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給料の振込口座を大手銀行にしていましたが友人から「ネット銀行のほうが何かと便利だよ」と言われました。何となく不安ですがどういうメリットがあるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年10月11日 4時40分

給料の振込口座を大手銀行にしていましたが友人から「ネット銀行のほうが何かと便利だよ」と言われました。何となく不安ですがどういうメリットがあるのでしょうか?

店舗へ来店しなくても、自宅や外出先などから残高照会や振り込みなどの手続きを完結できるネット銀行を活用する人も多くいます。通帳なしで利用できるので、管理や紛失・盗難の被害を避けられる点もメリットでしょう。また、手数料や金利が店舗型の銀行と比べて低く設定されています。   本記事では、ネット銀行の特徴や利用するメリット・デメリットについて解説しますので、参考にしてください。

ネット銀行はインターネット上で取引が完結可能

ネット銀行は、その名のとおり各種手続きをインターネット上で完結できます。店舗や独自のATMを持っていないため、手続きの際に来店する必要がありません。
 
注意点として、ネット銀行を使用するにあたってパソコンやスマートフォン、タブレットを用意してください。ネット銀行の専用サイトやアプリにアクセスする際には、インターネットに接続できる状態であることが前提だからです。
 

ネット銀行と大手銀行の違い

ネット銀行と店舗型の銀行はともに、入出金や融資などの取引を行えますが、営業時間や利用履歴の確認方法、金利・手数料などに違いが見られます。詳しい内容は、図表1を参考にしてみるとよいでしょう。
 
【図表1】

ネット銀行 店舗型の銀行
店舗窓口 なし あり
対面による手続きまたは相談 不可
※コールセンターや専用チャットを
使用して問い合わせ可能
可能
営業時間 原則として24時間/365日
(メンテナンス時間を除く)
9:00~15:00(月~金曜)が多い
※ATMの営業時間は銀行によって異なる
取引履歴の確認方法 Web上 通帳
金利 店舗型の銀行と比べて金額設定が高め ネット銀行と比べて金利設定が低め
手数料 店舗型の銀行と比べて金額設定が安め ネット銀行と比べて金額設定が高め

株式会社イオン銀行 タマルWeb「ネット銀行とふつうの銀行の違いは何? メリット・デメリット踏まえ選び方を徹底解説」をもとに筆者作成
 

ネット銀行を利用するメリット

ネット銀行を利用するメリットは以下のとおりで、利便性の高さやお得さが特徴です。

・窓口へ来店するための手間や時間がかからない
 
・手数料が安価に設定されている
 
・金利が高い傾向にある

以下で、それぞれのメリットについて解説します。
 

窓口へ来店するための手間や時間がかからない

店舗への来店が不要なネット銀行は、インターネットに接続できる環境さえあれば、24時間365日(メンテナンス時間を除く)いつでも利用できます。店舗へ来店するための時間を確保する必要がありませんし、店舗やATMで手続きを行うための待ち時間を気にせずに済みます。
 

手数料が安価に設定されている

ネット銀行は店舗型の銀行に比べて、振り込みATM利用手数料が安価に設定されている傾向です。手数料の金額はネット銀行によって異なり、一律ではありませんが、店舗型銀行と比較すると、振込先の金融機関や振込金額などの条件によっては、700円程度の金額差となるケースがあります。
 

金利が高い傾向にある

各種手数料だけでなく、普通預金や定期預金の金利が高く設定されていることもネット銀行を利用するメリットです。また、ネット銀行によっては残高がどのくらいあるのかで金利優遇を受けられたり、ポイント制度が充実していたりする場合があります。事前に条件のよいネット銀行を見つけたうえで口座開設を行ってみてもよいでしょう。
 

ネット銀行を利用するデメリット

ネット銀行を利用する際には、メリットだけでなく以下のようなデメリットがあることを理解しておきましょう。

・対面で相談できない
 
・紙の通帳が発行されない

ただし、事前にデメリットを理解したうえで申し込めば、適切な対策を検討したり取り入れたりできるでしょう。以下で、詳しく説明します。
 

対面で相談できない

ネット銀行は、店舗型の銀行とは異なり窓口の担当などに直接相談することができません。不明点があった場合は、自分で調べて対応する必要があります。ただし、ネット銀行では問い合わせ先のコールセンターやチャットを設けています。ネット銀行によっては受付時間が決まっており、すぐには難しいかもしれませんが、解決は可能です。
 

紙の通帳が発行されない

ネット銀行では、取引履歴をWebやアプリから確認できますが、店舗型の銀行とは違って紙の通帳が発行されません。
 
長期間にわたって金融機関との取引内容などの履歴を残したい場合は、紙の通帳が発行される店舗型の銀行を選んだほうがよいでしょう。ただし、新規口座で紙の通帳を作成する場合は、銀行によって550~1100円(税込み)程度の手数料がかかります。
 

メリットとデメリットを理解して自分に合うネット銀行を選ぼう

ネット銀行は店舗へ来店することなく、自分の都合のよい時間で取引を行えます。各種手数料が安い、金利が高く設定されているなど、お得に取引を行いたい人のニーズに合っています。ただし、メリットだけでなくデメリットもあるため、それらを正しく理解したうえで申し込み手続きを進めましょう。
 

出典

株式会社イオン銀行 タマルWeb ネット銀行とふつうの銀行の違いは何?メリット・デメリット踏まえ選び方を徹底解説
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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