美容院で月1回白髪染めをしていますが、友人から「ヘアカラー専門店のほうが安いよ」と言われました。通っている美容院から変えるのは心苦しいのですが、そんなにお得なのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年10月10日 5時10分
近年は、ヘアカラー専門店、カット専門店などかつて1軒の美容院ですべて行っていたヘアケアの細分化が進んでいます。 ヘアカラーをこまめに行っている方のなかには、「美容院とヘアカラー専門店の両方を使い分けている」といった方もいるでしょう。その一方で、「美容院ですべてのヘアケアを行ったほうがトータルでは安くなるのでは?」と考える方もいるかもしれません。 そこで本記事では、ヘアカラー専門店と美容院でかかる費用の違いや使い分ける方法などを紹介します。
ヘアカラー専門店と美容院にかかる費用の差は?
美容院とは、カット・パーマ・ヘアカラーなどヘアケア全般を専門的に行う店です。一方、ヘアカラー専門店は、カラーだけを専門に行うお店です。カットやパーマは行わない代わりに、費用をおさえられるのがメリットです。
「できるだけ短時間でカラーをしてほしい」「費用をおさえてカラーをしたい」「ヘアカラーを自分でするのが苦手」といった方に一定の需要があり、近年は店舗が増えています。専門店のなかには、自分でカラー剤を持ち込んで施術してもらえるコースなどがあり、より費用をおさえられます。
ヘアカラー専門店は1000円代から
ヘアカラー専門店の料金は店によって異なりますが、相場の目安は「全体染め」が2500~3000円、「部分染めの料金」が1000~1500円程度です。カラーの種類や髪の毛の長さによって、値段が変わってくるでしょう。
所要時間も40~60分程度で、美容院で毛染めを行うよりかなり短時間です。そのため、値段をおさえたい方だけでなく、育児や仕事で忙しくヘアカラーの時間がなかなか確保できない方にも人気があります。
美容院はカットとヘアカラーで6000円代から
美容院も、店舗ごとにヘアカラーの料金は異なります。相場の目安は6000円代からで、カットやシャンプーを加えれば、1万円代になるケースもあります。美容院はヘアカラー専門店よりも料金は割高ですが、カットやシャンプーなどトータルでヘアケアをしてもらえます。
また、長年通っている美容院の場合、担当の美容師が髪の質や自分の好みを覚えていて、細かく指示する必要がないといったメリットもあります。このほか、美容師によってはヘアカラーについてのアドバイスをもらえるのもメリットです。
ヘアカラー専門店と美容院を上手に使い分けるには?
株式会社ファンくるが行った、「ヘアカラー専門店についての意識調査」(調査期間:2024年5月、調査対象:「ファンくる」に登録している全国のユーザー1022名)によると、ヘアカラー専門店を利用する方は50代以上が最も多く、満足した点は「価格」という調査結果が出ました。
その一方で、不満点は「技術・仕上がり」が最も多いという結果でした。しかし、満足した点でも挙げる方が多かったので、ヘアカラー専門店も美容院と同様に選び方が重要と考えてよいでしょう。
ヘアカラー専門店が向いている人の特徴
ヘアカラー専門店は、コストをかけずにヘアカラーをしたい方だけでなく、美容師との会話が苦手、できるだけ早くカラーを仕上げたいといった方にも向いています。
また、40~50代になると白髪が目立つようになり、「こまめに白髪を染めたいけれど、セルフで染めるとうまくいかない」といった方もヘアカラー専門店が向いているといえるでしょう。
美容院が向いている人の特徴
美容院はトータルでヘアケアが依頼できるので、カットをはじめとするカラー以外のヘアケアをしたいときにはおすすめです。また、美容院ではメッシュやウイービングなど技術が必要なヘアカラーを施術してもらえます。
時間をかけてゆっくりヘアケアをしたい方や、初めてヘアカラーをする方は、通っている美容院でアドバイスを受けながら、ヘアカラーをしたほうが満足いく仕上がりになるでしょう。
ヘアカラー専門店と美容院はニーズによって使い分けよう
ヘアカラー専門店を利用すれば、美容院でヘアカラーをするより安く、短時間で一定レベルのヘアカラーを行ってくれます。速さや価格、一定の仕上がりを求めている方はヘアカラー専門店の利用が適しているでしょう。
一方、美容院はヘアカラー専門店には行えないカット等のヘアケアや、髪全体の丁寧なカウンセリングなどをしてくれます。髪型や髪質に合ったカラーをしてほしい、自分の髪について詳しい美容師にカラーをしてほしいといった場合は、美容院の利用が適しています。
ヘアカラー専門店が増えた現在、利用する方の選択肢も増えました。口コミ等を参考に一定の時間をかけて選ぶと満足できる店を選べるでしょう。
出典
株式会社ファンくる ヘアカラー専門店についての意識調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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