もあるため、今後も利用を続けるのであれば、手数料発生の条件を確認しましょう。
 

放置して残高不足になった場合の対応は?

未利用口座管理手数料発生の案内が届いた後も入金や出金を行わず放置して手数料分の残高が不足した場合は、残高全額が手数料の一部として引き落とされたのち、口座は解約される可能性があります。
 
残高が不足した場合において「口座解約に関するお知らせや計算書は発送しません」という記載がある銀行もあるようです。このように、通知なく口座が解約されるケースもあるようなので覚えておくといいでしょう。
 
また、自動解約となった口座は再利用できなくなる場合もあるようです。通知が届いた際には、今後口座を利用する予定がないかどうかを考えたうえで、対処法を検討することをおすすめします。
 

案内が届いたまま放置すると口座が自動解約される可能性がある

銀行口座を一定期間以上使わずにいると、未利用口座管理手数料が発生する可能性があります。未利用口座の対象になる条件や手数料の金額などは銀行によって異なる場合もあるため、事前に確認しておいた方がいいでしょう。
 
手数料の発生を防ぐためには、通知が届いてから一定期間内に入金や出金を行う方法もあるようです。放置して残高不足になった場合は残高全額が手数料の一部として引き落とされ、口座は自動解約される可能性があります。
 
今後利用する予定のない口座であればそれでも問題ないかもしれませんが、利用する予定がある場合は出入金を行うなどして未利用口座から除外されるよう対策しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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